【警告】Amazon「会費請求失敗」の最終通知は偽物!同じ手口を複数ドメインで使い分ける実態

| 緊急性レベル | ★★★★☆ (4/5) |
| 偽装工作精度 | ★★☆☆☆ (2/5) |
■ メールヘッダー解析(送信者情報)
件名:【重要】Amazon:会費請求失敗に関する最終通知(プライム停止の可能性)!番号:25468697
送信者名:Amazon.co.jp(自動送信メール)
送信元アドレス:kiss@kiss.cn-new-aoke.com
送信元IPアドレス:20.48.91.173(Microsoft Azure/東京都渋谷区)
受信日時:2026年6月26日 10:04
※メールヘッダー詳細は個人情報保護のため非掲載
ご覧の通り、このメールはAmazonを装った真っ赤な偽物です。被害を未然に防ぐため、この解析結果を家族のLINEグループに転送して注意喚起してください。
※以下の内容は届いた詐欺メールを技術検証のために忠実に再現したものです(メール内のリンクURLは伏字処理しています)。
重要:お支払い方法の更新が必要です
{会社名}アカウントに登録されている支払い方法が無効になっています。24時間以内に更新を行わない場合、注文や定期購入ができなくなります。
支払い方法更新のお知らせ
お客様のアカウントに登録されている支払い方法(クレジットカード/デビットカード)の有効期限が切れているか、情報が不完全です。
・新しい注文ができなくなります
・定期購入商品の配送が停止されます
・有料サービス(PrimeビデオやMusicなど)が利用できなくなります
・対応期限:本メール受信から24時間以内
これはお客様のアカウントを安全に保つための重要な更新です。
今すぐ支払い方法を更新(リンク:hxxps://cn-home-mk[.]com/◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯.academy(伏字処理))
※このメールはアカウントのセキュリティ保護のために送信されています。
※24時間以内に対応しない場合、一部サービスが制限されます。
ご不明な点がございましたら、カスタマーサービスまでお問い合わせください。
© 2025 Amazon Japan, Inc. All Rights Reserved.
Amazon Japan G.K.
〒153-0062 東京都目黒区三田1-4-1 住友不動産三田ツインビル西館
※実際に届いたメールの画面です。
このメール、HTML表示で見ると本文中にリンクボタンが無く、代わりに「??=noopener target=_blank>今すぐ支払い方法を更新」という、本来は裏側で処理されるはずのHTMLコードがそのまま文字として表示されてしまっています。リンクタグの生成に失敗しており、攻撃者側のテンプレート崩れがそのまま受信者の目に晒される、なかなか粗いミスです(笑)。実際のリンク先URLは、プレーンテキスト形式で表示した場合にのみ確認できました。
■ 送信ルート及び偽装判定
送信元IPアドレス(Received-SPFのclient-ip):20.48.91.173
SPF判定:Pass(攻撃者が自前で取得したドメインに正しくSPFを設定しているため、正規メールであることの証明にはなりません)
DKIM署名:あり(d=kiss.cn-new-aoke.com、同じく攻撃者自前ドメイン上の署名であり、Amazonとは無関係です)
【偽装判定】:正規のAmazonからのメールは「amazon.co.jp」等の公式ドメインから送信されます。本メールの送信元ドメイン「kiss.cn-new-aoke.com」はAmazonとは一切関係のない、攻撃者が独自に用意したドメインです。
送信元ロケーション解析:
日本・東京都渋谷区(Microsoft Azure上のサーバー)
IP情報:ip-sc.netで確認する
Googleマップ:【Googleマップで表示】
■ フィッシングサイト詳細解析
誘導先URL(伏せ字):hxxps://cn-home-mk[.]com/◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯.academy (一部伏字)
リンクドメイン:cn-home-mk.com
ドメイン登録日:2025年8月8日(レジストラ:Name SRS AB/登録者情報はスウェーデンのプライバシー保護サービスで匿名化)
サイトサーバーIP:43.167.21.161(Tencent Cloud)
ロケーション:日本・東京都渋谷区
IP情報:ip-sc.netで確認する
Googleマップ:【Googleマップで表示】
【サイトの状態】:アクセス時に一時的に画面が暗転したのちタイムアウトとなり、内容は確認できませんでした。PC・スマートフォンともに同じ挙動だったため、端末ごとに表示を切り替えるクローキングは行われていないと判断できます。
※現在はアクセスできない状態になっていますが、再び別のドメインで活動を始める可能性があります。
今回確認されたIPアドレス帯(Tencent Cloud)を使った別ブランドの詐欺メールが、他のIP調査サイトの利用者からも報告されていました。件名は「Amazonプライム:会費の自動課金に失敗しました」と、送信元ドメインこそ異なるものの、同じく管理番号付きの件名で、同種の「会費自動課金失敗」を煽る手口でした。同一犯、あるいは同じ攻撃キットを使った複数グループが、Tencent Cloudのインフラ上で並行して活動している可能性が考えられます。
■ 注意点と対処法
- URLをクリックしない:リンク先はクレジットカード情報を盗むための偽サイトです。「24時間以内」「最終通知」「プライム停止の可能性」といった言葉で焦らせる手口に注意してください。
- メッセージセンターで確認:Amazon公式サイト・公式アプリにログインし、メッセージセンターに同じ内容の通知があるか確認してください。なければ偽メールです。
- 類似の件名にも注意:件名に管理番号がついた「会費請求失敗」「自動課金に失敗」系の詐欺メールは複数のドメインから送られています。送信元アドレスが「amazon.co.jp」以外であれば即座に削除してください。
- 公式注意喚起の参照:Amazonカスタマーサービス「不審な連絡について報告する」
本レポートの結論
今回のメールは、Amazonを装い「会費請求失敗・プライム停止の可能性」を口実に、クレジットカード情報を盗む詐欺メールでした。HTMLメールのリンクが壊れて生のコードが露出するなど偽装精度自体は粗いものの、誘導先にはTencent Cloudの大規模インフラが使われており、他の調査機関でも同じ手口の別ドメイン詐欺が報告されています。身近な人が騙されてからでは手遅れです。この記事のURLをコピーして、家族のLINEグループで「これ気をつけて!」と共有してあげてください。
調査日:2026年6月27日 / Data Provided by Heartland-Lab Security Research Unit
※本記事に記載のIPアドレス・ロケーション情報は調査時点のものであり、日々変化する可能性があります。
根拠データ参照元:ip-sc.net














