『詐欺メール』「【大切なお知らせ】NHKプラスアップグレードサービスお知らせ」と、来た件

NHKを騙る詐欺メールにご注意を
※ご注意ください!
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速にをもっとうにご紹介しています。

このようなメールを受け取っても絶対に本文中のリンクをクリックしてはいけません!
リンク先は正規サイトを模した偽のコピーサイトで、フォームにアカウント情報や
クレジットカードの入力させそれらの情報を詐取しようとします。
被害に遭わないために絶対にリンクはクリックせず、どうしても気になる場合は
ブックマークしてあるリンクを使うかスマホアプリを
お使いになってログインするよう
心掛けてください!
また、気が付かずにログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。

★フィッシング詐欺解体新書★

大切なお知らせとは?

「NHKプラス」への勧誘を騙るフィッシング詐欺メールが最近多く見られます。
今朝もこのようなメールが届きました。

どれも書かれている内容は同じ感じで、NHKプラスのメリットを謳いリンクのURLへ誘いこみ
カード情報を引き出そうとします。
だいたいNHKが一般市民のメールアドレスを知っていること自体がおかしいですよね?

では、このメールを解体し詳しく見ていきましょう!
まずはプロパティーから見ていきましょう。

件名は
「[spam] 【大切なお知らせ】NHKプラスアップグレードサービスお知らせ #617-7694986」
ご承知の通り件名欄は、差出人が書き込むものですからいくらでも適当に記入できます。

いつも書きますが、末尾の数字はいかにも管理番号のようにも見えますが、これはこのメールに
信憑性を持たせるために付けられたでたらめな連番です。

この件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている
ものは全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに「迷惑メール」フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。

差出人は
「NHKプラス <nhk@jmshamu.com>」
皆さんはご存じでしょうか?
この差出人欄は完全に自己申告制で、誰でもウソが書けるフィールド。
ですから、ここは信用できない部分です。

「NHK」さんには、”nhk.or.jp”って正規ドメインをお持ちです。
正規ドメインが有るのにそれ以外のこのようなでたらめなドメインを使ったメールアドレスで
ユーザーさんにメールを送るなんて信用問題に関わる大きな問題です。


IPアドレスは既にブラックリスト入り

では、このメールがフィッシング詐欺メールであることを立証していきましょうか!
まず、このメールのヘッダーソースを確認し調査してみます。
私が愛用のThunderbirdの場合、「表示(V)」⇒「メッセージのソース(O)」と進むと見られますよ。
ソースから抜き出した「フィールド御三家」がこちらです。

Return-Path: 「nhk@jmshamu.com」

”Return-Path”は、このメールが何らかの障害で不達に終わった際に返信される
メールアドレスです。
一般的には、差出人と同じメールアドレスが記載されますが、ここは誰でも簡単に
偽装可能なフィールドなのであてにできません。

Message-ID:「202207271420098545012@jmshamu.com」

”Message-ID”は、そのメールに与えられた固有の識別因子。
このIDは世の中に1つしかありません。
”@”以降は、メールアドレスと同じドメインか若しくはデバイス名が入ります。
ここも偽装可能で鵜呑みにはできません。

Received:「from mail4.jmshamu.com (mail4.jmshamu.com [107.175.222.167])」

”Received”は、このメールが通過してきた各受送信サーバーが自身で刻む
自局のホスト情報です。
ここに掲げた”Received”はこのメールが最初に通過したサーバーのもの。
すなわち、差出人が使った送信サーバーの自局情報。
記載されている末尾の数字は、そのサーバーのIPアドレスになります。

では、”Received”にあったドメイン”mail4.jmshamu.com”について調べてみます。

このドメインは、「Registrar URL: http://www.onamae.com」と書かれているので
どうやら「お名前.com」さんに依頼して取得されたようですね。

”107.175.222.167”がこのドメインを割当てているIPアドレス。
”Received”のIPアドレスも”107.175.222.167”ですからメールアドレスに偽装はありません。

「フィールド御三家」の中で一番重要なのは”Received”
これを紐解けば差出人の素性が見えてきます。
”Received”のIPアドレス”107.175.222.167”は、差出人が利用しているメールサーバーのもの。
このIPアドレスを元にその割り当て地を確認してみます。

IPアドレスを元にしているので、かなりアバウトな位置であることをご承知いただいた上でご覧ください。

ピンが立てられたのは、アメリカの「ワシントンD.C.」付近です。
よく見ると、このIPアドレスの持つ脅威レベルは「高」で、脅威の詳細は「サイバーアタックの攻撃元」
攻撃対象は「Web」とされていますから、悪意のある物として周知されているようですね。
このメールは、この付近に設置されたメールサーバーを介して私に届けられたようです。


