『詐欺メール』「【SMBC】確認すべき重要な通知」と、来た件

「SMBC」じゃなく「SNBC」だって
※ご注意ください!
当エントリーは迷惑メールの注意喚起を目的とし、悪意を持ったメールをご紹介しています。
このようなメールを受け取っても絶対に本文中のリンクをクリックしてはいけません!
リンク先は正規サイトを模した完全コピーした偽サイトで、フォームにアカウント情報を
入力させアカウント情報を詐取します。
ですから被害に遭わないために絶対にリンクはクリックせず、どうしても気になる場合は
ブックマークしてあるリンクを使うかスマホアプリを
お使いになってログインするよう
心掛けてください!


件名から違和感

最近はアマゾン騙りが多かったのですが、今朝は久々にガード会社騙りの詐欺メールが
いくつか届いていましたのでご紹介と思います。

まずこのエントリーでは「SMBC三井住友カード」の偽メール。

メールの内容は、第三者利用を疑う利用があったのでリンクをたどって利用確認をしろと
言うありがちのものです。

件名は
「[spam] 【SMBC】確認すべき重要な通知」

”[spam]”はうちの受信サーバーが付加したマークで、ジャンクメールを表します。
金融機関から確認を促すメールのタイトルで「確認すべき重要な通知」って言葉遣い…
私だけでしょうか…ちょっと違和感ありませんか?

差出人は
「”SMBC” <info@vpass.ne.jp>」

もちろん、このメールアドレスと差出人名は偽装。
メールヘッダーにある差出人側の”Received”はこちら。

Received: from www.smbc-card.com (v118-27-75-138.h9iy.static.cnode.io [118.27.75.138])

このフィールドは、利用したサーバーが自動で刻む情報なので偽装はできません。
もしこのメールが正規SMBCからのものだとすれば、ここに記載されるべきドメインは
「smbc.co.jp」であるはず。
なのにここには「static.cnode.io」とが記載されていますから偽物と判断できます。


やっぱり日本語が…

最近この手のメールの大半が、日本語の使い方が間違っているものがい多いのですが
このメールの出だしは快調(笑)
でも、ツラツラと読み進めていくと、注意事項の部分でミスが露呈(笑)

■ 注意事項
━━━━━━━
※カードの個人情報によっては電話で連絡する場合もございます。。
※正確な情報必ず記入してください。
※クレジットカードの使用を規制してください

1行目は”。”が2つ。
2行目は、本来”を”を使うところに”は”が使われています。
そして3行目は、1行目で1つ余分に”。”を使ったためか、行末の句読点を忘れています。

やはり今回も差出人は日本語があまり上手ではない様子(笑)

 

そしてメールに記載されている”完コピ偽サイト”へのリンクURLがこちら。

「SMBC」じゃなくて「SNBC」が使われてる不思議なアドレス(^^;
茶化してるのかそれともまじめにやってるのか知りませんが、このジャンクグループの
使うURLはいつも一文字変えてありますね。

このURLに使われているドメインの情報はこちら。

Registrant State/Province: guang dong
Registrant Country: CN

このように書かれているので、申請は中国広東省から2019年の5月に行われています。
そして、このドメインを割り当てているIPアドレスは”118.107.60.184”で割り当て国は
シンガポールと出ています。

そのシンガポールで運営されているウェブサーバーで稼働中の”完コピ偽サイト”は
このように現在も稼働中でしたのでご用心を。


 

こういった詐欺まがいのブラッキーなメールは、本文中のリンクをクリックしないことが大切!
そしてOS付随のセキュリティーは充てにせず、必ず自身でセキュリティーソフトを導入し
防御することが大切です。
丸腰の方、躊躇しないで「ポチっ」としてご安全に!(*^^*)

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