【解析】国税庁|マネックス証券 税金還付のご案内 の正体
CYBER SECURITY REPORT 国税庁及びマネックス証券を騙る還付金詐欺メールの技術解析 | ■ 最近のスパム動向 今回ご紹介するのは「国税庁|マネックス証券」を騙るメールですが、その前に最近のスパムの動向を解説します。2026年3月現在、確定申告の還付時期を狙い、実在する金融機関と公的機関を組み合わせることで信憑性を高める手法が横行しています。特に「還付金受取」という金銭的メリットを提示し、フィッシングサイトへ誘導する手口は非常に古典的かつ強力です。
| ■ 受信メール基本データ | 件名 | [spam] 国税庁|マネックス証券 税金還付のご案内No.36596726 | | spam判定の理由 | 件名に[spam]とあるのは、サーバー側が送信ドメインの認証不一致を検知したためです。 | | 送信者 | “マネックス証券” <server@monex.co.jp> | | 受信日時 | 2026-03-06 17:02 | | ■ メール本文の解析と再現 ※できる限り忠実に再現していますが、本物の詐欺メールとデザインが異なる場合もあります。 国税庁 マネックス証券 マネックス証券 ご利用中のお客様各位 平素よりマネックス証券をご利用いただき、誠にありがとうございます。 国税庁 連携サービス 【国税庁】税金還付のお知らせ 国税庁とマネックス証券の連携システムによる税務処理の結果、お客様の2025年度の取引および所得において還付税金が発生していることが確認されました。 本還付金は、2025年度の株式取引に伴う源泉徴収税額の一部および過年度の個人所得税に充当可能です。 本通知が還付手続きの最終案内となります。下記期限までに手続きが完了しない場合、還付金は失効いたしますのでご注意ください。 【還付金情報】 還付対象年度:2025年分(所得税 住民税) / 還付金総額:84,620円 還付方法:マネックス証券口座への入金 還付手続き最終期限:2026年3月15日23:00 以下のボタンよりマネックス証券のオンラインサービスにログインしてください。 | 還付金受取手続きへ進む (https://yoduao●●.top/jp) | | 【注意事項】本還付金は国税庁の税務処理に基づくものです。 マネックス証券 カスタマーサービスセンター 電話:0120-234-285(受付時間:平日 9:00-17:00) c 2026 国税庁 / Monex Securities, Inc. | | ■ 専門的な調査報告 【メールの目的】 犯人の目的は、還付金の受け取りを餌にして、証券口座の**「ログインID・パスワード」**を盗み出すこと、およびその後の手続きと称して追加の個人情報を奪うことです。 【不審な点と注意点】 ・**電話番号の矛盾**: 署名の「0120-234-285」はマネックス証券の正規番号ではありません。 ・**デザインの特徴**: 本文末尾の背景をわずかに変える構成は、多くのフィッシング詐欺で使い回されているテンプレートです。 ・**公式サイトの警告**: 公式では「還付金の案内をメールやSMSで送ることはない」と強く注意喚起されています。 ≫ 公式サイトの注意喚起ページを確認 | ■ メール回線関連情報(送信元) 以下のIPアドレスは送信に利用された動かぬ証拠(生データ)です。 | 送信元ドメイン | omidheidari.com | | 送信元IPアドレス | 35.221.65.159 | | ホスティング/国 | Google Cloud / United States | | ドメイン登録日 | Whois情報を取得中(偽装の可能性大) | 【解析根拠】 ≫ 解析エンジン(ip-sc.net)で送信元35.221.65.159の詳細を見る | ■ サイト回線関連情報(リンク先) | 誘導先ドメイン | yoduao.top(一部伏せ字 yoduao●●.top) | | IPアドレス | 172.67.147.168 | | ホスト/国 | Cloudflare / United States | | ドメイン登録日 | 2026-03-01頃(攻撃直前に取得) | 【ドメイン登録日に関する言及】 登録日が直近である理由は、セキュリティソフトによるブラックリスト登録を回避するためです。短期使い捨てのドメインであることは、これが正規サイトでない決定的な証拠です。 ≫ 解析エンジン(ip-sc.net)でリンク先172.67.147.168の詳細を見る | ■ 詐欺サイトの検証画像  【稼働状況】調査時点においてサイトは稼働中であり、極めて危険な状態です。 | ■ まとめ 本件は、還付金手続きという緊急性を装った高度なフィッシング詐欺です。過去の事例と比較しても、公式サイトのデザインを模倣する精度が上がっています。怪しいと感じたら、メール内のリンクは絶対に踏まず、公式サイトへ直接アクセスすることを徹底してください。 ≫ マネックス証券 公式注意喚起を再確認 | |