プレゼントに感謝してポイント進呈? いつもご覧くださりありがとうございます! なんだかまたおかしな件名のメールがエポスカードから届きましたよ。 件名:[spam] 【年末感謝特別プレゼント】に感謝を込めて5,000エポスポイント進呈! 送信者:”株式会社エポスカード” <info-01epos.jp@vrgqywrix.co>≪エポスカード会員の皆さまへ≫ いつもエポスカードをご利用いただき、誠にありがとうございます。 この度、日頃のご愛顧に感謝して、へ特別に5,000エポスポイントをプレゼントいたします。このポイントは、さまざまな商品やサービスにご活用いただけます。 簡単なお手続きでポイントをゲット! 下記のリンクをクリックし、必要な情報を入力するだけで、ポイントを受け取ることができます。ポイントは来月10日以降に自動的にアカウントに反映されますので、お早めにお手続きをお願いいたします。 ▼ [ポイントを今すぐ受け取る] h**ps://www.eposcard.co.jp/memberservice/pc/login/login_preload.do ─────────────────── お手続き期限:48時間以内 通知日より48時間以内にお手続きをお願いいたします。期限を過ぎますと、この特典は無効となりますのでご注意ください。 何かご不明な点がございましたら、エポスカード株式会社 カスタマーサービス(03-4574-0101)までお気軽にお問い合わせください。 引き続き、エポスカードをご愛顧賜りますようお願い申し上げます。 ──────────────── 最後までお読みいただきありがとうございました。 <注>このメールアドレスは送信専用です。返信をいただいてもご回答できませんのでご了承ください。「hhdueu」 株式会社 エポスカード 〒164-8701 東京都中野区中野4丁目3番2号 https://www.eposcard.co.jp ────────────────────────────────── Copyright All Right Reserved. Epos Card Co., Ltd. 無断転載および再配布を禁じます。 | もちろんこのメールは本物のエポスカードからのものではありませんが、これそのまま読むと『年末感謝特別プレゼント』に対して5,000エポスポイントと読み取れてしまいますよね? 本文を見れば『日頃のご愛顧に感謝して』とあるので理解はできるのですが件名がこれじゃね… このような言い回しを日本人が書くことは無いと思うので、恐らく差し出したのは日本人以外の人間。 本文にもおかしなところに『へ』や『「hhdueu」』と書かれており違和感しかありません。 この件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。 このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている ものは全て迷惑メールと判断されたもの。 うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと 否応なしに『迷惑メール』フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。 送信者として記載されているメールアドレスのドメイン(@より後ろ)は”vrgqywrix.co” ここは送信者がいくらでもウソを書くことができる部分で絶対鵜呑みにしてはいけません。 因みに『エポスカード』が利用するメールアドレスのドメインを『Search Labs | AI』で検索してみると『@01epos.jp』と出ました。 故にこのドメイン以外のメールアドレスで届いた『エポスカード』からのメールは全て偽物と言うことになります。 では、送信者の素性が分かるメールヘッダーの『Receivedフィールド』から情報を探ってみます。 こちらがこのメールのReceivedフィールドがこちらです。 Received:from vrgqywrix.co (unknown [152.32.201.27]) | では、ドメイン”vrgqywrix.co”を割当てているIPアドレスと比較してみましょう。 こちらが『aWebAnalysis』さんで取得した”vrgqywrix.co”を割当てているIPアドレスです。  全然違いますよね、この結果からこの送信者が使ったとされる”vrgqywrix.co”を使ったメールアドレスは偽装であることが断定できます。 ではReceivedフィールドの末尾にあるIPアドレスからメールの発信地を導き出してみると、『東京都杉並区和泉2丁目』付近であることが分かりました。 リンク先は危険な状態で放置されています! さて、本文に付けられた詐欺サイトへのリンクですがURLは以下の通りです。 【h**ps://www.eposcard.co.jp/memberservice/pc/login/login_preload.do】 (直リンク防止のため一部の文字を変更してあります) ちゃんと”eposcard.co.jp”とエポスカードの公式ドメインが使われているように思いますが。もちろんこれは偽装されていて、実際には以下のURLに接続されるよう仕組まれています。 【h**ps://www2.eposcard.dvclubsg.com/webview_false/】 やっぱりエポスカードのドメインとは全く違いますね。 このドメインを割当てているIPアドレスからそのロケーション地域を調べると、先程のメール発信地と同じ『東京都杉並区和泉2丁目』付近でした。 リンク先を辿ってみると、詐欺サイトはどこからもブロックされることなくとても危険な状態で無防備に放置されていました。 当然、ここにIDとパスワードを入力してログインボタンを押してしまうとその情報は詐欺犯に把握され不正ログインが可能となります。 この先のページで会員情報の更新と称し更に個人情報やクレジットカードの情報を盗み取られた上で詐欺の被害に遭うことになります。 |