これって本物?! |
※ご注意ください! 当エントリーは迷惑メールの注意喚起を目的とし、悪意を持ったメールをご紹介しています。 このようなメールを受け取っても絶対に本文中のリンクをクリックしてはいけません! リンク先は正規サイトを模した完全コピーした偽サイトで、フォームにアカウント情報を 入力させアカウント情報を詐取します。 ですから被害に遭わないために絶対にリンクはクリックせず、どうしても気になる場合は ブックマークしてあるリンクを使うかスマホアプリをお使いになってログインするよう 心掛けてください! |
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どれ見ても怪しく思える… 楽天カードからこのようなメールが届きました。 どうです? 本文の中心にデカデカと楽天らしい赤いリンクボタンが配されていますがこれって本物 なのでしょか? では、いつものように他力本願で調べてみましょう。 まずはメールのプロパティーから。 件名は 「【重要】ご登録のお客様情報をご確認ください【楽天カード株式会社】」 ん~、こんな件名は詐欺メールでもありがちですよね… これだけじゃ分かりませんね。 差出人 「楽天カード株式会社 <info@mail.rakuten-card.co.jp>」 ”rakuten-card.co.jp”は「楽天カード」の正規ドメイン、偽装されているのでしょうか? いよいよ確信に迫る! では、このメールをヘッダーソースから調査してみます。 ソースから抜き出した「フィールド御三家」がこちらです。 Return-Path: 「<rcard-attribute-change-remind@mkrm.rakuten.co.jp>」 ”Return-Path”は、このメールが何らかの障害で不達に終わった際に返信される メールアドレスです。 一般的には、差出人と同じメールアドレスが記載されますが、ここは誰でも簡単に 偽装可能なフィールドなのであてにできません。 | Message-ID:「<20150301050000.98954059.1000.456130@mkrm.rakuten.com>」 ”Message-ID”は、そのメールに与えられた固有の識別因子。 このIDは世の中に1つしかありません。 ”@”以降は、メールアドレスと同じドメインか若しくはデバイス名が入ります。 ここも偽装可能で鵜呑みにはできません。 | Received:「from 133.237.31.79 (133.237.31.79)」 ”Received”は、このメールが通過してきた各受送信サーバーが自身で刻む 自局のホスト情報です。 ここに掲げた”Received”はこのメールが最初に通過したサーバーのもの。 すなわち、差出人が使った送信サーバーの自局情報。 記載されている末尾の数字は、そのサーバーのIPアドレスになります。 | では、このIPアドレスを使ってそのサーバーの位置情報を拾ってみましょう! まず、リモートホストに「mfttrnb31-079.smtp.rakuten.co.jp」とありますから このIPアドレスにはこのドメインが割当てられていることが分かります。 そして、ドメインの持ち主も「楽天グループ株式会社」と書かれていますの。 この結果からこのメールは、間違いなく楽天カードからのメールだと断定で見ました。 まとめ 楽天さんごめんなさい。 メールにデカデカとリンクボタンがあったのでついつい疑ってしまいました。(;^_^A でも、これくらい注意しないと今のご時世はとても危険! 因みにリンクをクリックしたらちゃんと”rakuten-card.co.jp”ってドメインを使った サイトが開きましたよ。 いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^; |
こういった詐欺まがいのブラッキーなメールは、本文中のリンクをクリックしないことが大切!
そしてOS付随のセキュリティーは充てにせず、必ず自身でセキュリティーソフトを導入し
防御することが大切です。
丸腰の方、躊躇しないで「ポチっ」としてご安全に!(*^^*)