『詐欺メール』「[spam] ヨドバシ・ドット・コム:注文確認済み」と、来た件

手を変え品を変え
※ご注意ください!
当エントリーは迷惑メールの注意喚起を目的とし、悪意を持ったメールをご紹介しています。
このようなメールを受け取っても絶対に本文中のリンクをクリックしてはいけません!
リンク先は正規サイトを模した完全コピーした偽サイトで、フォームにアカウント情報を
入力させアカウント情報を詐取します。
ですから被害に遭わないために絶対にリンクはクリックせず、どうしても気になる場合は
ブックマークしてあるリンクを使うかスマホアプリを
お使いになってログインするよう
心掛けてください!
 

コンテンツを注文する

「ヨドバシ.com」さんに成りすましフィッシング詐欺を行おうとするメールが届きました。

どことなく日本語遣いがおかしなメール。
コンテンツを注文する】って”ご”を使うのもおかしいですが、「コンテンツ」つて
言いますかね?

件名は
「[spam] ヨドバシ・ドット・コム:注文確認済み」
”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いているものは
全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに「迷惑メール」フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。

差出人は
「”Yodobashi” <iwama@mmww.jp>」
私もヨドバシさんでちょいちょい買い物をしますが、送られてくる差出人名と
メールアドレスはいつも「ヨドバシ・ドット・コム <otodoke@yodobashi.com>」です。
因みにこのドメイン”mmww.jp”を割当てているIPアドレスはこのように出ました。

このIPアドレス”153.126.209.191”。
覚えておいてください。


偽装アドレスを暴く

ソースから抜き出した「フィールド御三家」がこちらです。

Return-Path: 「<iwama@mmww.jp>」

Return-Path”は、このメールが何らかの障害で不達に終わった際に返信される
メールアドレスです。
一般的には、差出人と同じメールアドレスが記載されますが、ここは誰でも簡単に
偽装可能なフィールドなのであてにできません。

Message-ID:「<51DB7264E7FEB8A86E14A060A5F77A11@djcchmt>」

Message-ID”は、そのメールに与えられた固有の識別因子。
このIDは世の中に1つしかありません。
”@”以降は、メールアドレスと同じドメインか若しくはデバイス名が入ります。
ここも偽装可能で鵜呑みにはできません。

Received:「from djcchmt (unknown [156.247.10.247])」

Received”は、このメールが通過してきた各受送信サーバーが自身で刻む
自局のホスト情報です。
ここに掲げた”Received”はこのメールが最初に通過したサーバーのもの。
すなわち、差出人が使った送信サーバーの自局情報。
記載されている末尾の数字は、そのサーバーのIPアドレスになります。

さっき覚えておいてくださいと書いたIPアドレスは”153.126.209.191”でしたね。
ここに書かれているIPアドレスと異なっていますから差出人として書かれていた
メールアドレスは偽装と言うことになります。

では、このIPアドレスを使ってそのサーバーの位置情報を拾ってみましょう!

このIPを利用している場所は「アメリカ・カリフォルニア州・ロサンゼルス」と出ました。
この地に設置されたメールサーバーからこのメールは送られてきたことになります。


余り丁寧すぎるのもね

では、本文。

お客 様

ヨドバシドットコムをご利用いただきありがとうございます。
注文は確認済みです。 それがあなた自身の操作であるかどうかを確認してください。
そうでない場合は、以下のリンクをクリックして本人確認を行い、アカウントを
保護してください。

【ごコンテンツを注文する】
———————————————————–
・注文番号: 594199302-23497773-819
・店舗受付日時: 2021/12/5
・お支払い方法: クレジットカード決済
———————————————————–

【ご会員ID】
———————————————————–
・会員ID : ○○○@○○○.○○○
———————————————————–

第三者の不正利用を騙った内容です。
「ごコンテンツ」に「ご会員ID」…あまりにも丁寧すぎるとかえって疑われますよ。(笑)

この後「お支払い方法を更新してください」と書かれた後に直書きのURLが記載されています。

そのリンク先のURLがこちら。

このドメインについて調べると割当てているIPアドレスは”155.94.205.217”と分かりました。

このIPアドレスを元に使われている場所を特定してみると。
先程と同じように「アメリカ・カリフォルニア州・ロサンゼルス」と出ました。

このURLを使っているサイトはこんな感じでヨドバシさんの偽サイトでした。


まとめ

あれやこれや手を変え品を変えて送り付けてくるフィッシング詐欺メールが後を絶ちません。
ショッピングサイトやクレジットカードからのメールは特に注意が必要です!

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;


こういった詐欺まがいのブラッキーなメールは、本文中のリンクをクリックしないことが大切!
そしてOS付随のセキュリティーは充てにせず、必ず自身でセキュリティーソフトを導入し
防御することが大切です。
丸腰の方、躊躇しないで「ポチっ」としてご安全に!(*^^*)

迷惑メールカテゴリの最新記事