くねくね文字のメールまぁとにかくこのメールを見てやってください。 
これ、迷惑メールなんですけどくねくねしたフォントで滅茶苦茶読み難いでしょ? なんか、ヤバい闇バイトのお誘いなのでしょうか? このフォント、ヤバさが倍増しますね! 今までにも数回同じ件名のメールをご紹介していますが、それらはただ単に「小遣い稼ぎを しませんか?」って1行や2行ほどの簡単な文章でしたが、今回は内容が事細かに書かれて います。
手掛かりは、ヘッダーの”Received”だけでは、詳しく見ていきます。 件名は 「[spam] 在宅勤務に適したアルバイトですc」 相変わらず末尾に意味不明の”c”が付いています。(笑) ”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。 このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いているものは 全て迷惑メールと判断されたもの。 うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと 否応なしに「迷惑メール」フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。 差出人は 「”2021-11-19 07:57:52″ <***@******.***>」 タイムスタンプの後ろにこちらのメールアドレスが記載されています。 これじゃ誰から来たのかさっぱり分かりませんよね? 差出人の情報はメール本文の最初に書かれていたLINEアカウント「a67894」だけです。 では、このメールのヘッダーソースを確認し調査してみます。 ソースから抜き出した「フィールド御三家」がこちらです。 Return-Path: 「<csmart@51knowmyself.cn>」 ”.cn”ですから中国のトップレベルドメインですね。 ”Return-Path”は、このメールが何らかの障害で不達に終わった際に返信される メールアドレスです。 一般的には、差出人と同じメールアドレスが記載されますが、ここは誰でも簡単に 偽装可能なフィールドなのであてにできません。 | Message-ID:「<3CC1E315D1963D76626ACAB78F6047B3@sthlavcia>」 ”Message-ID”は、そのメールに与えられた固有の識別因子。 このIDは世の中に1つしかありません。 ”@”以降は、メールアドレスと同じドメインか若しくはデバイス名が入ります。 ここも偽装可能で鵜呑みにはできません。 | Received:「from sthlavcia (unknown [27.156.204.55])」 ”Received”は、このメールが通過してきた各受送信サーバーが自身で刻む 自局のホスト情報です。 ここに掲げた”Received”はこのメールが最初に通過したサーバーのもの。 すなわち、差出人が使った送信サーバーの自局情報。 記載されている末尾の数字は、そのサーバーのIPアドレスになります。 |
では、このIPアドレスを使って情報を拾ってみましょう! 
どうやらこのIPには”dynamic.163data.com.cn”というドメインが割当てられているようです。 ちょっとだけこのドメイン”dynamic.163data.com.cn”を検索してみましたが、ずいぶん以前 から悪いことしているみたいですね。(汗) と言うことは、やはりこのメールのあるバイトは闇バイトかも知れませんね。 在宅とありますが、いったいどのようなバイトなのでしょうか? このIP”27.156.204.55”の割り当て地を確認してみると。 
「中国 福建省 寧徳市」と出ました。 本文にリンクなどないので差出人の手掛かりはこれだけ…
まとめ「在宅勤務に適したアルバイトですc」って件名のメール、日に何通か届いていますが 本文が短いものやこのように詳細に書かれているものなど数種類あるようです。 こんのよう甘い言葉で連絡先もLINEアカウントでなんて怪しすぎますね。 甘い言葉にはとげがあります、騙されないようにご注意ください。 いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^; |