『詐欺メール』『口座取引制限のご案内:オリコ情報を更新してください』と、来た件

迷惑メール
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★フィッシング詐欺解体新書★


スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。
それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。
もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。

オリコのアカウントに異常が発生?!

いつもご覧くださりありがとうございます!

なんかこう言ったメール多いですよね?
色々なカード会社の名を騙って、アカウントに異常が発生したのでリンクに行って本人確認をしろだとか利用確認をしろだとか…
今回も『オリコ』に成りすまして送られてきています。

件名:[spam] 口座取引制限のご案内:オリコ情報を更新してください◉BD-96523680865
送信者:”【オリコ】” <webmaster-psmbcarfd-Administrator-l1nf@accounts.nintendo.com>【オリコ】アカウントの本人認証更新が必要です

新春を迎え、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

日頃よりオリコをご利用いただき、誠にありがとうございます。

アカウントに異常が検知されました。セキュリティ向上のため、本人認証更新をお願い申し上げます。 下記のリンクをクリックして手続きを完了してください。

認証更新手続きを行う

2025-01-09までに認証を完了してください。それ以外の場合、お客様のアカウントにさらなる制限が適用される可能性があります。
ご理解とご協力いただき、誠にありがとうございます。今後とも、オリコはお客様の安全と利便性を第一に考え、より良いサービスを提供するために努力してまいります。

ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
発行者:株式会社オリエントコーポレーション
東京都千代田区麹町5丁目2-1
Copyright © Orient Corporation.

このメール『オリコ』と『オリエントコーポレーション』とは書いてありますが『オリコカード』とは一言も書いてありませんが、恐らくはオリコカードのアカウントに異常が検知されたと言っているんでしょうね。(笑)

もうお気付きとは思いますが、この送信者のメールアドレスのドメイン(@以降)に『nintendo.com』と『任天堂』のものが使われています。
当然同社が詐欺メールに加担することはありませんから偽装されていて、これらは恐らく同一犯の仕業です。
最近多くの詐欺メールでこの任天堂のドメインが使われているので、これは詐欺メールを見つける1つの判断材料となっています。

この件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている
ものは全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに『迷惑メール』フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。

では、送信者の素性が分かるメールヘッダーの『Receivedフィールド』から情報を探ってみます。
こちらがこのメールのReceivedフィールドがこちらです。

Received: from C20250107106318.local (unknown [14.128.48.95])

このReceivedフィールドの末尾にあるIPアドレスからメールの発信地を導き出してみると、香港の『Sheung Wan』付近であることが分かりました。

故にこのメールは、この地域から発せられたことになります。


香港で稼働してた詐欺サイトは既に削除済み

さて、本文の『認証更新手続きを行う』と書かれた部分に付けられた詐欺サイトへのリンクですがURLは以下の通りです。
h**ps://oricaservccjsd.it.com/logorico/
(直リンク防止のため一部の文字を変更してあります)

aWebAnalysis』さんでこのドメインを割当てているIPアドレスを取得してみます。

このIPアドレスからそのロケーション地域を調べると、これまた香港で今度は『九龍地区(Kowloon)』付近であることが分かりました。

リンクを辿ってみましたが『404 Error: Page not found』と書かれたエラーページが表示され詐欺サイトにたどり着くことはできませんでした。『Page not found』なので恐らくこのサイトを稼働させていたホスティングサービスが危険を察知してサイトの閲覧を禁止したものと思われます。


まとめ

恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの
フィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;

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