アマゾンのメールドメインが”class-a.jp”?11月最後の日曜日で良い肉の日、アマゾンからこのようなメールが届きました。 
書き出し部分、お客様ならまだしも”客様”って何様のつもり? ちょっと上からじゃない? それに「下记URLより」ってところの”記”の字ってとろけちゃってるし(笑) 止めましょうよ中華フォントは。。。 件名は 「【Amazon】注文状況をご確認ください」 やばい!いつもの”[spam]”ってスタンプが付けられていません!! いつもは、これが付いているものは迷惑メールと判断してたのに、危ない危ない(;^_^A 差出人は 「”Amazon.co.jp” <info@class-a.jp>」 ”class-a.jp”ってアマゾンが使いますかね? 使いませんよね! どうせこんなの他人のメールアドレスを使ってるんだろうけど…
送信元はロサンゼルスでは、このメールのヘッダーソースを確認し調査してみます。 ソースから抜き出した「フィールド御三家」がこちらです。 Return-Path: 「<info@class-a.jp>」 ”Return-Path”は、このメールが何らかの障害で不達に終わった際に返信される メールアドレスです。 一般的には、差出人と同じメールアドレスが記載されますが、ここは誰でも簡単に 偽装可能なフィールドなのであてにできません。 | Message-ID:「<D77916CE64B4AA5BFCECF87119A3120A@whvzg>」 ”Message-ID”は、そのメールに与えられた固有の識別因子。 このIDは世の中に1つしかありません。 ”@”以降は、メールアドレスと同じドメインか若しくはデバイス名が入ります。 ここも偽装可能で鵜呑みにはできません。 | Received:「from whvzg (unknown [156.247.10.247])」 ”Received”は、このメールが通過してきた各受送信サーバーが自身で刻む 自局のホスト情報です。 ここに掲げた”Received”はこのメールが最初に通過したサーバーのもの。 すなわち、差出人が使った送信サーバーの自局情報。 記載されている末尾の数字は、そのサーバーのIPアドレスになります。 |
では、このIPアドレスを使ってそのサーバーの位置情報を拾ってみましょう! 
このIPの割り当て地は「ロサンゼルス」 ここに設置されたメールサーバーを使いこの中華フォントのメールを送ってきたようです。
リンク先のURLに注目続いて本文。 客様の注文とamazonアカウントを停止させていただいております、請求先住所が変更されたなど。 アカウントにログインして画面の指示に従うことで、アカウントの停止状態を解除していただけます。下记URLよりアカウント注文情報をご確認または変更。 [注文番号] 581143652-74929592-533 [店舗受付日時] 2021/11/27 [お支払い方法] クレジットカード決済ご確認はこちら |
あとから原因が書いてあるので説明が倒置法ですね(笑) それに「注文状況をご確認ください」なんて件名と全然リンクしていませんよね。 「注文番号」や「店舗受付日時」などは、このメールに信ぴょう性を持たせるために書かれたもので すべてでたらめ。 「ご確認はこちら」と書かれた次にリンク”https://amazon.co.jp/”とURLが直書きされています。 でもこれは偽装で実際に接続されるリンク先のURLはこちら。 
直書きされたものと全然違うじゃん! 使われているドメインは”wgc2.cn” このドメインの情報を取得してみましょう。 
持ち主は、漢字三文字の氏名の方。 このドメインの管理は「北京新网数码信息技术有限公司」ってところに委託されています。 このドメインを割り当てているIPは”155.94.154.159” このIPアドレスの割り当て地は「アメリカ合衆国」とされていますが、もう少し詳しい情報を取得してみます。 
若干一は違いますが、またまたロサンゼルスですね。 リンク先を開いてみるとアマゾンの偽のログイン画面が表示されました。 
まとめサーバーのスパムフィルター時々チョンボしますね。 スパムスタンプが付けられていないので騙されそうです。 でも「客様」はダメですよね(笑) いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^; |