『詐欺メール』JAネットバンクから『※要返信 登録個人情報再確認のお願い』と、来た件

迷惑メール
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★フィッシング詐欺解体新書★


スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。
それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。
もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。

銀行が重要な言葉を略語にする?

いつもご覧くださりありがとうございます!

昨日は三井住友カードを騙る詐欺メールが一晩で178通、そして今日は『【Amazon】お客様のアカウント認証に関する重要なお知らせ』と言う件名のAmazonを騙る詐欺メールが一晩で134通。
送信者として使われているメールアドレスはどれも”no-reply@tkcreshop.com”なので当然同一犯の仕業。
こんなに送り付けて何が楽しいのでしょうね?
下手なサーバーだとひょっとしたら溢れてしまうかも知れませんよ…

さて、今回取り上げるのはこのメールではなくこちらのJAネットバンクを騙ったもの。
こちらもなかなか癖のあるメールですよ!

件名:※要返信 登録個人情報再確認のお願い
送信者: “JAネットバンク” <no-reply@ihoqhtyivv.com>
送信日時 2024年11月14日(木) 07:47:54JAネットバンクつきをご利用いただきありがとうございます。

現在、当行では金融庁指導のもと、マネロン等対策の一環として、お取引の内容、状況等に応じて、過去に確認した氏名・住所・生年月日・ご職業や、取引の目的等について、再度確認をさせていただいております。
お手数おかけしますが、下記の内容の提出にご協力ください。

h**ps://zgfckfw.com

ご確認をいただけない場合、セキュリティ上の観点からご利用制限をかけさせていただくことを予めご了承下さい。

お客様にはご迷惑、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません
---------------------------------

ご不明な点がございましたら、下記までご連絡ください。
連絡先 0120-058-098
これからもJAたかつきをよろしくお願いします。

まず送信者のメールアカウント名”no-reply”は、『このメールには返信できません』といった意味を持つ架空のメールアドレス。
それなのにこのメールの件名には『要返信』って???

それに『当行では金融庁指導のもと、マネロン等対策の一環として』ってくだり。
ここに『に』は必要ありません。(笑)
そして『マネロン』は『マネロン等対策の一環』の略。
銀行からのメールがこのような重要な言葉を略語を使うでしょうか?
絶対あり得ません💦

このメール、末尾まで読んでいくとようやく『JAたかつき』と大阪府高槻市にあるJAからのメールであることが分かります。
もちろん嘘ですけどね!(笑)

送信者として記載されているメールアドレスのドメイン(@より後ろ)は”ihoqhtyivv.com
ここは送信者がいくらでもウソを書くことができる部分で絶対鵜呑みにしてはいけません。
因みに『JAネットバンク』が利用するメールアドレスのドメインを『Search Labs | AI』で検索してみると『@webcenter.anser.or.jp』『@otp-auth.net』『@janetbank.jp』のみであると出ました。
故にこのドメイン以外のメールアドレスで届いた『JAネットバンク』からのメールは全て偽物と言うことになります。

メールヘッダーの信用できる”Receivedフィールド”はこちら。

Received: from mail4.ihoqhtyivv.com (unknown [103.12.149.15])

そしてaWebAnalysisさんで取得した”ihoqhtyivv.com”を割当てているIPアドレスがこちら。

103.1.42.63

双方全く異なるのでこの送信者のメールドメインは”ihoqhtyivv.com”ではありません。
更にそしてIPアドレスから導き出したおおよそのこのメールの発信地は香港の『九龍城区』であることも分かりました。


詐欺サイトは閲覧不可

さて、本文に付けられた詐欺サイトへのリンクですがURLは以下の通りです。
h**ps://zgfckfw.com/】(直リンク防止のため一部の文字を変更してあります)

このドメイン、aWebAnalysisさんでIPアドレス調査してみるとこのような結果が出ました。

このドメインのIPアドレスを判別することができなかったと書かれていますから、このドメインは現在使用することができないもの。
故にこのドメインを使ったサイトの運営はできないのでリンクは実在しないサイトです。
このメールが愉快犯による迷惑メールなのかそれとも詐欺メールではあるものの詐欺サイトは既に放棄したのか…今となっては判断することはできません。


まとめ

恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの
フィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;

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