『詐欺メール』『2023年7月19日お支払い金額のお知らせ – PayPayカード』と、来た件

見に覚えのない請求
※ご注意ください!
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速にをもっとうにご紹介しています。

このようなメールを受け取っても絶対に本文中のリンクをクリックしてはいけません!
リンク先は正規サイトを模した偽のコピーサイトで、フォームにアカウント情報や
クレジットカードの入力させそれらの情報を詐取しようとします。
被害に遭わないために絶対にリンクはクリックせず、どうしても気になる場合は
ブックマークしてあるリンクを使うかスマホアプリを
お使いになってログインするよう
心掛けてください!
また、気が付かずにログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。

★フィッシング詐欺解体新書★

300円の利用明細

PayPayカードから身に覚えのない請求が届きました。
それも300円…

もうお気づきですよね?
PayPayからのはずなのにメールアドレスがPayPayじゃない。
そうです、このメールはフィッシング詐欺メールと呼ばれるもので、悪意を持ってメールを発信し
リンク先でPayPayのアカウント情報に飽き足らず個人情報やクレジットカードの情報を盗み取ろうと
する詐欺メールです。

では、このメールを解体し詳しく見ていきましょう!
まずはプロパティーから見ていきましょう。

件名は『[spam] 2023年7月19日お支払い金額のお知らせ – PayPayカード』
ご承知の通り件名欄は、差出人が書き込むものですからいくらでも適当に記入できます。
この件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている
ものは全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに『迷惑メール』フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。

差出人は
『”PayPay支払い” <support@service.heirlom.cn>』
皆さんはご存じでしょうか?
この差出人欄は完全に自己申告制で、誰でもウソが書けるフィールド。
ですから、ここは信用できない部分です。

無い無い、いくら差出人名を『PayPay支払い』と書こうとも、PayPayが中国の国別ドメインを
使ったメールアドレスなんて…


サイバーアタックの攻撃元

では、このメールがフィッシング詐欺メールであることを立証していきましょうか!
まず、このメールのヘッダーソースにある”Received”を確認し調査してみます。
私が愛用のThunderbirdの場合、『表示(V)』⇒『メッセージのソース(O)』と進むと見られますよ。

Received:『from service.heirlom.cn (unknown [107.172.158.190])』

では、メールアドレスにあったドメイン”service.heirlom.cn”が差出人本人のものなのかどうかを
調べてみます。

これがドメイン”service.heirlom.cn”の登録情報です。
管理者名は、これらの調査で良く見掛ける私には読めない漢字を含む氏名の方です。
これによると”107.172.158.190”がこのドメインを割当てているIPアドレス。

Received”のIPアドレスと全く同じ数字なのでこのメールアドレスは、差出人ご本人さんのもので
間違いなさそうです。

Received”は、このメールが通過してきた各受送信サーバーが自身で刻む
自局のホスト情報です。
記載されている末尾の数字は、そのサーバーのIPアドレスになり、これを紐解けば差出人の素性が
見えてきます。
このIPアドレスを元に危険性や送信に使われたホスト情報とその割り当て地を確認してみます。

このIPアドレスを元に割り出した危険度は『脅威レベル:高』
その詳細は『サイバーアタックの攻撃元』表示とされています。

送信に利用されたのは、『ColoCrossing』と言うこれまた良く見掛けるプロバイダーです。

位置情報は、IPアドレスを元にしているので、かなりアバウトな位置であることを
ご承知いただいた上でご覧ください。

代表地点としてピンが立てられたのは、『カリフォルニア州交通局』付近です。
このメールは、この付近に設置されたメールサーバーを介して私に届けられたようです。


詐欺サイトはレンタルブログ上で運営か?!

では引き続き本文。

PayPayカードのご利用ありがとうございます
利用明細には最短2~3日後に反映されます。
金額:300円
日時:2023年7月19日
ご利用明細を確認する

このメールは詐欺メールですから詐欺サイトへのリンクが付けられています。
そのリンクは『ご利用明細を確認する』って書かれたところに付けられていて、
そのリンク先のURLとトレンドマイクロの『サイトセーフティーセンター』での
危険度評価がこちらです。

既にしっかりブラックリストに登録済みですね。
リンクへ移動してもサイトはブロックされるでしょう。

このURLで使われているドメインは”s.id”とえらく短いドメインですね。
このドメインにまつわる情報を取得してみます。

このドメインは、インドネシアのバンテン州タンゲランってところの方が管理されているようです。
このドメインを割当てているIPアドレスは”104.26.7.249
このIPアドレスを元にサイト運営に利用されているホスト情報とその割り当て地を確認してみます。

サイト運営に利用されているホストは『Cloudflare』

こちらもIPアドレスを元にしているので、アバウトな位置であることをご承知いただいた上で
ご覧ください。
地図上にピンが立てられたのは、カナダの『トロント市庁舎』付近。
この辺りに設置されたウェブサーバーに、リンク先の詐欺サイトは構築されているようです。

危険だと聞かされると余計に見に行きたくなるのが人間のサガ…(;^_^A
それを承知で、しっかりとセキュリティーの整った環境下で見に行ってみました。

『403』と書かれたエラーページですね。
届いてすぐに調査したにもかかわらずもう閉鎖してしまったのでしょうか?
HTTP403エラーは、閲覧禁止を示すエラーメッセージで、特定のアクセス者にページを表示する権限が
付与されず、アクセスが拒否されたことを示すものです。

どうやら『s.id』ってのはブログサイトを貸し出しているところのようです。
恐らくこの差出人は、このブログ内に詐欺サイトを構築したものの、管理者に感づかれてサイトが
アクセス禁止にされてしまったようです。


まとめ

サイトがアクセス禁止になったんでひとまずこのURLでの活動はできなくなりましたが
侮ることなかれ!
奴らはいくつものサイトを持っていてそのサイトを転々としながら悪事をはたらくのが常。
しばらくはPayPayからの利用明細メールは要注意です。

恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの
フィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;

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