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『詐欺メール』「【VISAカード】重要なお知らせ」と、立て続けに来た件

メールボックスがVISAまるけ!!
※ご注意ください!
当エントリーは迷惑メールの注意喚起を目的とし、悪意を持ったメールをご紹介しています。
このようなメールを受け取っても絶対に本文中のリンクをクリックしてはいけません!
リンク先は正規サイトを模した完全コピーした偽サイトで、フォームにアカウント情報を
入力させアカウント情報を詐取します。
ですから被害に遭わないために絶対にリンクはクリックせず、どうしても気になる場合は
ブックマークしてあるリンクを使うかスマホアプリを
お使いになってログインするよう
心掛けてください!
 

開封確認を求める詐欺メール

ほんの少し目を離した隙にこのざまです。

ものの30分ほどの間に「【VISAカード】重要なお知らせ」と言う件名で立て続けに4通の
フィッシング詐欺メールが到着…(-_-;)
ほんと私のメールアドレス、どうかしちゃっています…
このVISAを騙った詐欺メール、どれもすべて開封確認を送信するか問い合わせが。

詐欺メールで開封確認って時々あるけど、犯人って開封されたかどうかそんなに
気になるんでしょうか?(笑)

中身はどれも同じでこんな感じです。

件名は
「[spam] 【VISAカード】重要なお知らせ783」
783は連番スタンプだと思われます。
”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いているものは
全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに「迷惑メール」フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。

差出人は
「”VISA認証” <vpass@visa.co.jp>」
確かに”visa.co.jp”はVISAカードさんの正規ドメインですが、件名の”[spam]”が示す通り
このメールは詐欺メールですから当然偽装されています。


ロシアから送信!?

では、このメールのヘッダーソースを確認し調査してみます。
ソースから抜き出した「フィールド御三家」がこちらです。

Return-Path: 「<info@dsassxw45.com>」

あらあら、もう既にボロが出ちゃってますね。
visa.co.jp“じゃなかったんですね(笑)
Return-Path”は、このメールが何らかの障害で不達に終わった際に返信される
メールアドレスです。
一般的には、差出人と同じメールアドレスが記載されますが、ここは誰でも簡単に
偽装可能なフィールドなのであてにできません。

Message-ID:「<20211217090314141375@dsassxw45.com>」

Message-ID”は、そのメールに与えられた固有の識別因子。
このIDは世の中に1つしかありません。
”@”以降は、メールアドレスと同じドメインか若しくはデバイス名が入ります。
ここも偽装可能で鵜呑みにはできません。

Received:「from mail0.dsassxw45.com (unknown [91.215.153.46])」

Received”は、このメールが通過してきた各受送信サーバーが自身で刻む
自局のホスト情報です。
ここに掲げた”Received”はこのメールが最初に通過したサーバーのもの。
すなわち、差出人が使った送信サーバーの自局情報。
記載されている末尾の数字は、そのサーバーのIPアドレスになります。

では、このIPアドレスを使ってそのサーバーの位置情報を拾ってみましょう!

ロシアの黒海に面した「シンフェロポリ」って街が示されました。
もちろんピンポイントではなくおおよその位置ですが。
こんなところに設置されたサーバーからVISAに成りすまして詐欺メールを送っているんです。


ログインもさせずにカード情報を聞き出す!?

そして本文は第三者の不正利用を騙ったものでよく見かける内容。

VISAカード 】利用いただき、ありがとうございます。
このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、
誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。

つきましては、以下へアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。
お客様にはご迷惑、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。
何卒ご理解いただきたくお願い申しあげます。
ご回答をいただけない場合、カードのご利用制限が継続されることもございますので、
予めご了承下さい。

■ご利用確認はこちら

ご不便とご心配をおかけしまして誠に申し訳ございませんが、
何とぞご理解賜りたくお願い申しあげます。

この本文に付けられた詐欺サイトへのリンクはピンクで示した2か所。
そのリンク先のURLがこちらです。

やっぱり中国ドメインですか…多いですよね詐欺サイトに中国ドメインって。
このドメイン”sidtf.cn”付いて調べてみました。

読めない漢字二文字の氏名の方が持ち主です。
割り当て地を確認してみるとアメリカイリノイ州と表示されました。

この地で運営されている詐欺サイトに行ってみます。

えっ!? ド直球ですね、ログインもせずに直接ですか?!
余りにもそれはあり得ないでしょ~(笑)


まとめ

またもや中国絡みの詐欺メールでしたね。
それにしてもログインページも表示せず直接カード情報を聞き出そうとするのには
参りました。
これじゃセキュリティーも何もあったもんじゃありませんよ。(;^_^A

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;


こういった詐欺まがいのブラッキーなメールは、本文中のリンクをクリックしないことが大切!
そしてOS付随のセキュリティーは充てにせず、必ず自身でセキュリティーソフトを導入し
防御することが大切です。
丸腰の方、躊躇しないで「ポチっ」としてご安全に!(*^^*)

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