『詐欺メール』DHLから『お荷物再配達のご案内 / Shipment Re-Delivery Reminder』と、来た件

★詐欺メール解体新書★
スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。
それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。
もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。
いつもご覧くださりありがとうございます!
☆当サイトでは、今の観点から不審なメールであるかどうかを解析して行きます☆
- 件名の見出しを確認
- メールアドレスのドメインを確認
- リンク先のドメインを確認
できる限り分かりやすく説明していいます。
最後までお読みいただても5分~10分程度ですのでごゆっくりご覧ください。
では、進めてまいります。
前書き
ドイツの物流企業「DHL」から荷物に関するメールが届きました。
私、個人輸入とかしていないしいったいどのような内容なのでしょうか?
今回は、そんな「DHL」に成り済ます不審なメールのご紹介となります。
では詳しく見ていくことにしましょう。
以下、そのメールです。
※テキストだけコピペしてありますので、性質上文字化け等はご容赦ください。
またリンクのURLは直リンク防止のため文字を一部変更してあります。
メール本文
ここから本文
↓↓↓↓↓↓
件名:[spam] お荷物再配達のご案内 / Shipment Re-Delivery Reminder
送信者:7izq72aql <member.eqgeqxa@dydwz.cn>

日本語 | English
お知らせです。お荷物 US060027310JP は、まだお客様からの指示を待っています。再配達を試みるために、追加情報が必要です。

This is a reminder that your shipment US060027310JP is still awaiting instructions from you. We require additional details to attempt to re-deliver this package.
![]()
Thank you for using DHL’s delivery service. For any questions, please reach out to our support team.
DHL Express – Excellence. Simply delivered.
↑↑↑↑↑↑
本文ここまで
これは高い確率でフィッシング詐欺メールのようです。
その理由について簡潔にまとめてみます。
- 送信者のメールアドレスのドメイン
「@dydwz.cn」は”.cn” なので中国のドメインで当然DHLの公式ドメインではありません。
DHL公式は「@dhl.com」です。 - 差出人名とメールアドレスが不一致
表示名はそれらしく見せていますが、実際のアドレスが無関係。 - 宛名(氏名)がない
本物の配送会社であれば、登録されている受取人の名前を記載することが一般的です。
このように「お客様」といった抽象的な呼び方は詐欺メールの典型的な特徴です。 - 曖昧な表現
「追加情報が必要」「指示を待っている」など、具体的な配達先・日時・不在理由がない。
これは物流企業を騙る詐欺メールではよく使われる常套句です。 - 追跡番号の不自然さ
記載されている US060027310JP は、形式的に日本郵便(JP)の国際郵便物のようにも見えますが、DHLは10桁の数字のみなどの独自の追跡番号を使用します。
このメールは「Reschedule Delivery(再配達)」リンクを押させ、個人情報・カード情報入力を狙う典型的手口を使ったものです。
それに日本語と英語の不自然な混在は、最近の詐欺メールでよく見られます。
件名の見出しを確認
この件名の見出しには”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている
ものは全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに「迷惑メール」フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。
メールのヘッダー情報を確認
では、送信者の素性が分かるメールヘッダーの「Receivedフィールド」から情報を探ってみます。
こちらがこのメールのReceivedフィールドです。
Received: from unknown (HELO dydwz.cn) (101.47.76.169)
Received のカッコ内は、送信サーバーが自身で書き込むもので、偽装することはできません。
このReceivedフィールドの末尾にあるIPアドレスからメールの発信地を「IP調査兵団」で導き出してみると、香港付近です。
それにこのIPアドレスは既にブラックリストに登録されて、そのカテゴリは「サイバーアタックの攻撃元」とされています。

最近この辺りは、怪しいメール発信地のトレンドの1つです。
リンク先のドメインを確認
さて、本文の「再配達のスケジュール」と書かれた部分に付けられた詐欺サイトへのリンクですがURLは以下の通りです。
【h**ps://dhl-closeariu.kaixuankio.cn/portal_login_exp/getQuoteTab/】
(直リンク防止のため一部の文字を変更してあります)
ご覧の通り DHL のドメインとは異なるものが利用されていますから、このサイトは公式サイトではありません!
このドメインに関する詳しい情報を「Grupo」さんで取得してみます。

この情報が正しければ、このドメインの取得者は詐欺メールの調査で頻繁に見掛ける中国の方です。
割当てているIPアドレスは「104.21.33.50」
「IP調査兵団」でこのIPアドレスからそのロケーション地域を調べると、詐欺サイト設置場所は、カナダのトロント市庁舎付近であることが分かりました。
これは最近のトレンドで多くの詐欺サイトがこの付近に設置されています。

リンクを辿ってみると、一旦はウイルスバスターにブロックされましたが、解除して進むとこのようなページが開きました。

公式サイトとはURLが全く異なるので、これは本物そっくりの偽ページです。
配達情報を更新と書かれた赤いボタンを押すと、実際に配送先住所や氏名などを入力するフォームが開き、その先で再配達料と称しクレジットカードの情報を盗み取られた上で詐欺の被害に遭うことになります。
まとめ
メールの文面や送信者のメールアドレスとリンク先のドメインが「DHL」のものと異なるのでこのメールを詐欺メールと判定いたしました。
恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんのフィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。
いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;









