【公開】楽天カード偽装メール「未納金 一括請求のご連絡(会員規約第17条)」の裏側を技術分析!

 

【重要】未納金 一括請求のご連絡(会員規約第17条)という楽天を騙る怪しいメールに気をつけて!
公開日:2026年05月22日 | 記事監修:Heartland

 


みなさん、こんにちは!
近所のIT詳しいお兄さん、Heartlandです。
今日も困った街のパソコンやスマホの相談室へようこそ。

最近、初夏のような陽気になってきましたが、みなさん体調を崩されたりしていませんか?
お散歩に出かけるのにも気持ちいい季節ですよね。

でも、そんなのんびりした季節を狙って、私たちのスマホに「意地悪な嘘つきメール」を送りつけてくる悪い人たちがいるんです。

今回は、私の大切な読者のみなさんから「こんなメールが届いてびっくりしちゃった!」と相談を受けた、最新の怪しいメールについてじっくりお話ししますね。

ちょっと難しいお話も交じりますが、おじいちゃん、おばあちゃん、そして大切なご家族みんなで読めるように、できるだけ分かりやすく、丁寧に解説していきます。
どうぞ最後までお付き合いくださいね!

 

◆ 今回届いた怪しいメールの正体は?

 


今回見つかったのは、有名なクレジットカード会社の「楽天カード」の名前を勝手に使ったニセモノのメールです。

メールの件名(お名前のところ)には、
「【重要】未納金 一括請求のご連絡(会員規約第17条)」
なーんて、とってもおどろおどろしい難しい言葉が書かれています。

「未納金(みのうきん:まだ払っていないお金のこと)」とか、「一括請求(いっかつせいきゅう:まとめて全部今すぐ払いなさいという意味)」なんて言われると、心臓がドキッとしちゃいますよね。

でも、安心してください。
これはあなたを慌てさせて、お財布からお金を奪い取ろうとする真っ赤な嘘です!

 

【届いたメールの実際の画面】

 

【届いた偽メールの文字をそのまま再現したコーナー】


差出人 楽天カード株式会社 <s-mayu15@sawenef.cn>
宛先 *****@*******.jp」(※実際は読者様の伏字アドレスです)
件名 【重要】未納金 一括請求のご連絡(会員規約第17条)

Rakuten Card



2026年4月お支払い金額のご案内

4月請求金額
確定 28,658円

ご利用カード:楽天カード
お支払い期限:メール確認後、1日以内
※期限を過ぎますと遅延損害金が発生します

PayPayでかんたんお支払い
お手持ちのPayPayアプリから、いつでもどこでも
簡単・スピードにお支払い手続きが可能です。
手数料無料でご利用いただけますので、ぜひご活用ください。

【 PayPayでお支払いする 】 ←ここがボタンになっています

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◆ ITお兄さんの大注目ツッコミポイント!

 


このメール、よーく見るとものすごく変なところがたくさんあります!

一番おかしいのは、「楽天カードの請求なのに、なぜかPayPay(ペイペイ)で払えと言っている」という点です。

みなさんもお店でお買い物するときに、楽天のマークや、PayPayのマークを見ますよね?
これらは、まったく別のライバル会社同士です。
楽天カード会社が、未払いの代金をわざわざライバル会社のPayPayで集めるなんてことは、1000%絶対にあり得ません!

さらに、お支払い期限が「メールを見てから1日以内」なんて書かれています。
いくらなんでも急かしすぎですよね。
人間、急かされると「どうしよう!早く払わなきゃ!」と頭が真っ白になってしまいます。
泥棒たちは、まさにそこを狙ってきているんですよ。

つまり「楽天の名前を出しながら、全然関係ないPayPayで今すぐ払えと脅してくる、めちゃくちゃな嘘つきメール」ということです。

 

◆ 機械の裏側を覗いてみよう(ちょっと難しいヘッダー解析)

 


ちょっとここで、パソコンの専門的な裏側のデータ「メールヘッダー(メールの配送伝票のようなもの)」をのぞいてみましょう。
難しい言葉が出てきますが、お兄さんがかみ砕くので安心してくださいね。

悪い人たちが残した足跡から、2つの重要なデータを取り出しました。
(※プライバシーを守るため、読者様のサーバー名やアドレスは「■■■」と隠しています)

 


【1】Received-SPF(メール送信元の身元確認結果)
Received-SPF: pass (■■■.*******.jp: SPF record at sawenef.cn designates 150.5.149.102 as permitted sender)

【2】一番古いReceived(メールが最初に出発した場所の記録)
Received: from unknown (HELO sawenef.cn) (150.5.149.102)
by ■■■.*******.jp with ESMTPS … 21 May 2026 11:50:08 +0900

