週刊速報 8/29〜9/4の詐欺メール集計:Amazonが過半数、フィルタ回避が急増中

今週(8月29日〜9月4日)も、日々の受信箱には数えきれないほどの詐欺メールが届きました。今回は個別の詐欺メールではなく、1週間分をまとめて集計し、どんな手口がどれくらいの規模で出回っていたのかをグラフでご紹介します。
■ 日別の受信件数
週の半ば、9月2日(水)が288件で最多でした。この日は楽天銀行25周年便乗の偽Google Playストア事件や、Amazon再配達の波状攻撃など、個別記事でもご紹介した大型キャンペーンが重なった日でもあります。
8/29(土)
126件
8/30(日)
78件
8/31(月)
181件
9/1(火)
245件
9/2(水)
288件(最多)
9/3(木)
220件
9/4(金)
215件
■ 見逃せない変化:スパムフィルタをすり抜ける割合が急増
受信メールに付く「[spam]」の目印がない、つまりサーバー側のフィルタで検知されなかったメールの割合を日別に見ると、週前半は7〜8%程度だったのに対し、週後半の9月3日・4日には20%を超えました。攻撃側が検知を逃れるための送信インフラを切り替えてきている可能性があります。
8/29
7.9%
8/30
6.4%
8/31
8.3%
9/1
9.8%
9/2
12.2%
9/3
23.6%
9/4
20.0%
※重要:件名に「[spam]」の目印が付いていないからといって、安全なメールとは限りません。目印はあくまで機械的な一次判定に過ぎないことを、ご家族にもお伝えください。
■ なりすまし対象ブランド 上位10
全体の半数以上をAmazonが占める結果となりました。
Amazon
710件(52%)
セゾンカード
210件
その他/不明
177件
Apple/iCloud
106件
ANA
79件
Visa
16件
JAL
14件
楽天カード他
10件
ANAを騙るメールは79件と、単体記事化を見送ってきた分が積み上がっています(本サイトの運用ルールとして、対象者が限定的なANA便乗詐欺は週末・低ネタ日の特集記事用にストックしています)。近いうちに特集記事としてまとめてご紹介する予定です。
■ 今週の個別解析記事
- 楽天銀行25周年便乗「現金プレゼントキャンペーン」の正体(送信者名の逆さ偽装、偽Google Playストア)
- Amazon「再配達」なりすまし波状攻撃の正体(海外大学・自治体サーバーの踏み台、Tencent Cloud基盤の使い回し)
■ 今週から実践できる対策
- 「[spam]」の目印を過信しない:目印がなくても油断しないという意識を、ぜひご家族にも共有してください。
- Amazon関連は特に警戒を:今週の半数以上を占めています。注文履歴は必ず公式アプリ・公式サイトで確認する習慣をつけましょう。
- リンクは開かず、公式ルートで確認:ブランドを問わず、メール内のリンクや添付ファイルではなく、公式アプリやブックマークからアクセスする癖をつけてください。
今週のまとめ
今週はAmazonなりすましが全体の半数以上を占め、週後半にはスパムフィルタをすり抜けるメールの割合が急増しました。件名の「[spam]」表示に頼りきらず、差出人やリンク先を都度確認する習慣が、これまで以上に大切になっています。
Data Provided by Heartland-Lab Security Research Unit
本レポートのデータはymg.nagoyaのハニーポットより生成されました。
使用配色テーマ:週次固定グリーン














