メルカリが中国のドメインでね毎日、毎日、よくやりますわ。 殆ど毎日届くメルカリに成りすましたフィッシング詐欺メール。 今度は「メールコード」なるものを付けてきましたよ。 そんなの付けても同じなのにね(笑)  件名は 「[spam] アカウントは24時間後に自動的に削除されます。[メールコードM499]」 何と書こうが”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。 このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている ものは全て迷惑メールと判断されたもの。 うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと 否応なしに「迷惑メール」フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。 差出人は 「”メルカリ” <pidmuzzyg@service.yupzp.cn>」 メルカリが中国のドメインでね…ちゃんちゃらおかしいでしょ(笑) 信用第一のメルカリが自社のドメインが有るにも関わらず全く関係の無いドメインを使った メールアドレスでユーザーにこのような大切なメールを送りますかって話。
またしても中国とアメリカのコラボでは、このメールのヘッダーソースを確認し調査してみます。 ソースから抜き出した「フィールド御三家」がこちらです。 Return-Path: 「<pidmuzzyg@service.yupzp.cn>」 ”Return-Path”は、このメールが何らかの障害で不達に終わった際に返信される メールアドレスです。 一般的には、差出人と同じメールアドレスが記載されますが、ここは誰でも簡単に 偽装可能なフィールドなのであてにできません。 | Message-ID:「<20220120045658877284@service.yupzp.cn>」 ”Message-ID”は、そのメールに与えられた固有の識別因子。 このIDは世の中に1つしかありません。 ”@”以降は、メールアドレスと同じドメインか若しくはデバイス名が入ります。 ここも偽装可能で鵜呑みにはできません。 | Received:「from service.yupzp.cn (service.yupzp.cn [192.119.65.103])」 ”Received”は、このメールが通過してきた各受送信サーバーが自身で刻む 自局のホスト情報です。 ここに掲げた”Received”はこのメールが最初に通過したサーバーのもの。 すなわち、差出人が使った送信サーバーの自局情報。 記載されている末尾の数字は、そのサーバーのIPアドレスになります。 |
では、この”Received”にあったIPアドレス”192.119.65.103”を使ってそのサーバーの情報を 拾ってみます。  持ち主は、日本ではあまり見られない漢字3文字の氏名で恐らく中国の方。 相変わらず中国人は多いですね。(汗) 次にこのIPアドレスが実際に使われている地域を調べてみます。  結果は、アメリカのシアトル付近。 この辺りに置かれたメールサーバーが使われたようですね。
「確認 をクリックします」??次に本文です。 いつも弊社のサービスをご利用いただきまことにありがとうございます。 以前に2通のメールを送信しましたが、確認情報を取得できませんでした。 残念ながら、あなたのアカウントは24時間後に自動的に削除されます。 アカウントを引き続き使用する必要がある場合は、24時間以内に個人情報を確認してくださ 。確認 をクリックします ※このメールは返信しても届きません。 このメールを停止したい場合は 配信停止のページからお願いいたします。 |
何故にこういったフィッシング詐欺メールは中途半端なんでしょうか? 4行目の最後のくだり 「24時間以内に個人情報を確認してくださ 。」 こんな終わり方不自然でしょうが…(;’∀’) それにリンクボタンに書かれた 「確認 をクリックします」 これも日本語としては不自然な表現ですよね? で、そのリンク先のURLがこちら。  このURLに含まれるドメインは”autumn.servebeer.com”です。 このドメインの持ち主を調べてみると。  結果は、アメリカにある無料ドメインサイト”No-IP”は持ち主として表示されました。 と言うことは、このURLにあるドメインは無料でレンタルされているもの。 詐欺するんだから少しは金使えよ…
まとめこんな姑息な詐欺犯これ以上追っても仕方ないのでこの辺でやめておきます。 メルカリに成りすますフィッシング詐欺は、最近楽天を抜いてアマゾンの次に多くなりました。 私のようにメルカリに会員登録してないのでこのようなメールが来てもびくともしませんが 皆さん、気を付けてく下さいね。 いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^; |