 


さて、このデータを読み解いてみましょう。

まず【1】の「Received-SPF(エスピーエフ:送信ドメイン認証)」という仕組みです。
これは「送ってきた相手が、本当にその名前の通りの人か」を確かめるハンコのようなものです。
結果は「pass(パス:合格)」となっていますね。

「えっ!合格なら本物の楽天カードなの?」と思ってしまいますが、ここが罠なんです。
これは「楽天カードとして合格」したのではなく、「sawenef.cn」という中国の住所(ドメイン)の持ち主として、正しく送られましたよ、という意味の合格エンドなんです。

そして【2】の「Received(レシーブド:経由地レコード)」を見てみると、このメールは「150.5.149.102」というインターネット上の番号(IPアドレス)から出発したことが分かります。
この番号の場所を調べてみると、なんと日本の東京にある、ある有名なレンタルサーバー(インターネット上の貸し部屋)を悪用して送られていることが分かりました。

ここで「クローキング(Cloaking:身隠し・化けの皮)」という、とてもずる賢い手口の疑いが出てきます。
クローキングとは、機械が見るとき(セキュリティのチェック)には「私は怪しくない、普通のメールですよ」と良い子のフリをしてすり抜け、人間の私たちの前に来るときだけ「未払金を払え!」と怖い鬼の顔を見せる、二重人格のような騙しのテクニックです。

今回は、中国の登録名を使って、日本のサーバーから、まるで正規のメールのような綺麗な顔をして送りつけられてきました。
だから、迷惑メールフィルターをすり抜けて、あなたの手元に届いてしまったのですね。

つまり「セキュリティの網の目をかいくぐるために、日本のサーバーをこっそり借りて、身元を綺麗に偽装して送ってきた、大変ずる賢いニセメールだ」ということです。

 

◆ ボタンを押すとどうなっちゃうの?(罠の行き先)

 


もしも、メールにあった「PayPayでお支払いする」というボタンを押してしまうとどうなるのでしょうか?

お兄さんが、安全な特別な網(解析環境)を使って、そのボタンのリンク先を調べてみました。
ボタンに仕込まれていた実際のURL(インターネット上の住所)はこちらです。


https://paypay.ne.jp/?pid=QRCode&link_key=https://qr.paypay.ne.jp/p2p01_■■■■■■■■■■■■■■■■&af_force_deeplink=true

(※悪用されないように、一番大切な個人の引き受けコードの部分は「■■■」と伏字にしています)

これを見ると、始まりが「paypay.ne.jp」となっていて、一見すると本物のPayPayのサイトに見えますよね。
実はこれ、「PayPayの個人送金機能(送金用QRコード)」を直接呼び出す仕組みになっているんです!

普段、お友達同士で「割り勘」をするときに、スマホでポチポチとお金を送ったりしますよね?
あの便利な仕組みを、悪い人たちは悪用しているんです。

このボタンを押して、画面の指示通りに進めてしまうと、あなたのPayPayお財布残高から、犯人のポケットへ直接「28,658円」がチャージ(送金)されてしまいます。
個人送金で送ってしまったお金は、あとから「騙された!」と気づいても、取り戻すのがとっても難しいんです。
クレジットカードの未納金回収に見せかけて、ただの「個人への貢ぎ物」をさせようとしているわけですね。
本当にあくどいやり方です!

 

【実際に誘導されるPayPay画面】

 

◆ 大切な家族をみんなで守るために

 


今回の詐欺メールは、これまでの「クレジットカードの番号を盗む」というものとは違って、「スマホに入っている電子マネーを直接奪い取る」という新しいタイプの罠です。

特に、お孫さんやお子さんから「PayPayは便利だよ」と教えてもらって、お買い物に使っているおじいちゃん、おばおちゃんたちが狙われやすいです。
「楽天カードが止まっちゃう!」「遅延損害金が発生する!」と脅されて、慌ててボタンを押してしまうかもしれません。

ですので、どうかこのお話を、みなさんの大切なご家族や、お近くのお友達にも教えてあげてください。
「楽天からのメールなのに、PayPayで払えっていうおかしなメールがあるんだって!」
一言そう伝えておくだけでも、被害を防ぐ強力なバリアになります。

もし、似たようなメールが届いて「これって本物?偽物?」と迷ったときは、絶対にボタンは押さずに、いつでも私に相談してくださいね。
一緒に画面を見ながら、お兄さんがいつでもお答えしますからね。

それでは、今日も安全で安心なインターネットライフを過ごしましょう!
近所のITお兄さん、Heartlandでした。
また次回の相談室でお会いしましょうね!

 

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