『詐欺メール』「auでお支払いしている継続利用サービスを更新する必要があります」と、来た件

これ、詐欺メールですよ! |
※ご注意ください! 当エントリーは迷惑メールの注意喚起を目的とし、悪意を持ったメールを発見次第 できる限り迅速にをもっとうにご紹介しています。 このようなメールを受け取っても絶対に本文中のリンクをクリックしてはいけません! リンク先は正規サイトを模した偽のコピーサイトで、フォームにアカウント情報や クレジットカードの入力させそれらの情報を詐取しようとします。 被害に遭わないために絶対にリンクはクリックせず、どうしても気になる場合は ブックマークしてあるリンクを使うかスマホアプリをお使いになってログインするよう 心掛けてください! |
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またしても中国ドメインで 見難いのでクリックして拡大しご覧ください。  これは、携帯電話会社のauに成りすましたフィッシング詐欺メールです。 件名は 「[spam] auでお支払いしている継続利用サービスを更新する必要があります」 この件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。 このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている ものは全て迷惑メールと判断されたもの。 うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと 否応なしに「迷惑メール」フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。 差出人は 「au <aupay-update-account@bxtj1pmu.cn>」 ”au”を名乗りながら”bxtj1pmu.cn”なんて中国のドメイン… ”au”が…哀れすぎ悲しくて涙が出てきます… 天安門広場東辺りが発信地 では、このメールのヘッダーソースを確認し調査してみます。 ソースから抜き出した「フィールド御三家」がこちらです。 Return-Path: 「aupay-update-account@bxtj1pmu.cn>」 ”Return-Path”は、このメールが何らかの障害で不達に終わった際に返信される メールアドレスです。 一般的には、差出人と同じメールアドレスが記載されますが、ここは誰でも簡単に 偽装可能なフィールドなのであてにできません。 | Message-ID:「<20220316011000171614@bxtj1pmu.cn>」 ”Message-ID”は、そのメールに与えられた固有の識別因子。 このIDは世の中に1つしかありません。 ”@”以降は、メールアドレスと同じドメインか若しくはデバイス名が入ります。 ここも偽装可能で鵜呑みにはできません。 | Received:「from bxtj1pmu.cn (bxtj1pmu.cn [106.75.117.142])」 ”Received”は、このメールが通過してきた各受送信サーバーが自身で刻む 自局のホスト情報です。 ここに掲げた”Received”はこのメールが最初に通過したサーバーのもの。 すなわち、差出人が使った送信サーバーの自局情報。 記載されている末尾の数字は、そのサーバーのIPアドレスになります。 | まず”bxtj1pmu.cn”ってドメインについて調べてみます。  割当てているIPアドレスは”Received”にあるものと合致したので、メールアドレスの偽装は ありません。 では、この”Received”にあったIPアドレス”106.75.117.142”を使ってそのサーバーの情報を 拾ってみます。  表示されたのは、北京の天安門広場東辺りの地図でうちのサイトではよく見掛ける地域。 ここに差出人が居る訳ではなく、この付近に差出人が利用したメールサーバーが設置された 地域ですのでお間違えなく。 宛名が「客様」ってどうよ? では本文。 My au客様 このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、 誠に勝手ながら、カードのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。 つきましては、以下へアクセスの上、カードのご利用確認にご協力をお願い致します。 お客様にはご迷惑、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。 何卒ご理解いただきたくお願い申しあげます。 ご回答をいただけない場合、カードのご利用制限が継続されることもございますので、 予めご了承下さい。 | もう見飽きてしまった本文ですが、このメールの特徴は「My au客様」と書かれた宛名。 こんな宛名なら書かない方が良いと思うのですがどうでしょう…? このようなつたない内容で誘い込もうとするのが「→ご変更はこちらから」と書かれた 部分に付けられた詐欺サイトへのリンク。  あちらこちらのセキュリティーサイトでこのサイトの危険性を確認してみましたが まだその危険性は周知されていないようですので危険です! このサイトで使われているドメインは、サブドメインを含め”aiu.kdda.zp406x8e.cn” このドメインについても調べてみました。  このドメインをドメインを割当てているIPアドレスは”198.55.106.85” このIPアドレスを元にその割り当て地を確認してみます。  詐欺サイトの所在地でありがちなロサンゼルス近郊の地図。 この地で営まれているフィッシング詐欺サイトがこのauの偽サイトです。  絶対にIDを入れてはいけません! まとめ よくもまあこれだけ第三者不正利用の本文を使いまわせるものですね。(;^_^A 書いてる端から続々と届くのでもの凄い量が配信されています。 これからも増え続けると思いますのでくれぐれもご注意ください。 いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^; |
こういった詐欺まがいのブラッキーなメールは、本文中のリンクをクリックしないことが大切!
そしてOS付随のセキュリティーは充てにせず、必ず自身でセキュリティーソフトを導入し
防御することが大切です。
丸腰の方、躊躇しないで「ポチっ」としてご安全に!(*^^*)