【注意】「Vポイント有効期限が迫っています」三井住友カードを騙る詐欺メール|偽hCaptchaから偽Vpassへ誘導

HL-META: date=2026-08-24 | brand=三井住友カード / VポイントPay | sender_geo=日本表示(Microsoft Corporation / AS8075) | site_geo=香港表示(Arosscloud Inc. / AS400619) | spf=pass | dkim=pass | cloaking=偽hCaptcha風中間画面を経由して偽Vpassログイン画面へ誘導

【注意】「Vポイント有効期限が迫っています」は詐欺|偽hCaptchaから偽Vpassへ誘導

Heartland-Lab(ハートランド・ラボ)専門調査レポート

「VポイントPay」の保有残高がまもなく失効すると焦らせ、「有効期限を更新する」ボタンへ誘導するフィッシングメールを確認しました。リンク先では人間確認を装う偽hCaptcha風画面を挟み、その後、本物そっくりのVpassログイン画面へ誘導されます。

緊急性レベル ★★★★★(5/5)
偽装工作精度 ★★★★☆(4/5)
送信元IP 20.210.240.1 / Microsoft Corporation / AS8075
誘導先 ojlkt.shop / 179.199.200.10 / AS400619
メール認証 SPF:Pass / DKIM:署名あり(mail26.oxeqlws.cn)
確認日 2026年8月25日

※メールヘッダー詳細は個人情報保護のため非掲載

このメールは三井住友カードの正規案内ではありません。
「ポイント失効」を理由に、VpassのID・パスワードを入力しないでください。

三井住友カードは、同社を装った不審なメールやSMSから偽サイトへ誘導する手口について注意喚起しており、カード番号などの個人情報をメールで聞くことはないと案内しています。届いたメールが不審な場合は、本文のリンクではなく公式サイトや公式アプリから確認してください。

1.「54,900ポイント失効」で焦らせる

件名は「Vポイント有効期限が迫っています|お早めにご利用ください」。本文ではVポイントPayの保有残高が54,900ポイントあり、有効期限が2026年8月25日だとして、失効前の手続きを促しています。

さらに「本通知受信後48時間」と期限を重ね、考える時間を与えずクリックさせる構成です。ポイント残高、会員ID、通知番号、発行日時まで具体的に記載し、本物らしさを演出しています。

VポイントPay
ポイント失効までお早めのお手続きをお願いいたします

保有残高:54,900 pt
有効期限:2026年8月25日
お手続き期限:本通知受信後48時間

[有効期限を更新する]

実際に届いたメール。ポイント残高と期限を大きく表示し、「有効期限を更新する」へ誘導しています。

2.差出人は三井住友カードを名乗るが、実体は中国系ドメイン

表示上の差出人は「三井住友カード 会員サポート」ですが、実際の送信元は mail26.oxeqlws.cn 配下です。三井住友カードの正規ドメインではありません。

送信元IPは 20.210.240.1。調査結果ではMicrosoft Corporation / AS8075のホスティング基盤として観測されました。

SPFはPass、DKIMも mail26.oxeqlws.cn で署名されています。しかし、これはoxeqlws.cn側の認証が成立しているだけで、三井住友カード公式から送られたことを意味しません。

SPF Passでも本物とは限りません: 認証されたドメインと、メール本文で名乗っている企業が一致しているかを見る必要があります。

3.不審な添付ファイル「smbc.uxe」まで付いている

今回のメールには smbc.uxe という不審な添付ファイルも付いていました。通常の文書・画像ファイルでは見かけない拡張子であり、メール本文のリンクとは別に、添付ファイル側にもリスクが存在します。

Heartland-Labでは安全のため、この添付ファイルを開封・実行していません。内容を確認するためだけに実行する行為も避けるべきです。

4.最初に出るのは「I’m not a robot」――偽hCaptcha風の中間画面

リンクを開くと、すぐにVpassログイン画面が出るのではなく、まず「I’m not a robot」と表示された人間確認画面が現れました。

本物のhCaptchaを思わせる見た目ですが、こうした中間ページを挟むことで利用者の警戒心を下げたり、自動解析を避けたりする可能性があります。ただし、今回の観測だけで具体的な実装目的までは断定しません。

