『詐欺メール』JCBから『ご利用確認手続きが完了していません』と、来た件

迷惑メール
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★フィッシング詐欺解体新書★


スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。
それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。
もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。

JCBのメールを任天堂が代筆??

いつもご覧くださりありがとうございます!

最近JCBを騙る詐欺メールも多いようで様々な件名を使って何通も送られてきます。
今日もこのように怪しげなメールが届いていたので早速ご紹介していこうと思います。

件名:[spam] 「ご利用確認手続きが完了していません」番号:FP-46094063272
送信者:”JCB[自動配信メール]” <aaaaaaaa@accounts.nintendo.com>アカウントの安全性確認について
JCBカードをご利用いただき、心より感謝申し上げます。

悪用の可能性を排除するため、システムはセキュリティアップグレードを実施し、お客様のカードの使用を一時的に制限させていただいております。3D認証のご協力をお願い申し上げます。

以下のような認証方法が必要となる場合があります:

・メールまたはSMSによる認証
・生体認証(指紋や顔認証)
・銀行へのお電話での認証

MyJCBで詳細を確認する
情報をご確認いただいた後、迅速に対応いたしますので、何卒ご理解とご協力をお願い申し上げます。
ご不明点やご質問がございましたら、どうぞお気軽にご連絡ください。今後ともJCBクレジットカードをご愛用いただけますようお願い申し上げます。

株式会社ジェーシービー
カスタマーサービス

配信停止をご希望の場合は、こちらをクリックしてください。

『お客様のカードの使用を一時的に制限させていただいております』って、ユーザーの了解も取らずに勝手にそんなことしますかね?
カードからサブスクの引落しとかあって滞納なんてしたら大問題じゃないですか!

この件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている
ものは全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに『迷惑メール』フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。

送信者として記載されているメールアドレスのドメイン(@より後ろ)は”accounts.nintendo.com”でご覧いただいた通りこのドメインは『任天堂』さんのもの。
先日も『詐欺メール』『電気料金の支払いが遅れています』と、来た件でも使われいましたね。
もちろん任天堂さんがJCBのメールを代筆するわけもないので偽装されています。

では、送信者の素性が分かるメールヘッダーの『Receivedフィールド』から情報を探ってみます。
こちらがこのメールのReceivedフィールドがこちらです。

Received: from 10-41-156-63.localdomain (unknown [165.154.227.234])

このReceivedフィールドの末尾にあるIPアドレスからメールの発信地を導き出してみると、台湾北西部にある『タオユェン』付近であることが分かりました。
それにこのIPアドレスは既に危険なものとして周知されていて、サイバーアタックの攻撃元としてブラックリストに登録済みのようです。


リンク先は既に閉鎖

さて、本文の『MyJCBで詳細を確認する』と書かれた部分に付けられた詐欺サイトへのリンクですがURLは以下の通りです。
h**ps://myjcb-jp-tion.shop/confirm/in1
(直リンク防止のため一部の文字を変更してあります)
これまた『JCB』のドメインとは異なるものが利用されていますね。

先程と同様に『aWebAnalysis』さんでこのドメインを割当てているIPアドレスを取得してみます。

このIPアドレスからそのロケーション地域を調べると、『東京都杉並区和泉2丁目』付近であることが分かりました。

リンクを辿ってみましたが『404 NotFaund』と書かれたエラーページが表示されました。
恐らくサイトを設置したホスティングサービスが危険を察知してサイト閲覧を付加にしたものと思われます。
ただ、奴らは複数のサイトを持っているのでここだけ閉鎖してもイタチごっこ。
また新たなサイトを構築して待ち受けていることでしょう。


まとめ

恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの
フィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;

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