『詐欺メール』『2024年12月度お支払い金額確定のご案内』と、来た件

迷惑メール
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★フィッシング詐欺解体新書★


スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。
それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。
もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。

ジャックスカードが中国のドメインでメールを?!

いつもご覧くださりありがとうございます!

様々なカード会社の名を騙って支払い金額の通知メールが届きます。
三井住友カード、ビューカード、楽天カードなど。
そして今回届いたのが『ジャックスカード』を名を騙り今月の支払金額が確定した旨の案内が届きました。

件名:[spam] <JACCS>2024年12月度お支払い金額確定のご案内
送信者:”株式会社ジャックス” <jaccs-guess.hundredice-figureage.althoughistic@service.eddho.cn>ジャックス インターコムクラブをご利用いただき、誠にありがとうございます。
今月の以下のカードについてお支払い金額が確定いたしました。

………………………………………………………………………………………………
【対象カード】
JACCSカード

【お支払い日】
2024年12月20日(金)

………………………………………………………………………………………………

以下のURLから、パソコンまたはスマートフォンでジャックス インターコムクラブに
ログインのうえ、カードご利用代金明細をご確認下さい。
h**ps://www.jaccs.co.jp/Service?_TRANID=JALG00002_24M&p=MRDynrgVOShGDtzCBUy5j4wvdPHjW5K%252BWLBRXiKzVG%252FgNsZF7wosxznDCzYdM4T8ftrOjBdYYenB%250AV05mj2W7s8TXeqP90DvJo7YJOSdEn0dYKTPi8en%252BVoAW%252FzKDVdhi

本ご案内はWEB明細サービスに登録いただいているお客様にお届けしております。
本ご案内をお届けしたお客様にも、ご利用内容等によりご利用代金明細書を郵送
させていただく場合がございますので、ご了承ください。

当社は「犯罪収益移転防止法」や「マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン」に基づき、健全なクレジットシステムの構築、維持に取り組んでおります。
お客さまの氏名、自宅住所、連絡先電話番号等、お届出情報の変更があった際は、お早めに当社へ届出をお願いいたします。

どっちにしても私、この『ジャックスカード』持っていないので騙されたくてもね…

この件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている
ものは全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに『迷惑メール』フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。

送信者として記載されているメールアドレスのドメイン(@より後ろ)は”service.eddho.cn
ここは送信者がいくらでもウソを書くことができる部分で絶対鵜呑みにしてはいけません。
因みに『ジャックスカード』が利用するメールアドレスのドメインを『Search Labs | AI』で検索してみると『@jaccs.co.jp』と出ました。
故にこのドメイン以外のメールアドレスで届いた『ジャックスカード』からのメールは全て偽物と言うことになります。
それにしても”.cn”なんて中国のドメインをジャックスカードが使うはずありませんよね!

メールヘッダーの『Receivedフィールド』からこのドメインの持ち主について調べると
間違いなく送信者のもので、その氏名は当用漢字に無い漢字3文字が利用されたもの
その申請は中国の『』を介して行われていました。
そしてIPアドレスから導き出したおおよそのこのメールの発信地は『』であることも分かりました。

では、送信者の素性が分かるメールヘッダーの『Receivedフィールド』から情報を探ってみます。
こちらがこのメールのReceivedフィールドがこちらです。

Received: from service.eddho.cn (unknown [103.195.5.235])

このドメインの持ち主について『Grupo』さんで調べるとこのように出ました。

IPアドレスが合致したので間違いなく送信者のもので、登録者の氏名は当用漢字に無い漢字3文字が利用されたもの、その申請は中国の『上海福虎信息科技有限公司』を介して行われていました。
そしてIPアドレスから導き出したおおよそのこのメールの発信地は香港であることも分かりました。


リンクのURLは偽装

さて、本文に直書きされた詐欺サイトへのリンクですが”jaccs.co.jp”とジャックスカードのドメインが使われているようですがこれはウソ。
本当のリンク先のURLは以下の通りです。
h**ps://jascce-phrendom.bouqa.co/icmclub-icm_login/
(直リンク防止のため一部の文字を変更してあります)
やっぱり『ジャックスカード』のドメインとは異なるものが利用されていますね。

先程と同様に『aWebAnalysis』さんでこのドメインを割当てているIPアドレスを取得してみます。

このIPアドレスからそのロケーション地域を調べると、いつものように『東京都杉並区和泉2丁目』付近であることが分かりました。

リンクを辿ってみると、Googleとウイルスバスターにブロックされました。
解除して進むとこのようなページが開きました。

当然偽サイトですから、ここにIDとパスワードを入力してログインボタンを押してしまうとその情報は詐欺犯に把握され不正ログインが可能となります。
この先のページで会員情報の更新と称し更に個人情報やクレジットカードの情報を盗み取られた上で詐欺の被害に遭うことになります。


まとめ

恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの
フィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;

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