『詐欺メール』「Subject: Help Ukraine」と、来た件
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ウクライナ戦争に便乗した詐欺メール |
※ご注意ください! 当エントリーは迷惑メールの注意喚起を目的とし、悪意を持ったメールを発見次第 できる限り迅速にをもっとうにご紹介しています。 このようなメールを受け取っても絶対に本文中のリンクをクリックしてはいけません! リンク先は正規サイトを模した偽のコピーサイトで、フォームにアカウント情報や クレジットカードの入力させそれらの情報を詐取しようとします。 被害に遭わないために絶対にリンクはクリックせず、どうしても気になる場合は ブックマークしてあるリンクを使うかスマホアプリをお使いになってログインするよう 心掛けてください! |
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ウクライナを助けるなんて嘘 ウクライナ紛争に便乗し募金だと嘘を付き募るたちの悪い悪質なフィッシング詐欺メールが 届きました。 そのメールがこちらです。  件名は 「[spam] Subject: Help Ukraine」 直訳すると「ウクライナを助ける」 何故このメールが詐欺メールなのかと言うと、”[spam]”とスタンプが付けられているから。 このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている ものは全て迷惑メールと判断されたもの。 うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと 否応なしに「迷惑メール」フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。 差出人は 「jyadvish@jycomputers.com」 ま、当然のことながらこのメールアドレスは偽装されているでしょうね。 偽装しての募金詐欺 では、このメールのヘッダーソースを確認し調査してみます。 ソースから抜き出した「フィールド御三家」がこちらです。 Return-Path: 「<jyadvish@jycomputers.com>」 ”Return-Path”は、このメールが何らかの障害で不達に終わった際に返信される メールアドレスです。 一般的には、差出人と同じメールアドレスが記載されますが、ここは誰でも簡単に 偽装可能なフィールドなのであてにできません。 | Message-ID:「<003401d83370$03946ceb$3d00fa97$@jycomputers.com>」 ”Message-ID”は、そのメールに与えられた固有の識別因子。 このIDは世の中に1つしかありません。 ”@”以降は、メールアドレスと同じドメインか若しくはデバイス名が入ります。 ここも偽装可能で鵜呑みにはできません。 | Received:「from 189-49-138-200.user3p.veloxzone.com.br (189-49-138-200.user3p.veloxzone.com.br [189.49.138.200])」 ”Received”は、このメールが通過してきた各受送信サーバーが自身で刻む 自局のホスト情報です。 ここに掲げた”Received”はこのメールが最初に通過したサーバーのもの。 すなわち、差出人が使った送信サーバーの自局情報。 記載されている末尾の数字は、そのサーバーのIPアドレスになります。 | このメールの差出人が利用したメールサーバーのIPアドレスは、”Received”を見る限り ”189.49.138.200”です。 メールアドレスのドメイン”jycomputers.com”がこのIPアドレスに割当てられていれば このメールアドレスに偽装はありませんが、さてどうでしょうか?  調べてみると”208.91.197.27”と出ましたから、偽装確定です。 募金を募るにのに偽装する必要がありますか?ありませんよね!(笑) この割出されたIPアドレスを使ってその割り当て地を確認してみました。  その地は、アメリカフロリダ州ジャクソンビルって街です。 この場所に設置されたメールサーバーからこの詐欺メールは送られてきたようです。 本文をGoogle先生にお願いして機械的に翻訳していただいた文章がこちらです。 ウクライナの人々と一緒に立ちなさい。現在、暗号通貨の寄付を受け付けています。 ビットコイン、イーサリアム、USDT。 BTC-357a3Sc2Akf7EkqvP18osJFerwAPjsU4jp ETHおよびUSDT(ERC-20)-0x165C0909b0a9F02060b7976BABE4e2faa42CB35c TRXおよびUSDT(TRC20)-TYJpBKHzef86fmP8gj98Y7Fwwpz6WZa5Rx これは、ウクライナ政府によるヘルプと暗号通貨ウォレットの公式リクエストです。 Googleで確認できます。 ウクライナの人々は、私たちが自由を守るために、グローバルな暗号コミュニティからの サポートと寄付に感謝しています。現在、PolkadotとLitecoinの寄付も受け付けています。 $ DOT:1x8aa2N2Ar9SQweJv9vsuZn3WYDHu7gMQu1RePjZuBe33Hv $ LTC:LVAuGQWSyfRtHixzUQXk8hMjKJqLmbSegE すぐに受け入れられるより多くの暗号通貨。すべてのビットコインが重要です。 暗号コミュニティは引き続きウクライナをサポートしています。 これは確かにウクライナの勝利に貢献するだけでなく、市民をサポートします。 私たちは勝ちます—私たちと一緒に最高の人々。 | 嘘ばっかり。 足が付きにくい仮想通貨を使っているところも怪しさ倍増です。 まとめ いつもそうですが、何か大きなことが起きるたびにそれに便乗したフィッシング詐欺が 横行します。 このウクライナの紛争が収束するまで新たなフィッシング詐欺が続くのでしょうね。 いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^; |
こういった詐欺まがいのブラッキーなメールは、本文中のリンクをクリックしないことが大切!
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防御することが大切です。
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