直書きのURLはリンク偽装されています

では引き続き本文。

NHKのサービスをご利用いただきありがとうございます。

NHKがNHKプラスにアップグレードされました。
NHKアップグレードの内容を以下に説明させていただきます。
パソコンやスマートフォン、タブレットで、総合テレビやEテレの番組を放送と同時に視聴できます。
総合テレビやEテレの番組を放送後から1週間いつでも視聴できます。
見逃し番組をジャンルやテーマ別に並べ、番組を見つけやすくしました。
見逃し番組を、日付やチャンネル、キーワードで探すことができます。
放送受信契約のある方は追加の負担なくお使いいただけます。
アップグレードは無料で、契約を結んでいる人は誰でもアップグレードする必要があります。
今すぐアップグレードして、特別な特典をお楽しみください、6〜12か月利用可能放送受信料免除。
契約しているすべてのゲストはNHKプラスにアップグレードする必要があります。
お客様の状況に応じた手続の流れをご案内します。
以下のリンクをたどって、アカウントを登録またはアクティブ化してください。

————————
NHKのご利用手続きありがとうございます。
以下のURLをクリックし、アップグレード操作を実行します。

h**ps://plus.nhk.jp/upgrade/mypage?sourceid=ixrt6rbi(直リンク防止のため一部文字を変更しています)

NHKでは引き続きサービスの改善に努めてまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
————————

NHKプラスへの勧誘詐欺メールはいつもこのくだりですね。
少し見飽きてしまいました…(笑)

このメールは、フィッシング詐欺メールなので詐欺サイトへのリンクが付けられています。
そのリンクは、本文に直書きされていますが、これ実は大嘘!
実際にリンクを押してみるとThunderbirdからこのように警告が発せられました。

で、実際接続されるリンク先のURLがこちらです。

このサイトの危険性をトレンドマイクロの「サイトセーフティーセンター」で確認してみます。

このように既に危険サイトと認識されており、ブラックリストに登録済み。
そのカテゴリは「フィッシング」と書かれています。

このURLで使われているドメインは、サブドメインを含め”www.nhk.plus.blqx.shop”
このドメインにまつわる情報を取得してみます。

申請者は、アメリカアリゾナ州フェニックスにあるIT企業の「See PrivacyGuardia」
このドメインは、これもアリゾナ州フェニックスにあるレジストラ「NameSilo」に
取得依頼をされています。

このドメインを割当てているIPアドレスは”167.160.188.21”
このIPアドレスを元にその割り当て地を確認してみます。

ピンが立てられのは、詐欺サイトのメッカ、ロサンゼルス近郊のリトルトーキョーに程近い場所。
フィッシング詐欺サイトは、この付近に密集しています!
この辺りに設置されたウェブサーバーに、リンク先の詐欺サイトは構築されているようです。

危険と言われると見に行きたくなるのが人情と言うもの。
安全な方法でリンク先の詐欺サイトに調査目的で訪れてみました。
ここから先は、詐欺サイトなので絶対にマネしないでください!

開いたのは、「日本放送協会ID登録」と書かれたサイト。

ID登録の説明が書かれていて、最下段に「登録手続きへ」と書かれたボタンがあります。
押してみると、このようなページが開きました。

IDとパスワードの入力フォーム画面ですね。
適当に入力して最下段の「放送受信契約情報の入力へ」と書かれたボタンを押してみます。

今度は個人情報の入力フォームが表示されました。
次に進むボタンが「へ進む」だけになっちゃっていますね…(笑)
ここも適当に入力して先に進んでみます。

さて、いよいよクライマックスです。
詐欺師の欲しかった情報はこれですよこれ!
もちろんここは何も入力せずに閉じておきました。(笑)


おまけコーナー

このメールをHTML表示からテキスト表示に切換えてみました。
するとメールの末尾の方に見えていなかった文字があぶり出しのように見えてきました。

マーキングした部分がそれです。
1つ1つはちゃんと読めて意味も分かるので「ワードサラダ」ではなさそうですね。
それになぜ住所にマスクを掛けたのかは不明です。
なんか気持ち悪いですよね…(^▽^;)


まとめ

NHKさんのサイトを覗いてみましたが、しっかりとこのような「注意喚起」がされていました。
皆さんもくれぐれもご注意ください!

恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの
フィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;


 

こういった詐欺まがいのブラッキーなメールは、本文中のリンクをクリックしないことが大切!
そしてOS付随のセキュリティーは充てにせず、必ず自身でセキュリティーソフトを導入し
防御することが大切です。
丸腰の方、躊躇しないで「ポチっ」としてご安全に!(*^^*)

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