週の真ん中、水曜の朝は迷惑メールが3つ。(;´д`)トホホ はい、今日は時間に余裕があるので少し詳しく「迷惑メール」の見分け方など ご紹介していこうと思います。 今までにもこんな内容でエントリーした投稿もありますが、復習の意味も込めて ご覧くださればと思います♪ まず、今朝の受信メールの一覧には3つの「迷惑メール」が。 一番上のはドメインの更新を騙った「詐欺メール」 3つ目は毎日来るいつもの「アホメール」 で、問題は「真ん中のヤツ」 質が悪いでしょ~ こんなの[spam]スタンプされてなかったら騙される方も多いと思います! 迷惑メールの見分け方 では、久しぶりに「迷惑メール」の見分け方をしっかりとレクチャーしましょう! まず最初に目を付けるのは、本文の先頭にある宛名がどうなっているか? JCBにしろアマゾンにしろLINEにしろ楽天にしろ本物のメールなら必ず本文の文頭に ユーザー名や本名など本人が特定できる宛名を記載します。 でも「迷惑メール」の場合、送信先のメールアドレスの後ろに「様」を付けたり 「〇〇お客様」とか、こちらを特定できない宛名が書いてあったり、何も書いて なかったりします。 なので最初の着目点はまずこの宛名ですね。 今回のメールはスパムフィルターで[spam]スタンプが付けられているので その時点で「迷惑メール確定」ですが、そのスタンプが押されていない時は 以下の様に判断します。 送信者は日本人ではない可能性が高く、本文は機械的に翻訳した文章を用いることが 多いようです。 なので、文章をよく読んで片言のような言い回しのが無いか確認します。 たとえば「謙譲語」の使い方がおかしかったり。 本文後半の「■ 変更をご 方法」って所。 笑っちゃうでしょ~(笑) ここに「ご」はいらないし「ご」と「方法」の間に「半角スペース」が入ってるし。 それ以外には「句読点」が無かったりとか。 この文章で言うと「制限を解除しなければなりません」の末尾に「。」が無いなどです。 でも決定的に見分ける方法は、偽装できるところと偽装できない所を理解すること。 スパムを判断する上でこれが一番大切な事! 上の画像だと「差出人」や「本文」からはその判断ができません。 なぜならば差出人の所に表示される「差出人」と「メールアドレス」は簡単に偽装 できてしまうからです。 偽装されているかどうかを見極めるには、設定で標準の表示を止めてヘッダーソースを 全て見えるようにする必要があります。 上に画像や下の画像ではヘッダーを見せてない「標準表示」です。 これをヘッダーソースをすべて表示させるとこうなります。 差出元の本当のメールアドレスは一番下の「Return-Path」と書かれた青く塗りつぶした部分。 ね、「z05@efabanbandejp.com」なんてJCBとは似ても似つかず全然違うアドレスでしょ! ここは本当のアドレスじゃないと送信サーバーが機能せずメールの送信が行われないので 必ず送信者のアドレスが記録されるようになっています。 ワードサラダも見分けるコツ 今までにも何度かご紹介していますが、もう一つスパムを見分けるコツは 「ワードサラダ」の存在を確認する事です。 下の2つの図見てください。 これ以前にもご紹介したことのある「迷惑メール」の本文。 上下どちらも同じメールの本文です。 実はこれ、上の図は「HTML形式」で送られてきたそのままを表示したもので 下の図はそれを設定で「テキスト形式」表示に切り替えたものです。 「テキスト形式」表示だと、行間に気持ちの悪い意味の無い訳の分からない文字列が 隠されているでしょ?! これが「ワードサラダ」と呼ばれるもの。 「迷惑メール」のタイトルによく[spam]って付けられてるでしょ? あれはスパムフィルターに引っ掛かったことを表していますが スパムフィルターとはメールソフトやWebメールサービスの機能の一つで 受信したメールの中から「迷惑メール」を検出する仕組みで、このフィルターに 引っ掛るとタイトルの文頭にその[spam]って表示が追記されるわけです。 そのフィルターは機械的にスパムを振り分けるので、ワードサラダのように 訳の分からない文字列を意図的に潜ませることで、フィルター機能を混乱させて スタンプさせないようにする手段です。 なので文章は乱れてしまいますが、怪しいと思ったら「HTML表示」を「テキスト表示」に 切替えて表示させるのも「迷惑メール」を仕分ける一つの手段と言えます。 本文中のリンクも偽装が多い! こういったサイバー犯罪に引っ掛からないためにもう一つ大切なのは 「無暗にリンクをクリックしない」こと! 奴らは、偽のWebページにあなたを誘導しログインさせる振りして ユーザー情報を盗み取り詐欺を行うのが常套手段! その第一歩の窓口となるのがメール本文のリンク。 ボタンの時もあれば直にURLが表記されている場合もあります。 このURLってほとんどが偽装されています。 ボタンが表示されている時は以下の様にURLをコピーしメモ帳などに貼付けて 確認してください。 上のメールのボタンはこんなURLにリンクされていました。 「ttp://account-active-azure-unlock-see.saftywebsenter.com」 (直リンクできないように先頭音文字は消してあります) では、今朝届いたJCBを騙ったメールのリンクはどうでしょうか? こんなURLの直書きがされていますが… 上記と同じように「リンクのURLをコピー」してみましたが 「ttps://www.cap-myjcb-mail.top/index/login/index.html」 とあるようにリンク偽装はされていません。 でも、ドメインの”.top”なんてのは日本の大企業が使うはずありません。 JCBのドメインを調べてみればわかるようにJCBは「jcb.co.jp」となっています! 犯人はわざわざ詐欺に使うために「cap-myjcb-mail.top」というドメインを いくらかを支払って取得したんでしょうね(笑) 私は使命に駆られてリンクをクリックしますが、 皆さんは絶対にクリックしないでくださいね! 私、責任持てませんから!! では、接続してみます… まず、導入しているセキュリティーソフトが遮断。 そしてブラウザには… 残念ながらと言いますか…繋がりませんでした(笑) どうです? 「迷惑メール」の見分け方、少しは理解できましたか? 今回のメールは本文先頭にJCBのユーザー名を使った宛名が無いので まずそこが判断基準ですね。 だいたい始まりが「MyJCB Express News」ってのもちゃんちゃらおかしいですよね~(笑) ご丁寧に「2019年11月号」だって( ´艸`) 迷惑メール相談センターへ通報します では最後に、いつものように受信者の責任として受け取った「迷惑メール」を通報。 「迷惑メール相談センター情報提供ページ」にある メールアドレス(meiwaku@dekyo.or.jp)宛に「ヘッダーをすべて表示させた」状態で転送します。 はい、お疲れ様でした (^^♪ |