【要対応】お支払い方法の更新が必要です|カード情報をご確認くださいNo.95134はメルカリを装うフィッシングメール

HL-META: date=2026-07-19 | brand=メルカリ | sender_geo=アメリカ | site_geo=日本 | spf=pass | dkim=unknown | cloaking=no | permalink=https://ymg.nagoya/mercari-payment-update-card-info-phishing-20260720/

暑さが続く時期は、スマートフォンを確認する時間も増えがちです。焦らせる通知ほど、いったん立ち止まって確認しましょう。

「【要対応】お支払い方法の更新が必要です|カード情報をご確認くださいNo.95134」はメルカリを装うフィッシングメールです

メール内のリンクから、メルカリそっくりの偽ログイン画面へ誘導されます。メールからログインせず、カード情報やパスワードを入力しないでください。

調査レポート概要

危険度 ★★★★★ 非常に危険
狙われる情報 メールアドレス、電話番号、パスワード、決済関連情報
送信元IP 20.121.196.49(Microsoftのクラウド基盤)
誘導先 hxxps://oravexilena[.]info/jp/
サイト側IP 43.167.8.159(Tencent Cloud系、国内観測)

※メールヘッダー詳細は個人情報保護のため非掲載

このメールはメルカリ公式の案内ではありません。リンクを開かず削除してください。

届いたメールの内容

件名は「【要対応】お支払い方法の更新が必要です|カード情報をご確認くださいNo.95134」。カードの有効期限切れや利用停止を理由に、支払い方法の更新を求めています。

このたびはメルカリをご利用いただき、誠にありがとうございます。

■ お支払い機能が一時停止中です

ご登録いただいているクレジットカードの有効期限が切れている、
またはご利用が停止されていることが確認されたため、
現在以下の機能がご利用いただけない状態となっております。

・商品の購入および決済
・メルカリポイントの購入
・メルカリギフト券の購入

▼ カード情報の登録・更新はこちら
(メール上では正規サイトに見えるリンクを表示)

実際に届いた、カード情報の更新を促すメール画面

本文にはメルカリの正規URLに見える文字列が表示されていますが、実際の接続先は別ドメインでした。画面に見えるURLと、リンクの本当の行き先が同じとは限りません。

送信ルートと偽装のポイント

確認できた送信元IPは 20.121.196.49 で、Microsoft Corporationのクラウド基盤に割り当てられていました。クラウドサービスは正規企業も利用しますが、第三者に悪用されることもあります。

  • SPF判定はpassでしたが、これは「表示されたブランドが本物」という意味ではありません。
  • DKIMはヘッダー画像だけでは検証結果を確定できないため、本記事ではunknownとして扱います。
  • 最重要の判断材料は、リンク先がメルカリ公式ドメインではないことです。

差出人名や認証結果の一部だけで安全と判断せず、最終的な接続先ドメインを確認することが大切です。

誘導先では二重に警告された

誘導先の hxxps://oravexilena[.]info/jp/ へアクセスすると、まずウイルスバスターがフィッシングサイトとして遮断しました。

ウイルスバスターが表示したフィッシングサイト警告

さらにChromeでも「危険なサイト」として赤い警告画面が表示されました。複数の安全機能から警告されている時点で、先へ進んではいけません。

Google Chromeが表示した危険サイト警告

警告の先には偽ログイン画面

警告を越えて表示されたのは、メルカリのデザインを模したログイン画面でした。メールアドレスまたは電話番号とパスワードを入力させる作りです。

メルカリ公式を模して作られた偽ログイン画面

見た目は本物に近くても、アドレス欄のドメインはメルカリ公式ではありません。攻撃者側も外見だけは随分きれいに整えていますが、住所にあたるドメインまではごまかせません。

フィッシングサイトのサーバー情報

誘導先ドメインは調査時点で 43.167.8.159 に名前解決され、Tencent Cloud系のホスティング基盤が使われていました。位置情報サービスでは日本国内として観測されています。

※IPアドレスの位置情報はサーバーやネットワーク設備の観測地点です。犯人やサイト運営者本人の居場所を示すものではありません。

受信したときの安全な対処法

  1. メール内のリンクを開かない
    カード情報や利用制限が気になっても、メールのボタンから確認しないでください。
  2. 公式アプリから確認する
    メルカリアプリを自分で起動し、お知らせや登録情報を確認します。
  3. 入力してしまった場合は直ちに変更する
    パスワードを変更し、同じパスワードを使っている他サービスも変更してください。
  4. カード会社へ連絡する
    カード番号などを入力した場合は、カード会社の公式窓口へ連絡し、利用停止や再発行を相談してください。

メルカリ公式も、不審なメールやSMSのリンクを開かず、公式アプリまたはブックマークから確認するよう案内しています。

まとめ:カード更新はメールから行わない

今回のメールは、支払い機能の停止を口実に偽ログイン画面へ誘導するフィッシングです。心配なときほどメールを閉じ、公式アプリから直接確認してください。

LINEで家族や友人に知らせる

Data Provided by Heartland-Lab Security Research Unit

IP所在地情報は ip-sc.net の確認結果を参考にしています。

使用配色テーマ:Teal(PRIMARY #134e4a / ACCENT #e65c00)

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