★フィッシング詐欺解体新書★ | ||||
スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。 それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。 このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし 悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。 もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。
いつもご覧くださりありがとうございます! ・当サイトでは、今の観点から不審なメールであるかどうかを解析して行きます。
できる限り分かりやすく説明していいます。 | ||||
『マネー・ロンダリング』を『マネロン』なんて略す?今回は、『JAネットバンク』に成り済ます不審なメールのご紹介となります。
しかしながら私、JAネットバンクに口座を開設しないし、元来私は名古屋市在住で『JAたかつき』なんて大阪府のJAに口座なんて持つはずもありません。 相変わらずメールアドレスとリンクURL以外の数字とアルファベットは全角文字なんですね。 件名の見出しを確認この件名の見出しには”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。 メールアドレスのドメインを確認送信者として記載されているメールアドレスのドメイン(@より後ろ)は『shanmuscwtt7367.com』 では、送信者の素性が分かるメールヘッダーの『Receivedフィールド』から情報を探ってみます。
あらま、ここには『kagoya.net』と記載されているので、このメールの送信者はどうやらホスティングサービスを行っている『カゴヤ・ジャパン』さんのユーザーのようです。 この『shanmuscwtt7367.com』ドメインに関する詳しい情報を『Grupo』さんで取得してみます。 割当てているIPアドレスがReceivedフィールドのものと合致したので、この送信者は自身の利用するメールアドレスを隠すことなく利用したようです。 『Registrant Contact』欄を見ると『Country:JP』とあるので日本から取得申請が行われているようです。 このReceivedフィールドの末尾にあるIPアドレスからメールの発信地を導き出してみると、『』付近であることが分かりました。 宛名を確認このメールには冒頭の宛名がありません。 リンク先のドメインを確認さて、本文に『JAネットバンク』の公式ドメインとは異なるドメインを使って直書きされた詐欺サイトへのリンクですが偽装されていて、実際に接続されるサイトのURLは以下の通りです。 先程と同様にこのドメイン『szlianhongyu.com』に関する詳しい情報を『Grupo』さんで取得してみます。 今回も詳しい情報は取得できませんでしたので、改めて『Whois』さんでさらに詳しく調べてみます。 先程と同様に『Country:JP』と書かれているので日本から申請されていますね。 あはは、全然分かりません…(笑) 深追いしても仕方がないので、割当てているIPアドレスからそのロケーション地域を調べると、香港の『九龍地区(Kowloon)』付近であることが分かりました。 リンクを辿ってみると、このようなページが開きました。 使用しているブラウザのChromeの拡張機能が危険を察知してブロックしてしまったようです。 別のブラウザで接続してみると、このように全国にあるJAネットバンクの拠点へのリンクページが表示されました。 もちろんChromeがブロックした通り詐欺サイトなので絶対にログインしてはいけません。 | ||||
まとめ恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^; |