『詐欺メール』「bounced messages」と、来た件

迷惑メール

サーバー乗っ取り目的か?!
※ご注意ください!
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速にをもっとうにご紹介しています。

このようなメールを受け取っても絶対に本文中のリンクをクリックしてはいけません!
リンク先は正規サイトを模した偽のコピーサイトで、フォームにアカウント情報や
クレジットカードの入力させそれらの情報を詐取しようとします。
被害に遭わないために絶対にリンクはクリックせず、どうしても気になる場合は
ブックマークしてあるリンクを使うかスマホアプリを
お使いになってログインするよう
心掛けてください!
また、気が付かずにログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。

★フィッシング詐欺解体新書★

返送されたメッセージ

真夏の昼下がり、立て続けにこのようなメールが届きました。

開封してみると…

時々届くんですよね、これはメールサーバーに成りすます詐欺メールです。

では、このメールを解体し詳しく見ていきましょう!
まずはプロパティーから見ていきましょう。

件名は
「bounced messages (2022-08-01 23:59:59)」
ご承知の通り件名欄は、差出人が書き込むものですからいくらでも適当に記入できます。

「bounced message」とは「返送されたメッセージ」
いかにもメールサーバーからのメッセージのように見えます。

差出人は
「postmaster_******** <qVZxfMqigEIfYvBocsvaUwdNGikIKLiDIOhLlKzgZfzpqiywqY@dyflex.co.jp>」
皆さんはご存じでしょうか?
この差出人欄は完全に自己申告制で、誰でもウソが書けるフィールド。
ですから、ここは信用できない部分です。
それにしてもクソ長いアカウント名ですね…(;^_^A


アドレスは偽装されていました

では、このメールがフィッシング詐欺メールであることを立証していきましょうか!
まず、このメールのヘッダーソースを確認し調査してみます。
私が愛用のThunderbirdの場合、「表示(V)」⇒「メッセージのソース(O)」と進むと見られますよ。
ソースから抜き出した「フィールド御三家」がこちらです。

Return-Path: 「qVZxfMqigEIfYvBocsvaUwdNGikIKLiDIOhLlKzgZfzpqiywqY@dyflex.co.jp」

Return-Path”は、このメールが何らかの障害で不達に終わった際に返信される
メールアドレスです。
一般的には、差出人と同じメールアドレスが記載されますが、ここは誰でも簡単に
偽装可能なフィールドなのであてにできません。

Message-ID:「1f18af56-3179-5315-05b5-5b0e6325e7ba@dyflex.co.jp」

Message-ID”は、そのメールに与えられた固有の識別因子。
このIDは世の中に1つしかありません。
”@”以降は、メールアドレスと同じドメインか若しくはデバイス名が入ります。
ここも偽装可能で鵜呑みにはできません。

Received:「from unknown (HELO ?127.0.0.1?) (k-kikawa@nlo.co.jp@18.170.98.138)」

Received”は、このメールが通過してきた各受送信サーバーが自身で刻む
自局のホスト情報です。
ここに掲げた”Received”はこのメールが最初に通過したサーバーのもの。
すなわち、差出人が使った送信サーバーの自局情報。
記載されている末尾の数字は、そのサーバーのIPアドレスになります。

では、メールアドレスにあったドメイン”dyflex.co.jp”について調べてみます。

これによるとこのドメインは「株式会社 ダイフレックス」と言う企業のもののようです。
当然、これは詐欺メールだから偽装アドレスでしょう。

150.60.155.179”がこのドメインを割当てているIPアドレス。
本来同じでなけれならない”Received”のIPアドレスが”18.170.98.138”ですから全く異なります。
これでアドレス偽装は確定。

「フィールド御三家」の中で一番重要なのは”Received
これを紐解けば差出人の素性が見えてきます。
Received”のIPアドレス”18.170.98.138”は、差出人が利用しているメールサーバーのもの。
このIPを使い逆引きひてみます。

このIPアドレスには”eu-west-2.compute.amazonaws.com”ってドメインが割当てられているようです。

今度は、このIPアドレスを元にその割り当て地を確認してみます。

IPアドレスを元にしているので、かなりアバウトな位置であることをご承知いただいた上でご覧ください。

ピンが立てられたのは、イギリスの「Heighington」って街付近です。
このメールは、この付近に設置されたメールサーバーを介して私に届けられたようです。


リンク先はポルトガル

では引き続き本文。

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2通の電子メールが午前10時57分に送信者に返送されました。

返されたメッセージの完全なリストを表示するには、以下のメッセージセンターにアクセスしてください。

メッセージリストを表示

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�2022 メッセージセンター

2通のメールが送信者に返信されたと書かれています。
もちろんそんな事実はありません。
メッセージセンターにアクセスしろと書かれていますね。
そのリンクは「メッセージリストを表示」って書かれたところに張られていて、リンク先の
URLがこちらです。

このサイトの危険性をトレンドマイクロの「サイトセーフティーセンター」で確認してみます。

おっと、まだ「未評価」のようです。
このようなフィッシング詐欺サイトがこの評価ではあまりにも危険すぎます。
評価を変更していただけるよう早速申請しておきます。

このURLで使われているドメインは、”greenpaint.pt
このドメインにまつわる情報を取得してみます。

まずは、申請者から。

「Admin Country Code: PT」とあるのでこのドメインの持ち主は「ポルトガル」に在住の方。

次に割当てているIPアドレス。

このドメインを割当てているIPアドレスは”185.32.188.31
このIPアドレスを元にその割り当て地を確認してみます。

ピンが立てられのは、やっぱりポルトガル付近。
この辺りに設置されたウェブサーバーに、リンク先の詐欺サイトは構築されているようです。

安全な方法でリンク先の詐欺サイトに調査目的で訪れてみました。

これは、「Active! Mail」と言うメールサーバーのコントロールパネル。
ヤバそうなのでログインするのはやめておきました。


まとめ

「Active! Mail」を模した詐欺メールは忘れた頃にちょいちょい送られてきます。
きっと、サーバーのログイン情報を抜き取って乗っ取りを試みようとしているのでしょうね。
その乗っ取ったサーバーを使いフィッシング詐欺メールやフィッシング詐欺サイトなど
サイバー犯罪に利用するのでしょう。

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;


こういった詐欺まがいのブラッキーなメールは、本文中のリンクをクリックしないことが大切!
そしてOS付随のセキュリティーは充てにせず、必ず自身でセキュリティーソフトを導入し
防御することが大切です。
丸腰の方、躊躇しないで「ポチっ」としてご安全に!(*^^*)

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