『詐欺メール』KAGOYA Japanから「メールボックス通知」と、来た件

「親愛なる有効なユーザー」って…

また「KAGOYA Japan」を騙ったシステム管理者向けの迷惑メールです。

金曜くらい気持ちよく仕事させてほしいのに(-_-;)

メールのど初っ端から「親愛なる有効なユーザー」なんて笑わせてくれるじゃない。(笑)

「KAGOYA」さんってのは、京都にあるレンタルサーバー会社。
うちもここでサーバーをレンタルしてもらってるユーザーです。
だから、それをわかってて送ってきてるんだから質が悪い。

「親愛なる…」から始まって「今すぐアップグレード」まで、不審な点が色々。
まず、「親愛なる」って言葉、英文のメールを翻訳した際によく見る書き出しで
日本人はこのような書き方はしません(笑)

「メールのバージョンが古くなっています」…メールのバージョン？？
メールのバージョンじゃなくてメールサーバーのバージョンでしょうに。。。
それに「最新のKAGOYAバージョン」ってどんなバージョン？(爆笑)

「アカウントが完全に閉鎖されます」
そんな、自分ところの都合でバージョンアップしてるんだからそんなことで簡単にアカウントは
停止されませんよ！

ったく、短い文章なのにどんだけ突っ込みどころ持ってんの(^^;

KAGOYAさんのメールドメインは”kagoya.com”

件名は「***@*****.*** のメールボックス通知」
あたかもこちらのメールアドレスのメールボックスから送られたような件名です。

差出人は「KAGOYA Japan <admin@originalstyle.jp>」となっていますが、
KAGOYAさんってレンタルサーバーなんだからメールアドレスのドメインは”kagoya”が
入ってて然りです。
言っておきますが、”originalstyle.jp”なんてドメインは絶対に使いません。
どうせこれも偽装なんでしょうけどね。

よーくメールのプロパティー部分を見てみると”Message-Id”部分にこんな記載が
<20201211022127.9F9DA4EC5567@pmg06.wadax.ne.jp>
犯人は「WADAXレンタルサーバ」のユーザーでしょうか？！

因みに、KAGOYAさんからのメールのドメインは”kagoya.com”ですので。

ブラジルドメインでフランスにサーバーが…

このメールに記載されている詐欺サイトのURLがこちら。

このURLに使われてるドメインは”kagoya.net”じゃなくて”com.br”
”.br”はブラジルのトップレベルドメイン。
どーして国内のレンタルサーバーのウェブサイトにブラジルのトップレベルドメインが
使われるわけ？

このドメインを調べてみると、「91.23.5.152」ってIPに割り当てれられてて
現在はフランスのパリに所在があるようです。

ってことは、フランスに設置されたサーバーにブラジルのドメインを使ってウェブサイトを
構築しているってことになりますね..複雑…

つい2時間ほど前に受け取ったメールでしたが、既にサイトは閉鎖されていました。
システム管理者を本気で騙しに来てるのかそれとも愉快犯なのか…