『詐欺メール』『【レイク】360日間利息無料サ一ビスの有効化のご案内』と、来た件

スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。
それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。
もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。

主流にありつつある消費者金融業者を騙る詐欺メール

いつもご覧くださりありがとうございます！

ここ最近、本当に消費者金融業者になりすますフィッシング詐欺メールが大量に送られてくるようになり、反してこれまで大量だったヤマト運輸の名を騙ったものがパッタリと減少した気がするのは私だけではないはずです。
このようにフィッシング詐欺メールにも流行り廃りがあってこれからしばらくはこの消費者金融業者を騙るものが主流となるのではないかと思われます。
そんな中、アイフル、プロミスに続き今度は『レイク』になりすますものが見つかりました。

他の消費者金融業者の名を騙ったものと同じように、使われているメールアドレスと本文に記載のリンクURLに使われているドメインは、どちらもレイクさんの公式ドメイン『lakealsa.com』とは全く異なるものが使われています。
特に金融機関などお金を扱うような信用第一の企業が、自社ドメインが有るにも関わらずどこの馬の骨か分からないようなよそのドメインを使って案内メールを送るなんてあり得ません。

件名は『[spam] 【レイク】360日間利息無料サ一ビスの有効化のご案内』
ご承知の通り件名欄は、差出人が書き込むものですからいくらでも適当に記入できます。
この件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている
ものは全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに『迷惑メール』フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。

差出人は『”新生フィナンシャル株式会社” <no-reply@fqryq.com>』
皆さんはご存じでしょうか？
この差出人欄は完全に自己申告制で、誰でもウソが書けるフィールド。
ですから、ここは信用できない部分です。

あれ？レイクじゃなかったっけ？

では、本文。

※リンクのURLは直リンク防止のため一部の文字を変更しています。

この360日間利息無料サービスって、先日ご紹介したアイフルの詐欺メールでも使われていた手口ですが…

『詐欺メール』『【アイフル】360日間利息無料サ一ビスの有効化のご案内』と、来た件

週が明けても『アイフル』 多分あなたは、このメールに不信感を持ち検索されてここにいらっしゃった方かと思います。 ご心配でご不安したよね？ でもご安心ください、このメールは、詐欺メールですから削除してしまって結構です！ これでほっとされたのな...

ymg.nagoya

差出人として署名欄に書かれているのはレイクの親会社の『差出人：新生フィナンシャル株式会社』で電話番号も間違いはありません。
でも、この署名のすぐ上にある『サービス詳細』内にあるサービス名は何故か商売敵のはずの『アイフル』の社名が書かれています！(笑)
これは皆さんお察しの通り恐らくこのメールと同じ差出人なのでしょうね。

それにしても利息をなりわあいにしている消費者金融業者が360日も無利息って
死活問題になりかねないので、そのようなキャンペーンは恐らく実際には行われていないものでしょうね。

因みにこのリンク先を辿ると、このようにChromeのセキュリティに引っかかりブロックされたのでもう既に業界では危険なサイトとしてブラックリスト入りしていました。

危険を承知で先に進んでみたら、なんと開いたのは楽天のログインページ。

もちろんURLは楽天のサイトではないのでこれも偽サイト。
Chromeのアドレスバーには見出しにしっかり警告メッセージが付けられています。

リンク先詐欺サイトは香港に

最後にURLに使われているドメイン”szssyzn.com”の情報を抜き出し所在地を確認してみます。

まずは『aWebAnalysis』さんで割当てているIPアドレスを抽出。

次にこのIPアドレスを元にサイト運営に利用されているホスティングサービスとその割り当て地を再び『IP調査兵団』さんで確認してみます。
(※IPアドレスから導き出された位置情報は、必ずしもそれほど正確ではありません)

あくまで大雑把な代表地点ですが、地図に立てられたピンの位置は、香港の上環(Sheung Wan)。
利用されているホスティングサービスは、バングラデシュに拠点を置く『CTG Server Ltd.』
この辺りに設置されたウェブサーバーに、リンク先の詐欺サイトは構築されているようです。

まとめ

この消費者金融業者の利用者数はChatGPTで調べてみると2020年頃の利用者数は600万人前後とされていて、最近の過払い金問題などで利用者数は激減しているとか。
お金に困っているであろうこの約600万人を狙った詐欺を企む人間って血や涙あるんでしょうか？

恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの
フィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;