「荷物のお届け情報確認のお願い」は佐川急便詐欺の最新版!日本郵便・ETCと着地IPが完全一致、3ブランド同時展開の同一グループと判明

HL-META: date=2026-09-05 | brand=佐川急便(なりすまし) | sender_geo=インド(住宅用DSL回線) | site_geo=日本(Tencent Cloud東京都渋谷区) | spf=fail | dkim=pass | cloaking=unknown

日本郵便・ETCに続き、今日3件目となる続報です。今回は佐川急便を騙るメールでしたが、調べれば調べるほど、先の2件との繋がりが濃くなっていきました。

【続報】「荷物のお届け情報確認のお願い」は佐川急便詐欺の最新版:3ブランド同時展開の同一グループと断定

Heartland-Lab (ハートランド・ラボ) 専門調査レポート

佐川急便を騙り、配達日時の確認を口実に偽サイトへ誘導する詐欺メールを再解析しました。着地インフラ・生成ツール・独自ヘッダーの構造が、同日に解析した日本郵便・ETC詐欺と完全に一致し、3ブランドを同時展開する同一グループの実態が浮かび上がりました。

緊急性レベル ★★★★☆ (4/5)
偽装工作精度 ★★★★★ (5/5)

※重要:本メールはHTML形式で配信されており、開封するだけでアクティブなアドレスとして攻撃者のリストに登録されるリスクがあります。文中のリンクは絶対にタップしないでください。

■ メールヘッダー解析(送信者情報)

件名:[spam]【重要】荷物のお届け情報確認のお願い

差出人表示名:佐川急便株式会社

送信元アドレス:Dorris@ssajapan.org(佐川急便とは無関係の第三者ドメイン)

送信元IP(Received-SPF client-ip):122.179.90.140(Bharti Airtel、AS24560/DSL・consumer=インド・マディヤ・プラデーシュ州ボパールの一般住宅向け回線)

SPF認証結果:Softfail(送信元ドメインの管理者自身が「このホストからの送信は推奨しない」と表明している状態)

受信日時:2026年9月5日 12:15

※メールヘッダー詳細は個人情報保護のため非掲載

ご覧の通り、このメールは佐川急便を装った真っ赤な偽物です。被害を未然に防ぐため、この解析結果を家族のLINEグループに転送して注意喚起してください。

※以下の内容は届いた詐欺メールを技術検証のために忠実に再現したものです。


佐川急便からのお知らせ

佐川急便会員様
お客様の荷物のお届けについて
平素より佐川急便をご利用いただき、誠にありがとうございます。

配送のお知らせ

お客様の荷物のお届け日時の確認が必要です。
配達のご都合をお聞かせください。

配送状況のご案内:
・配達日時のご確認
・不在だったため再配達の手配
・お受取日時のご指定

■ご確認手順
・下記ボタンより公式サイトにアクセス
・お問い合わせ番号を入力
・配達希望日時をご指定ください

[配達日時を確認する]

【メールサービスに関するご注意】
※掲載されている内容は、佐川急便をご利用のお客様を対象としております。
※不審なメールやリンクにご注意ください。佐川急便はお客様にメールで個人情報の入力を求めることはありません。
※当メール内容は予告なく変更される場合があります。ご了承ください。

【発行・運営】佐川急便株式会社
【お問い合わせ先】佐川急便カスタマーサービス 0120-000-000(24時間受付)

実際に届いたメールの表示画面(受信者情報は含まれません)

■ 送信ルート及び偽装判定

正規の佐川急便からのメールは公式ドメイン(sagawa-exp.co.jp等)から送信されます。本メールの送信ドメイン「ssajapan.org」は佐川急便とは一切関係のない第三者ドメインです。問い合わせ電話番号として記載されている「0120-000-000」も、実在しない体裁だけの数字とみられます。

HTMLソースには、これまでの2件(日本郵便・ETC)とまったく同じMSHTML 11.00.9600.16438という生成ツールの記述、そして受信者のメールアドレスを埋め込んだ独自の追跡用ヘッダーが確認できました。

💡「ここで!」3つの詐欺が「同じ犯人」と分かる理由

日本郵便・ETC・佐川急便、一見バラバラのブランドを騙る3通のメールですが、裏側の「作り」を比べると驚くほど共通点があります。誘導先サイトのIPアドレスが1文字も違わず完全一致していること、メールを作ったツールのバージョン表記が一言一句同じであること、そして受信者のメールアドレスをこっそり埋め込む独自の仕組みまで、名前を変えつつ同じ構造を使っていること。ブランドは変えても裏側の「金型」を使い回している状態で、これは同じ詐欺グループ、あるいは同じ詐欺キットを使う業者が3つの標的を並行して攻撃していることの強い証拠です。

■ フィッシングサイト詳細解析(極めて精巧な再現、そして即座の逃亡)

誘導リンク:
hxxps://aerling.dsfssyx.cn/emyvXZ/lginox

誘導先IP:43.165.167.152(Tencent Cloud、AS132203/東京都渋谷区のデータセンター所在地。同日確認した日本郵便・ETC詐欺の誘導先IPと完全一致

ウイルスバスター クラウドは、このURLを「脅威の種類:フィッシング」として既にブロック対象に登録していました。

ウイルスバスター クラウドが「フィッシング」として接続をブロック

ブロックを回避してアクセスすると、読み込み画面を経て、佐川急便の会員サービス「スマートクラブ」のログイン画面を精巧に再現した偽サイトが表示されました。

アクセス直後に表示される読み込み画面(多段階構成の一部)

【サイトの状態】:「Yahoo! JAPAN IDでログイン」の選択肢やDigicertの認証シールまで再現された、非常に精巧な偽ログイン画面でした。しかし取材時点から数分後には403エラーに変わっており、極めて短命な使い捨てサイトだったことが分かります。

佐川急便「スマートクラブ」を精巧に模した偽ログイン画面

わずか数分後、同じURLが403エラーに変化——即座の使い捨てを裏付ける証拠

■ 3/17記事との比較、そして本日3件の総括

2026年3月17日公開の同件名記事と比較すると、送信元・誘導先ともにインフラは全面的に入れ替わっています。加えて本日は、日本郵便を騙る詐欺ETCを騙る詐欺も同時に確認しており、この3件が着地IP・生成ツール・独自ヘッダー構造のすべてで一致しています。1つの詐欺キットが複数の公共サービス・物流ブランドを同時並行で騙っている実態が、これで裏付けられました。

■ 注意点と対処法

  1. メール内のリンクは絶対にタップしない:見た目が本物そっくりでも、URLは公式ドメインとは無関係です。
  2. ID・パスワードを入力しない:公式サイトへは、必ずブックマークや公式アプリから直接アクセスしてください。
  3. 「配達日時の確認」を急かす文言に注意:受信者を焦らせる文言は詐欺の典型的な手口です。
  4. 公式サイトを確認:荷物の状況は、必ず公式アプリまたはブックマークからアクセスしてご確認ください。

本レポートの結論

佐川急便を騙る詐欺メールで、非常に精巧な偽ログイン画面まで確認できました。さらに同日確認した日本郵便・ETC詐欺と着地IP・生成ツール・独自ヘッダーがすべて一致しており、1つの詐欺グループが3つのブランドを同時に使い分けている実態が明らかになりました。この記事のURLをコピーして、家族のLINEグループで『これ気をつけて!』と共有してあげてください。

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Data Provided by Heartland-Lab Security Research Unit
根拠データ参照元:ip-sc.net

使用配色テーマ:Amethyst

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