『詐欺メール』三井住友カードから「第三者に利用される恐れがあります」と、来た件

署名の無いメール

また、「三井住友カード」を騙った馬鹿げた詐欺メールが届きました。
まぁとにかくメールの文面を見てください。

例によってカードが第三者によって不正利用する可能性があるという煽りメールです。
がしかし、このメールの文面でおかしなところが数か所。

おかしなところを赤の太文字で表してみました。

まず「いついつも」なんて歌の文句じゃなんですからこのような言い方はしません。
少なくとも日本人ならね(笑)

そして「至至急」
このような日本語はありません、「四死球」ならあるけどね(笑)

それにこのフォント…気持ち悪い(-_-;)
普通企業さんからのメールって署名とかあますよね？
このメールには住所しか書かれていませんので問い合わせはどこの部署へしら良いのか
全然わかりませんね。

申請ホヤホヤドメインは怪しいぞ

では、このメールもいつのよう丸裸にしていきましょう♪

これがこのメールのプロパティーです。

差出人こそ「三井住友カード <info@vpass.ne.jp>」と名乗っていますがこんなの全然ウソ！
だって”Return-Path”に「admin@cphgywj.cn」なんて全然違う中国ドメインのアドレスが
書かれてますもん(笑)
果たして”cphgywj.cn”なんてドメインは実在するのでしょうか？

実在しましたね…(汗)
もちろん中国の企業が申請者でまだ申請されたホヤホヤのドメインです。

そしてメールのヘッダーを表示させて上からツラツラと見ていくと”Received”ってところに
このような記述がありました。

そう、差出人が利用した送信メールサーバーが書き込んだスタンプです。
これはそのサーバーに割り当てられているIPアドレスの情報です。

このIPも調べるとやはり割り当て国は中国で北京市で利用されているようです。

こう言った詐欺メールには必ず詐欺サイトへ誘うためのリンクが配されていますが
このメールにももちろんあってそのURLがこちら。

サイトはガッツリ稼働中です。

それではこの不届きものが利用しているこの”smbc-vpass.cc”ってドメインについても調査。
すると、このような地域が検索されました。

出された結果はニューヨーク州バッファロー。
この位置情報は当サイトでは何度も出てくる地域ですね。
きっと犯人はいくつものサイトを作って悪事を働いているんでしょう(-_-;)

ここまで詳しく調べる人はそうそういないと思いますが、申請したてのホヤホヤドメインは
要注意です。
だってこのために申請して悪事を働き、ヤバくなったらすぐにトンズラするんだからね。

では、皆さんお気をつけて。