厨房用天吊り空調機の怪 | |
今回は珍しく仕事の話で恐縮です。 多分この分野の方でない方には何の事やらだと思います。 ご存知の方は少しだけお付き合いください。何を隠そう私、日々建築関係の空調衛生図面を描いております。 どんな仕事でもそうだと思いますが、様々な業務をこなすうちに色々な問題に直面し解決しながら進めていく訳です。 私のグループでは何故か給食センターなど大規模厨房を手掛けることも多く現在もとある大手電機メーカーの工場内にある食堂の図面を手掛けています。 で、厨房内は多湿であるがために空調で使われる機器類に特殊なものがあります。 そのうちの一つに天井吊型で厨房専用の空調機ってのがあるのです。 夏場空調機では除湿された水分が発生しその水分をドレンと言います。 ドレンは天井内の勾配を付けられたドレン配管を使って1本の立管に集められ最終的に下水へ放流される仕組みです。 勾配が付けられるため立管から遠ければ遠いほ高くなります。 空調機本体からは内蔵されたり別置きされたをポンプで個々にドレン配管に導きますが、当然ポンプにもドレンを持ち上げられる高さに制限がありそれ以上高い配管には接続できないことになっています。 前置きが長くなりました。 先に書いたように配管には自然にドレンが排出されるよう1/100~1/50の比率で勾配が設けられています。 |
『ドレンアップ』とは名ばかりだった件
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