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『詐欺メール』『【3日限定】現金20,000 円プレゼントをゲットしに来てください!』と、来た件

3日間限定らしいので急がないと!(笑)
※ご注意ください!
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし悪意を持ったメールを発見次第
できる限り迅速にをもっとうにご紹介しています。

このようなメールを受け取っても絶対に本文中のリンクをクリックしてはいけません!
リンク先は正規サイトを模した偽のコピーサイトで、フォームにアカウントやクレジットカードの情報を
入力させそれらの情報を詐取しようとします。
被害に遭わないために絶対にリンクはクリックせず、どうしても気になる場合はブックマークしてある
リンクを使うかスマホアプリを
お使いになってログインするよう心掛けてください!
また、気が付かずにログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早くパスワードの変更や
クレジットカードの利用停止を行ってください。

★フィッシング詐欺解体新書★

いつまで続く?

相も変わらず毎日必ず送られてくる『マイナポイント第2弾』を騙った詐欺メール。
今回は3日間限定だそうです(笑)

期限が日に日に伸びていくこのメール、今回は11月10日らしいです。
本来は9月末で締め切られたキャンペーンです。(;^_^A

では、このメールを解体し詳しく見ていきましょう!
まずはプロパティーから見ていきましょう。

件名は『[spam] 【3日限定】現金20,000 円プレゼントをゲットしに来てください!』
ご承知の通り件名欄は、差出人が書き込むものですからいくらでも適当に記入できます。
この件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている
ものは全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに『迷惑メール』フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。

差出人は
『”マイナポイント第2弾” <cjk-7710ksz@id.apple.com>』
皆さんはご存じでしょうか?
この差出人欄は完全に自己申告制で、誰でもウソが書けるフィールド。
ですから、ここは信用できない部分です。

マイナポイントは、総務省が管轄しているので本来なら総務省のドメイン”soumu.go.jp”が
使われているはずなのにこのメールアドレスではなぜだかApple社のドメインが使われています。
まさかApple社が総務省のメール代行を行っているとは思えないのでこのアドレスは偽装です。

最近マイナポイントのメールに限らず最近の詐欺メールではこのように”id.apple.com“と言う
Appleのドメインが使われたメールアドレスが多く見られますので、Apple社から以外から届いた
メールでこのドメインを使われたものは全て悪意のあるものだと判断した方が良さそうですね。


差出人の本当のドメインは?

では、このメールが悪意のあるメールであることを立証していきましょうか!
まず、このメールのヘッダーソースにある”Received”を確認し調査してみます。
私が愛用のThunderbirdの場合、『表示(V)』⇒『メッセージのソース(O)』と進むと見られますよ。

Received:『from mail0.ihg279.com (unknown [112.196.222.237])』

ここには”mail0.ihg279.com”なんてまた別のドメインが書かれていますが、恐らくこれが差出人の
本当のドメインだと思われます。

Received”は、このメールが通過してきた各受送信サーバーが自身で刻む自局のホスト情報です。
ここに掲げた”Received”はこのメールが差出人から送信された後最初に通過したサーバーのもので
すなわち差出人が使った送信サーバーの自局情報です。
末尾の4つに区切られた数字の集まりはIPアドレスと呼ばれるいわばインターネット上の住所や電話番号で
同じ数字の集まりは世界中に1つしかありません
でもこの数字の集まりじゃあまりにも煩雑でわかりにくいので、それに文字を割り当て分かり易くした
ものがドメインと呼ばれるものです。

では、”Received”にあったドメイン”mail0.ihg279.com”が差出人本人のものなのかどうかを
調べてみます。

これがドメイン”mail0.ihg279.com”の登録情報です。
これによると”112.196.222.237”がこのドメインを割当てているIPアドレス。

Received”のIPアドレスと全く同じ数字なのでやはりこの差出人の本当のドメインは”mail0.ihg279.com”で
間違いなさそうです。

Received”に記載されている末尾の”112.196.222.237”は、そのサーバーのIPアドレスになり
これを紐解けば差出人の素性が見えてきます。
このIPアドレスを元に危険性や送信に使われた回線情報とその割り当て地を確認してみます。

このIPアドレスを元に割り出した危険度は『脅威レベル:高』
その詳細は『サイバーアタックの攻撃元』表示とされています。

送信に利用されたのは、『Cloud Information Technology (Intl) Telecom Group LIMITED』と言う
プロバイダーです。

位置情報は、IPアドレスを元にしているので、かなりアバウトな位置であることを
ご承知いただいた上でご覧ください。

代表地点としてピンが立てられたのは、隣国韓国の『水原市』付近です。
このメールは、この付近に設置されたメールサーバーを介して私に届けられたようです。


中国に立てられたサイトは既に遮断済み

では引き続き本文。

【マイナポイント第2弾】現金20,000 円プレゼントをゲットしに来てください!
マイナポイント第2弾は、20,000 円相当のマイナポイントを提供しています。
QRコード決済や電子マネーなどのキャッシュレス決済サービスで利用できるマイナポイント
このプログラムは、マイナンバーカードの利用普及と消費促進を目指しています。
(1人20,000円分)を付与する事業です。初回イベントに参加してポイントを獲得しても、今回もイベントにご参加いただけます。
この活動は2023年11月10日まで続きます。お早めのお手続をお願いします。

以下の手順に従って、約1分で申請を完了させることができます。
STEP1
専用の申請サイトにアクセスし、必要な情報を入力
STEP2
20,000円分 マイナポイントを取得して使おう!
——————————
以下のボタンから申請を開始してください!

申込みをはじめる

——————————
なお、本メールの送信アドレスは「送信専用」ですので、
返信してお問い合わせいただくことはできません
© マイナポイント事務局

このメールは詐欺メールですから詐欺サイトへのリンクが付けられています。
そのリンクは『申込みをはじめる』って書かれたところに付けられていて、
そのリンク先のURLとトレンドマイクロの『サイトセーフティーセンター』での
危険度評価がこちらです。

既にしっかりブラックリストに登録済みですね。
リンクへ移動してもサイトはブロックされるでしょう。

このURLで使われているドメインは、サブドメインを含め”my-number.cahitarf.com
このドメインにまつわる情報を取得してみます。

香港で管理されているこのドメインを割当てているIPアドレスは”103.144.149.167
このIPアドレスを元にサイト運営に利用されているホスティングサービスとその割り当て地を確認してみます。

利用されているホスティングサービスは、香港の『Cloudie Limited』

こちらもIPアドレスを元にしているので、アバウトな位置であることをご承知いただいた上で
ご覧ください。
今度ピンが立てられたのは、中国の『合肥市』付近。
この辺りに設置されたウェブサーバーに、リンク先の詐欺サイトは構築されているようです。

リンク先はこのように『Forbidden』と表示され接続できませんでした。

You dont have permission to access / on this server-5.”は、あなたにはアクセスする権限はありません。
と言う意味。
恐らく、危険を察知したホスティングサービスがアクセスできないようブロックしたものかと思います。


まとめ

このマイナポイント第2弾を騙る詐欺メール、締め切り日をどんどん延長しいったいいつまで続くのでしょうか。
逆に興味が湧いてきている自分がここに居ます(笑)

でも恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの
フィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;


こういった詐欺まがいのブラッキーなメールは、本文中のリンクをクリックしないことが大切!
そしてOS付随のセキュリティーは充てにせず、必ず自身でセキュリティーソフトを導入し
防御することが大切です。
丸腰の方、躊躇しないで「ポチっ」としてご安全に!(*^^*)

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