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『詐欺メール』「【重要なお知らせ】あなたのアカウントが期限切れになっているので、サービスの再契約をお願いします。」と、来た件

ロゴがリンク切れなんてあり得ない
※ご注意ください!
当エントリーは迷惑メールの注意喚起を目的とし、悪意を持ったメールをご紹介しています。
このようなメールを受け取っても絶対に本文中のリンクをクリックしてはいけません!
リンク先は正規サイトを模した完全コピーの偽サイトで、フォームにアカウント情報や
クレジットカードの入力させそれらの情報を詐取します。
被害に遭わないために絶対にリンクはクリックせず、どうしても気になる場合は
ブックマークしてあるリンクを使うかスマホアプリを
お使いになってログインするよう
心掛けてください!

あれって契約なの?

今までにない件名だったので開けてみたら…
よく見かけるちょっと片言の本文でした…(;^_^A
もちろん、アマゾンに成りすましたフィッシング詐欺メールです。

件名は
「[spam] 【重要なお知らせ】あなたのアカウントが期限切れになっているので、サービスの再契約をお願いします。」
こんなに長い件名じゃないといけませんかね?
もう少し簡便にできそうですけど…(;^_^A
何と書こうが”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている
ものは全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに「迷惑メール」フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。

差出人は
「”Amazon” <no-reply@amazon.co.jp>」
”amazon.co.jp”
なんてアマゾンらしいドメインですが、件名に”[spam]”が示すように
このアドレスは完全に偽装です。


偽装は速攻でバレました(笑)

では、その偽装をこのメールのヘッダーソースを確認し暴いてみましょう。
ソースから抜き出した「フィールド御三家」がこちらです。

Return-Path: 「<no-reply1@mail61.aplxvjioweh.xyz>」

あらら”mail61.aplxvjioweh.xyz”なんてもうバレてしまいましたね。(笑)
Return-Path”は、このメールが何らかの障害で不達に終わった際に返信される
メールアドレスです。
一般的には、差出人と同じメールアドレスが記載されますが、ここは誰でも簡単に
偽装可能なフィールドなのであてにできません。

Message-ID:「<20220125155651400137@mail61.aplxvjioweh.xyz>」

Message-ID”は、そのメールに与えられた固有の識別因子。
このIDは世の中に1つしかありません。
”@”以降は、メールアドレスと同じドメインか若しくはデバイス名が入ります。
ここも偽装可能で鵜呑みにはできません。

Received:「from mail26.aplxvjioweh.xyz (mail26.aplxvjioweh.xyz [104.223.231.155])」

Received”は、このメールが通過してきた各受送信サーバーが自身で刻む
自局のホスト情報です。
ここに掲げた”Received”はこのメールが最初に通過したサーバーのもの。
すなわち、差出人が使った送信サーバーの自局情報。
記載されている末尾の数字は、そのサーバーのIPアドレスになります。

全てもソースに出てくる”aplxvjioweh.xyz”ってドメイン。
これがこの差出人の本当のメールアドレスのドメインです。

では、この”Received”にあったIPアドレス”104.223.231.155”を使ってその情報を拾ってみます。


ドメインを申請した方は、アメリカアリゾナ州の企業のようです。
そしてこのドメインを使ったメールサーバーの在りかは、ロサンゼルス付近ですね。


「もとのぶ.はせがわ」ってダレ?

では本文。

ロゴ画像がなぜだかリンク切れ起こしています。
詐欺メールだから良いけど本物のアマゾンだったらこんなの絶対にアウトです。

回りくどく分かりにくい説明文ですよね。
こんなんで誰かリンク押してくれるのでしょうか?
そのリンクは「Аmazon ログイン」と書かれた部分に付けられています。
そのリンク先のURLがこちらです。

よく見ると「しゃくど.もとのぶ.はせがわ」と書かれています(笑)

この「しゃくど.もとのぶ.はせがわ」の危険度をトレンドマイクロの「セーフティーセンター」
で確認してみました。

これによるとこのサイトは危険だと認識されており、その種類は「フィッシング」と
されています。
業界ではフィッシングサイトとして周知されているようです。

今度は、使われている「しゃくど.もとのぶ.はせがわ」ってドメインについて情報を
拾ってみました。

まずこのドメインの持ち主は、メールにあった”aplxvjioweh.xyz”ってドメインと同じ。
このドメインを割当てているIPアドレスは”137.220.232.46”って事なので、このIPアドレスを
元にその割り当て地を確認してみます。

東京都千代田区。
皇居付近の地図が表示されています。
この付近に設置されたウェブサーバーで詐欺サイトを運営しているようですね。

繋いでみたところ、サイトは既に閉鎖さて表示できない状態となっていました。


まとめ

サイトは既に閉鎖されていましたが、またいつ復活させるか分からないので注意が必要です。
アマゾンから送られてくるメールで、リンクからログインを促すものは全てフィッシング詐欺
と思ってください。
もし気になるならリンクじゃなくスマホアプリでログインしてご確認ください。

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;


こういった詐欺まがいのブラッキーなメールは、本文中のリンクをクリックしないことが大切!
そしてOS付随のセキュリティーは充てにせず、必ず自身でセキュリティーソフトを導入し
防御することが大切です。
丸腰の方、躊躇しないで「ポチっ」としてご安全に!(*^^*)

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