『詐欺メール』『【会員限定】Amazonギフト券10,000円もらえる!口コミ投稿キャンペーン』と、来た件
「生成AI」が普及し増々便利になる世の中。
詐欺師もこれを逃すはずが無く、怪しいメールにも生成AIが浸透しつつあり
最近では違和感のない流暢な日本語を使うメールが多くなりました。
このブログは、悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速にご紹介し
一人でも被害者が少なくすることを願い、怪しく危険なメールを見破る方法の拡散や
送信者に関する情報を深堀し注意喚起を促すことが最大の目的です。
もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。
☆当サイトでは、これらの観点から不審なメールであるかどうかを解析して行きます☆
- 件名の見出しを確認
- メールアドレスのドメインを確認
- リンク先のドメインを確認
最初に1点だけ以下の件ご了承ください。
本来ならメールの本文を画像でお見せする方が分かりやすいかも知れませんが、全てを画像化してしまうとGoolgeなどのキーワード検索に反映されず、不審なメールを受取って不安で検索される方に繋がらない可能性が高くなります。
できる限り沢山の方に見ていただき情報が拡散できるようにあえて本文を丸々コピペしてテキストにてできるだけ受け取ったメールに近い表現にした上で記載しています。
では、進めてまいります。
前書き
どこの誰から送られてきたものか分からないメールって時々見掛けるのですが、皆さんのところには届きませんか?
今回は、そんな送信者が不明な怪しいメールのご紹介となります。
では、お話を先に進めてまいります。
以下、そのメールです。
※テキストだけコピペしてありますので、性質上文字化け等はご容赦ください。
メール本文
ここから本文
↓↓↓↓↓↓
件名:[spam]【会員限定】Amazonギフト券10,000円もらえる!口コミ投稿キャンペーン
送信者: “info" <wknwpu@massive-male.com>
▶◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◀
▼Amazonギフト券10,000円もらえる!口コミ投稿キャンペーン
h**ps://www.intl-sports-xc.com/article/resonabank
▶◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆◀
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本文ここまで
唐突に10,000円分のAmazonギフトが貰えるキャンペーンだと言われても、どこの誰からかわからないメールにやすやすと「はい、そうですか」とリンクを押すわけにはいきません。
いったい誰からかとよく見てみると、リンクURLの末尾に「resonabank」と書いてありますから「りそな銀行」を騙りたかったのでしょう。(笑)
件名の見出しを確認
この件名の見出しには”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いているものは全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合、注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと否応なしに「迷惑メール」フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。
メールアドレスのドメインを確認
送信者として記載されているメールアドレスのドメイン(@より後ろ)は「massive-male.com」
もちろんりそな銀行ののドメインとは全く異なります。
それにここは送信者がいくらでもウソを書くことができる部分で絶対鵜呑みにしてはいけません。
では、送信者の素性が分かるメールヘッダーの「Receivedフィールド」から情報を探ってみます。
こちらがこのメールのReceivedフィールドです。
Received: from massive-male.com (unknown [133.242.54.214])
Receivedのカッコ内は、送信者が利用したサーバーが自身で刻む唯一信頼できる部分で偽装はできません。
このReceivedフィールドの末尾にあるIPアドレスからメールの発信地を「IP調査兵団」で導き出してみると、東京都千代田区付近です。
リンク先のドメインを確認
さて、本文に直書きされた詐欺サイトへのリンクですが、実際に接続されるサイトのURLは以下の通りです。
【h**ps://www.intl-sports-xc.com/article/resonabank】
(直リンク防止のため一部の文字を変更してあります)
このドメインを割当てているIPアドレスを「aWebAnalysis」さんで取得してみます。
「IP調査兵団」でこのIPアドレスからそのロケーション地域を調べると、詐欺サイト設置場所は、ロサンゼルス付近であることが分かりました。
リンクを辿ってみると、このようなページがどこからもブロックされることなく無防備に放置されていました。
詐欺サイト独特のセキュリティチェックです。
本当の電話番号なんて入力できないので、実際に携帯電話に認証コードが送られてくるかどうかは分かりません。
まとめ
送信者のメールアドレス、リンク先のURLにあるドメインのどちらも「」のものではありませんのでこのメールは詐欺メールと判断しました!
恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんのフィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。
いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;