異常が発生?!本日3つ目の詐欺メールをご紹介…(;^_^A アマゾンの割には白黒で気の無いメールです。 見えますでしょうか? 最後の”.” これは何を意味するものでしょうか? (笑) 件名は 「[spam] 【アマゾン】注文に異常が発生しました」 余りにストレート、もう少し考えた件名にすれば良いのにね。 ”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。 このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いているものは 全て迷惑メールと判断されたもの。 うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと 否応なしに「迷惑メール」フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。 差出人は 「”Amazon.co.jp” <account-update@amazon.co.jp>」 アマゾンから送られてきたように偽装されています。 では、このメールのヘッダーソースを確認し調査してみます。 ソースから抜き出した「フィールド御三家」がこちらです。 Return-Path: 「<bsrgt@amazon.co.jp>」 ”Return-Path”は、このメールが何らかの障害で不達に終わった際に返信される メールアドレスです。 一般的には、差出人と同じメールアドレスが記載されますが、ここは誰でも簡単に 偽装可能なフィールドなのであてにできません。 | Message-ID:「 <A37FD5D87C5692897CD4A10C7DFD4BE2@amazon.co.jp>」 ”Message-ID”は、そのメールに与えられた固有の識別因子。 このIDは世の中に1つしかありません。 ”@”以降は、メールアドレスと同じドメインか若しくはデバイス名が入ります。 ここも偽装可能で鵜呑みにはできません。 | Received:「from amazon.co.jp (v160-251-38-170.bzpp.static.cnode.io [160.251.38.170])」 ”static.cnode.io”とあるので詐欺メールのご常連さんです。 ”Received”は、このメールが通過してきた各受送信サーバーが自身で刻む 自局のホスト情報です。 ここに掲げた”Received”はこのメールが最初に通過したサーバーのもの。 すなわち、差出人が使った送信サーバーの自局情報。 記載されている末尾の数字は、そのサーバーのIPアドレスになります。 |
ご常連なのでやるまでないのですが、初めての方もいらっしゃるかもしれないので儀式として では、このIPアドレスを使ってそのサーバーの位置情報を拾ってみましょう! 例によってGMOユーザーです。 ヤバいのは脅威の危険度が「高」ってところ。 脅威の詳細は「メールでのサイバーアタックの攻撃元」
コピーサイトは違法行為味気の無い本文がこちら。 宛先に異常が発生しました。注文配送に影響が生じる可能性があります。 アカウント情報を補充して問題を解決してください ご利用確認はこちら: |
「ご利用確認はこちら」と書かれた後ろに詐欺サイトへのリンクが付けられています。 そのリンク先のURLがこちら。 繋いでみるとAmazonのログイン画面が表示されました。 もちろんこれは詐欺サイトなので悪意を持ってコピーされたページです。 サイトのコピーは違法行為なので犯罪です!
まとめ月曜の朝は、詐欺メールの処理で大忙し。 これ以外にもETCやヨドバシを騙ったものなどがいくつも届いており もう私は朝からお腹一杯です。(;^_^A いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^; |