『Tfas』クイック断面の立上りが遅い時の対処

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空レイヤーが多いんじゃない?

今回はまたマニアックなお話で申し訳ないです。

私、仕事でTfasと言うCADを使って図面を描いています。
図面を描く上で様々なデーターを参照したり貼り付けたりして行くのですが、以前書いたようにCADにはレイヤーやシートと言う画層があります。
画層とは土台となる背景の上にラップのような透明なフィルムのようなものをイメージしてください。
この画層はそれぞれ重ねることができ非表示にしたりマスク(編集不可)にすることもできます。
レイヤーと言う画層は古くから使われており、一般的なCADではこのレイヤーを主に画層として管理しおり、作図の際にオブジェクト単位で自動で振分けられるのでオブジェクトが多いとそれに比例してレイヤーの数もおのずと増えてきます。
また、レイヤーは種類の違うCADでも相互に互換があるので、複写の際その情報は自動で取込まれてきます。

私の使うTfasではレイヤーよりEXCELのように画面下端のタブを使って直感的に管理できるシートと言う画層があり、操作が簡単なのでシートを主に使うユーザーが殆どでレイヤーを積極的に管理しているユーザーはおそらく少ないものだと思います。
先にも書きましたがレイヤーは違うCADから受取ったファイルのレイヤーも複写の際に自動的に持ってきてしまうので何度か複写しているうち増える上に、レイヤーはオブジェクトを削除してもレイヤーは自動では消されないので複写や削除などの作業を繰り返すうちに膨大な数が知らず知らずのうちに膨れ上がっていきます。
こうなってくると図面のボリュームが大したことが無いのに何故かCADの動作が緩慢でクイック断面の立上りが遅くストレスを感じるなんてことが時々発生します。
そんな時は一度レイヤーの設定画面を表示させ図形の無い空レイヤーを削除すると緩慢だった動作が元に戻りサクサク断面を起こすことができるようになります。

クイック断面の立上りが遅い原因は他にも考えられますが、図形の少ないのにクイック断面の立上りが遅いと感じた際はお試しください。

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