『詐欺メール』『PayPay聖夜クリスマスキャンペーン!最大10,000円分のポイントをプレゼント』と、来た件

迷惑メール
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★フィッシング詐欺解体新書★


スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。
それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。
もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。

いつもご覧くださりありがとうございます!

いやいや、多すぎるでしょ?!
デマキャンペーン便乗詐欺メール…
今度はPayPayに成りすましていますよ!
そしてまたしても10,000円分のポイントプレゼントと…

件名:[spam] 🎄PayPay聖夜クリスマスキャンペーン!最大10,000円分のポイントをプレゼント🎁
送信者:”PayPay” <paypay.ne.jp@service.a914bfd34f0c1909.com>PayPay聖夜クリスマスキャンペーン
今年もご愛顧いただきありがとうございます!あなたのクリスマスをもっと素敵に。

最大10,000円分のPayPayポイントをプレゼント!
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この素敵な季節に、あなたもお得なプレゼントを手に入れて、素敵なクリスマスを迎えましょう!

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キャンペーン詳細
開催期間:2024年12月1日~12月25日
参加方法:期間中にPayPayでお買い物をするだけで自動エントリー!
特典内容:抽選で最大10,000円分のPayPayポイントをプレゼント!
当選発表:当選者にはPayPayアプリ内で通知されます。
注意事項
キャンペーンは予告なく変更・終了する場合があります。ポイント付与後、PayPayアプリ内の残高画面でご確認ください。

PayPay株式会社 | お問い合わせ

このメールは送信専用です。返信は受け付けておりません。

まぁ~ぃかし次から次へとよくもまあ考え付くものですね。
ま、恐らくは同じ人間かもしくは同じグループの仕業なんでしょうけど。
詐欺メールに免疫のない方だとこんなのでも騙されてしまうのでしょうかね?

この件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている
ものは全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに『迷惑メール』フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。

送信者として記載されているメールアドレスのドメイン(@より後ろ)は”service.a914bfd34f0c1909.com
ここは送信者がいくらでもウソを書くことができる部分で絶対鵜呑みにしてはいけません。
ってか、PayPayがこんなクソ長くてPayPayらしからぬドメインでユーザーに向けてキャンペーンメール送るでしょうか?
ちょっと考えればすぐにわかりますよね?

では、送信者の素性が分かるメールヘッダーの『Receivedフィールド』から情報を探ってみます。
こちらがこのメールのReceivedフィールドがこちらです。

Received: from service.a914bfd34f0c1909.com (unknown [192.51.188.4])

ドメイン”service.a914bfd34f0c1909.com”を割当てているIPアドレスと比較してみましょう。
こちらが『aWebAnalysis』さんで取得した”service.a914bfd34f0c1909.com”を割当てているIPアドレスです。

Receivedフィールドと全く同じ数字が並んでいるのでこの送信者は自身のメールアドレスを使ってこのメールを送ってきているようです。
これはこれらデマキャンペーン便乗詐欺メールの特徴ですね。
よっぽど身バレしない自信があるのでしょうか?

このReceivedフィールドの末尾にあるIPアドレスからメールの発信地を導き出してみると、中国北京にある『天安門広場』東側付近であることが分かりました。

脅威レベルが『高』でサイバーアタックの攻撃元として既にブラックリスト入りしているようです。


詐欺サイトは既に遮断

さて、本文の『今すぐ参加する』と書かれた部分に付けられた詐欺サイトへのリンクですがURLは以下の通りです。
h**s://paypay.jp.arizonataxicab.com/App/web/id/paypay_logon/
(直リンク防止のため一部の文字を変更してあります)
これまた『PayPay』のドメインとは異なるものが利用されていますね。

先程と同様に『aWebAnalysis』さんでこのドメインを割当てているIPアドレスを取得してみます。

このIPアドレスからそのロケーション地域を調べると、『東京都杉並区和泉2丁目』付近であることが分かりました。

リンクを辿ってみましたが『404 Error: Page not found』と書かれたページが開いたので、既にホスティングサービス側が危険を察知して強制的にサイトを遮断したようです。


まとめ

恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの
フィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;

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