★フィッシング詐欺解体新書★ | ||
スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。 それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。 このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし 悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。 もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。 | ||
全日空が中国のドメインでメールを送る?!いつもご覧くださりありがとうございます! 『ANA CARD』なるカード会社から、会員情報に問題が発生していますとのメールが届きました。
ANAは全日空の事で、ANA CARD は全日空が発行するクレジットカードです。 この件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。 署名欄に書かれている『ANAマイレージクラブ事務局』なる怪しい部署名。 ドメインを割当てているIPアドレスはブラックリスト入りしていた送信者として記載されているメールアドレスのドメイン(@より後ろ)は”service.jzfe.cn” メールヘッダーの『Receivedフィールド』からこのドメインの持ち主について調べると では、送信者の素性が分かるメールヘッダーの『Receivedフィールド』から情報を探ってみます。
ドメイン”service.jzfe.cn”に関する情報を『Grupo』さんで取得してみます。 ReceivedフィールドのIPアドレスと合致したので、この送信者は自身のメールアドレスを隠すことなく利用したことになります。 このReceivedフィールドの末尾にあるIPアドレスからメールの発信地を導き出してみると、香港の『九龍地区(Kowloon)』付近であることが分かりました。 詐欺サイトのリンクは当然偽装さて、本文に全日空の公式ドメイン『ana.co.jp』を使って記載されている詐欺サイトへのリンクですが、もしh論これはリンク偽装で、本当のリンク先のURLは以下の通りです。 先程と同様に『Grupo』さんでこのドメインに関する情報を取得してみます。 先程の方とは異なる人物の所有物ながら、この方もこれらの調査では頻繁に見掛る氏名。 再びこのIPアドレスからそのロケーション地域を調べると、詐欺サイト設置場所の王道でカナダの『トロント市庁舎』付近であることが分かりました。 リンクを辿ってみると、このようなページがどこからもブロックされることなく無防備に放置されていました。 当然、ここにお客様番号とパスワードを入力してログインボタンを押してしまうとその情報は詐欺犯に把握され不正ログインが可能となります。 | ||
まとめ恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^; |