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『詐欺メール』『【eオリコ】カードご利用のお知らせ(確定)』と、来た件

 


★フィッシング詐欺解体新書★


スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。
それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。
もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。

あからさまに中国のドメイン

いつもご覧くださりありがとうございます!

『オリコカード』関連の連投ですいません。
先回の『詐欺メール』『口座取引制限のご案内:オリコ情報を更新してください』と、来た件に続き今度は、利用通知に関するメールが届きました。

件名:[spam] 【eオリコ】カードご利用のお知らせ(確定)
送信者:”eオリコ” <e-ask.orico-haplism@service.v7861.cn>いつも「オリコカード」をご利用いただき、ありがとうございます。
「ご利用通知(確定)」をご希望されている方に「eオリコ」より配信しております。

◇ご案内
—————————————————————
カードのご利用情報を更新しましたので、お知らせします。
eオリコメニュー「ご利用状況>ご利用明細照会」よりご確認ください。
—————————————————————

●利用カード:オリコカード

?eオリコログイン
https://www.orico.co.jp/creditcard/for/member/about/eorico/?utm_so=myvpll&ampaign=wm-eorico-eo

—————————————————————
■ご利用に覚えのない場合について
—————————————————————
お問合せの多いご利用先は下記よりお確かめください。
https://www.orico.co.jp/support/request/

●カード利用の一時停止をご希望の方は下記よりお手続きください。
eオリコメニュー「各種サービス申込>カード利用一時停止」

—————————————————————
■ご利用通知(確定)の配信停止について
—————————————————————
eオリコメニュー「各種サービス申込>カード利用通知」にて配信停止(再開)することが可能です。

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本メールは配信専用のため、ご返信いただいても、お問合せにお答えすることができません。
お心当たりのない場合やお問合せにつきましては、下記フォームよりご連絡ください。
■お問合せフォーム■
https://www.orico.co.jp/support/mail/card.html
――――――――――――――――――――
株式会社オリエントコーポレーション
〒102-8503 東京都千代田区麹町5-2-1オリコ本社ビル
https://www.orico.co.jp/
――――――――――――――――――――
Copyright(c)Orient Corporation. All Rights Reserved.

このメールは、いわゆるフィッシング詐欺メールで、オリコカードを持っていようが持っていなかろうがお構いなしで、どこかで入手した漏洩メールアドレスに対して無差別で送られてきたものです。
もう既お気づきかと思いますが、送信者のメールアドレスので使われているドメイン(@以降)には『service.v7861.cn』と中国に与えられた国別ドメインが使われています。
国内の信販会社が、中国のドメインを使ったメールアドレスでユーザーに対して利用明細照会を促すメールなんて送るはずがありませんよね!
まあこの中国のドメインも眉唾物ですけどね~
その辺りは後ほど確認するとして、それにこの件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている
ものは全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに『迷惑メール』フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。


オリコカードが中国のドメインでバッファローからメールを送る

では、送信者の素性が分かるメールヘッダーの『Receivedフィールド』から情報を探ってみます。
こちらがこのメールのReceivedフィールドがこちらです。

Received: from service.v7861.cn (unknown [107.172.140.71])

ドメイン”service.v7861.cn”を割当てているIPアドレスと比較してみましょう。
こちらが『aWebAnalysis』さんで取得した”service.v7861.cn”を割当てているIPアドレスです。

全然違いますよね、この結果からこの送信者が使ったとされる”service.v7861.cn”を使ったメールアドレスは偽装であることが断定できます。

このReceivedフィールドの末尾にあるIPアドレスからメールの発信地を導き出してみると、米国の『バッファロー』付近であることが分かりました。

これらの結果から、オリコカードが中国のドメインを使ってバッファローからメールを送ってってことになりますよね?(笑)


リンク先の詐欺サイトはいまだ稼働中

さて、本文には合計4箇所にリンクが付けられていて表面上どれもバラバラなリンク先となっていますが、これは真っ赤なウソで、全て同じサイトへのリンクでURLは以下の通りです。
h**ps://pcmn.orico-agogaster.mhkfif.cn/eorico/login/
(直リンク防止のため一部の文字を変更してあります)
これまた中国のドメインが利用されていますね。

今度は『Grupo』さんでこのドメインに関する情報と割当てているIPアドレスを取得してみます。

ああ、ちょくちょく見掛る中国の方が取得されているドメインですね。
このIPアドレスからそのロケーション地域を調べると、詐欺サイトでありがちな『東京都杉並区』付近であることが分かりました。

リンクを辿ってみると、一旦はウイルスバスターにブロックされましたが解除するとこのようなページが開きました。

オリコカードユーザー専用のウェブサイト『e-Orico』の偽サイトですね。
本物と比較してみましたが、若干異なるようですが頻繁に訪れないと判断できないでしょうね。
当然、ここにIDとパスワードを入力してログインボタンを押してしまうとその情報は詐欺犯に把握され不正ログインが可能となります。
この先のページで会員情報の更新と称し更に個人情報やクレジットカードの情報を盗み取られた上で詐欺の被害に遭うことになります。


まとめ

恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの
フィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;

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