【週刊レポートW29】観測期間中に詐欺メール912通を集計!Amazon「お届け予定」243通の波状攻撃が突出

今週は900通を超える詐欺メールが観測されました。過去最多クラスのボリュームです。期間中に確認できた傾向を集計・比較しました。
■ 日次推移
7/19が176件と週内最多でした。これは後述するAmazon「お届け予定」波状攻撃の集中日であったことが主因です。
■ ブランド別内訳(上位12)
Amazonが全体の4割以上を占め、今週も圧倒的な1強状態でした。この後に続くANA・Apple・JCB・e+plusはいずれも定番の常連ブランドです。
■ 今週の特筆事項
① Amazon「お届け予定」の大規模波状攻撃(243件)
「【お届け予定】ご注文商品の配送状況および受取方法の確認」という件名のメールが7/19を中心に243件と、単一件名として今週最多を記録しました。差出人はいずれも「Amazon」を単純に名乗るのみで、宅配便を装う典型的な波状バラマキです。
② 自社ドメインなりすましが103件
自社ドメインを騙るなりすましメール(メールボックス容量・パスワード期限・アカウント停止等を装うものやセクストーション型を含む)が103件確認されました。今週はこのうち3件を個別に解析し、まとめ記事として公開しています(詳細は下記関連記事)。
③ e+plusが3つの国・地域のAzureを渡り歩く
e+plusを騙るフィッシングは今週も40件確認され、送信インフラは韓国・インド・ポーランドと、Microsoft Azureの複数リージョンを使い分けていることが分かっています。
■ 今週公開した個別解析記事
- 「2026 FIFA World Cup/Coca-Cola Lottery」当選メールは詐欺——バージニア大学なりすまし・オランダ拠点ホスティングから複数アドレスへ同時配信の手口を解析
- e+plus「会員情報更新のリマインダー」は詐欺!続報——ポーランド発Azureを踏み台にした新たな送信インフラを解析
- 自社ドメインを騙る詐欺メールが1週間で3通——米国・香港・日本と送信元を変えながら襲う手口を徹底比較
- Amazon配送通知「受付完了のお知らせ」は詐欺!プレーンテキストにゼロ幅文字もどきを仕込む新手口、香港発Azureから送信
- Amazonプライム会員資格更新メールは詐欺!ウイルスバスター・Chrome・Cloudflareの三重ブロックを突破できず力尽きた誘導先の正体
■ 注意点まとめ
■ 今週の注意点
- Amazon系の配送通知は特に警戒を:今週も圧倒的な件数でした。「お届け予定」「置き配」等の文言があっても、メール内のリンクは開かず公式アプリで確認してください。
- SPF・DKIMが「Pass」でも油断しない:攻撃者自身が用意したドメインへの認証にすぎないケースが複数確認されています。
- 差出人の実際のアドレスを確認する:表示名だけを見て信用しないことが引き続き重要です。
本レポートの結論
今週は912通(自社ドメイン関連除く)と、これまでで最大級のボリュームとなりました。Amazonの配送通知系がその4割以上を占め、依然として最大の脅威です。身近な人が油断してからでは手遅れです。この記事のURLをコピーして、家族のLINEグループで「これ気をつけて!」と共有してあげてください。
Data Provided by Heartland-Lab Security Research Unit
根拠データ参照元:ip-sc.net
配色テーマ:Teal














