感染力や拡散力が非常に強い 昨年の11月に『最恐!!』なりすまし自己増殖メールで「Emotet」が拡散中の件 というタイトルでエントリーを1つ挙げています。 この恐怖のメールは、今年に入り影を潜めていたのですが、どうやらコロナウイルスと 同様、第2波の兆候が見え始めたと巷で話題になっているようです。 この”Emotet”はマルウエアの一種で、感染力が非常に強く、拡散力も強力。 メールに添付されたWordやExcelなどのOfficeにあるマクロに憑りつきます。 この添付されたファイルを展開しマクロを実行すると”Emotet”に感染し、 感染すると感染元にあるパソコンのメールソフトにあるアドレス帳を検索し そのメールアドレスに対して同じように”Emotet”を実行するマクロのある Officeファイルを添付したメールを勝手に送り付ける手法で拡散します。 このような感染ルートなので横方向に広がるのが非常に早く、感染するリスクが 非常に高いのが特徴。 Emotetに感染しないために Emotetに限らず、マルウェア感染によるセキュリティインシデントの発端となるパソコンは セキュリティ対策ソフトで保護されていないことが多いものです。 現代でも一部のユーザーでは無防備な状態でインターネットに接続しているようです。 まず、自分の身は自分で守らなければいけません。 ウイルスバスターやノートンなどのセキュリティ対策ソフトを導入しリスクを未然に防ぐ 必要があります。 これらのソフトを導入するだけではなく定期的に更新を行って最新のセキュリティパッチを あてておく事も忘れてはいけません。 また、Windows10も毎月定期的にセキュリティパッチの配布を行っています。 面倒だからと後回しにしているユーザーも多いかも知れませんが、感染リスクを少しでも 少なくするよう積極的に更新するように心掛けましょう。 メールに添付されたファイルはたとえ知合いからのメールであっても特にOfficeファイルは 不用意に実行せず、保存したら実行する前にセキュリティーソフトでチェックする癖を 付けることが大切です。 |