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『詐欺メール』『【U-NEXT】念のためのカード情報更新』と、来た件

 


★フィッシング詐欺解体新書★


スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。
それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。
もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。

唐突にカード情報の更新を求める

いつもご覧くださりありがとうございます!

多分初めてじゃないでしょうか『U-NEXT』を騙る詐欺メール。
唐突にカード情報の更新を求めるメールです。

件名:[spam] 【U-NEXT】念のためのカード情報更新
送信者:”U-NEXT” <no_noreply@unext.co.jp>【重要】クレジットカード情報更新のお願い
いつもU-NEXTをご利用いただき、誠にありがとうございます。
お客様のサービスが途切れないよう、重要なご案内をさせていただきます。

早急に対応が必要です。クレジットカード会社による厳格なセキュリティ強化のため、お客様のカード情報の更新が必要となります。
この手続きを完了していただかない場合、以下の影響が考えられます。
• サービスの一時停止
• ポイントの無効化

クレジットカード情報の更新はこちら

ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
今後ともU-NEXTをよろしくお願いいたします。

株式会社U-NEXT

〒141-0021 東京都品川区上大崎3丁目1−1

本メールアドレスは送信専用です。本メールに返信されてもご質問にはお答えできませんのでご了承ください。

最初に書いておきますが、私U-NEXTユーザーじゃありませんので。
国内に約2500万人居るとされるU-NEXTユーザーに対して宛てたこのメール。
この件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている
ものは全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに『迷惑メール』フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。
それにしても『念のため』なんて件名に書きますかね?(笑)

送信者として記載されているメールアドレスのドメイン(@より後ろ)は”unext.co.jp
ここは送信者がいくらでもウソを書くことができる部分で絶対鵜呑みにしてはいけません。
U-NEXTのQ&AによるとU-NEXTが送信するメールのドメインは『unext.jp』または『unext-info.jp』であると記載されています。
故にこのドメイン以外のメールアドレスで届いた『U-NEXT』からのメールは全て偽物と言うことになります。

この”unext.co.jp”と言うドメインの持ち主について調べると間違いなくU-NEXTのもの。
メールヘッダーの”Received”フィールドにはこのように記載があります。

Received: from t-pia.info (unknown [152.32.204.73])

末尾に記載のIPアドレスは”unext.co.jp”に割当てているものと異なるので当然このドメインを使った送信者のメールアドレスは偽装です。
そしてこのIPアドレスから導き出したおおよそのこのメールの発信地は『東京都杉並区和泉2丁目』付近であることも分かりました。


日本にジョージア州ってありましたっけ?

さて、本文に付けられた詐欺サイトへのリンクですがURLは以下の通りです。
h**ps://u-members.in/login.php?/ja_jp/=w9td%280vN.O8RfpaG%3Fn0EO%2BJSeOC16%7DsJw9LScTW%3B%7C.%217pV2%5Ds%7BD8ccuLXWh%3FFH-%2B
(直リンク防止のため一部の文字を変更してあります)

これまた『U-NEXT』のドメインとは異なるものが利用されていますね。
このドメインの持ち主を調べると日本国内ながらなぜかStateにジョージア州と記載があるのででたらめです。
割当てているIPアドレスからそのロケーション地域を調べると、カナダの『トロント市庁舎』付近であることが分かりました。

リンクを辿ると直ぐにウイルスバスターにブロックされました。
ブロックを解除して先に進むと、開いたのはこのような本物そっくりのU-NEXTのログインページ。
まずログインするとこのIDとパスワードがメールの送信者に盗み取られます。
そしてその先には個人情報やカード情報を入力するフォームが表示され其々を埋めて送信してしまうとそれらすべての情報が送信者の手に渡りカードの不正利用の被害に遭うことになります。


まとめ

恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの
フィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;

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