リンク先で最初に表示された「I’m not a robot」の確認画面。

5.その先に本物そっくりの偽Vpassログイン

人間確認を通過すると、三井住友カードのVpassを模したログイン画面が表示されました。VpassIDとパスワードの入力欄があり、ここで認証情報を盗み取ることが目的と考えられます。

画面デザインはかなり精巧ですが、ブラウザのURLは三井住友カードの正規ドメインではありません。見た目だけではなく、アドレスバーまで確認することが重要です。

最終的に表示された偽Vpassログイン画面。見た目は本物にかなり近く作られています。

6.誘導先 ojlkt.shop のネットワーク情報

項目 確認結果
ドメイン ojlkt.shop
観測IP 179.199.200.10
ASN AS400619 / AROSS-AS
組織 Arosscloud Inc. / Uscloud Inc.
IP位置表示 香港
NS A11.SHARE-DNS.COM / B11.SHARE-DNS.NET

WHOIS調査では、レジストリが所有者情報を通常形式で公開しておらず、DNS情報を中心に確認できる状態でした。IP位置情報はサーバー・ホスティング側の観測値であり、攻撃者本人の所在地を示すものではありません。

ojlkt.shop のWHOIS / DNS調査結果。

7.送信基盤と誘導先は別インフラ

役割 送信元 誘導先
IP 20.210.240.1 179.199.200.10
ASN AS8075 AS400619
事業者 Microsoft Corporation Arosscloud Inc.
役割 メール送信 偽Vpass配信

送信にはMicrosoft系インフラ、フィッシングページ配信には別ホスティング基盤が使われていました。正規クラウドやホスティングサービスのIPが見えても、そのサービス自体が攻撃を行っているわけではありません。

8.三井住友カード公式の案内

三井住友カードは、不審なメール・SMSをチェックできる公式ページを公開しています。また、公式から送るメールではカード番号などの個人情報を聞くことはなく、不審なサイトでは絶対に入力しないよう案内しています。

公式サイトでは、Vpassログイン画面に似せた偽サイトへ誘導するフィッシング事例も紹介されています。今回の観測と非常によく一致する手口です。

三井住友カード公式:不審なメール・SMSのチェックページ

注意点と対処法

  • 「ポイント失効」「48時間以内」などの期限表示に焦らされても、メール内リンクを開かない。
  • SPF PassやDKIM署名だけで正規メールと判断しない。
  • 「I’m not a robot」などの確認画面が出ても、その前のURLが正規か確認する。
  • VpassのID・パスワードは、メールから開いたページへ入力しない。
  • 不審な添付ファイルは絶対に開封・実行しない。
  • 確認が必要な場合は、三井住友カード公式アプリまたは自分で開いた正規サイトからアクセスする。

今回の結論

「ポイント失効」で焦らせるだけでなく、偽hCaptcha風画面を挟んでから精巧な偽Vpassへ誘導する、かなり手の込んだフィッシングでした。メールの差出人表示やSPF Passだけで安心せず、最終的にアクセスしているURLを確認することが重要です。

ご家族やご友人にも共有し、「Vポイント失効メールからVpassへログインしない」を広めてください。

Data Provided by Heartland-Lab Security Research Unit

ネットワーク情報:Heart提供の調査結果を参照

使用配色テーマ:Deep Green × Coral(PRIMARY #004731 / ACCENT #e2574c)

      🛡️ Heartland 管理者が推奨する「究極の対策セット」  

          ① 【最強の物理防壁】YubiKey 5 NFC  🔑

パスワードが盗まれても、物理的な「鍵」がない限りログインさせない究極の対策です。

Amazonで詳細を見る

          ② 【定番の安心】ウイルスバスター クラウド 3年版  🛡️

巧妙な詐欺サイトを自動で検知・ブロック。手間をかけずに守りたい方に最適です。

Amazonで詳細を見る