『詐欺メール』『緊急:Amazonアカウント情報の更新を行い、安全を守りましょう』と、来た件

迷惑メール
記事内に広告が含まれています。

 


★フィッシング詐欺解体新書★


スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。
それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。
もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。

再び大量メールが届きました

いつもご覧くださりありがとうございます!

またしても同じ件名の大量メールが届いています。
これ、一晩の数字ですよ!
何と143通0.86MB…💦
何がしたいんでしょうか?

では、中身を見ていきましょう。

件名:[spam] 緊急:Amazonアカウント情報の更新を行い、安全を守りましょう
送信者:”Amazon” <account-update@ibaraki.co.jp>アカウント情報の更新が必要です

お客様のアカウントに異常なアクセスが検出されました。このままではアカウントの安全が確保できなくなりますので、早急に情報の確認と更新をお願いいたします。

重要:24時間以内に情報を更新しない場合、アカウントが一時的に制限される可能性があります。

以下のリンクからアカウント情報を更新できます。更新後、すぐに再度ご利用いただけます。

アカウント情報を更新する

お手数ですが、お早めに更新手続きをお願いいたします。

このメールはAmazon.co.jpよりお送りしています。

会社情報:
アマゾンジャパン合同会社
〒153-0064 東京都目黒区下目黒1丁目8番1号

このメールに記載されているリンクが不正であると感じた場合は、カスタマーサービスに速やかにご連絡ください。

私のアカウントで異常なアクセスがあったそうで、至急リンクへ行きアカウントの情報を更新するように促しています。

この件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている
ものは全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに『迷惑メール』フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。


予約ドメインだった

送信者として記載されているメールアドレスのドメイン(@より後ろ)は”ibaraki.co.jp
ここは送信者がいくらでもウソを書くことができる部分で絶対鵜呑みにしてはいけません。

差出人がAmazonなので本当なら当然ドメインは”amazon.co.jp”となるはず。
でもそれとは全く異なるドメインですよね。
このドメインの情報を『Grupo』で取得してみると。

茨城に関する者かな?と思えばこのドメインは『予約ドメイン』
まだ使わないもののドメイン名登録機関であるレジストリにより予約されているドメイン名です。
と言う訳で、ご覧の通りどのIPアドレスにも割り当てられていないので利用することはできません。
そんなメールアドレスでメールを送信することは当然不可能なので、このメールアドレスはウソと言うことになります。

では、送信者の素性が分かるメールヘッダーの『Receivedフィールド』から情報を探ってみます。
こちらがこのメールのReceivedフィールドがこちらです。

Received: from w1dq4o5yy.top (unknown [180.184.64.149])

このReceivedフィールドの末尾にあるIPアドレスからメールの発信地を導き出してみると、中国北京市にある『海淀区(かいでんく)』付近であることが分かりました。


本物とボタン名が異なる詐欺サイト

さて、本文の『アカウント情報を更新する』と書かれた部分に付けられた詐欺サイトへのリンクですがURLは以下の通りです。
h**ps://i8h62x5um.top/amunuu/
(直リンク防止のため一部の文字を変更してあります)
これまた『Amazon』のドメインとは異なるものが利用されていますね。

今度は『aWebAnalysis』さんでこのドメインを割当てているIPアドレスを取得してみます。

このIPアドレスからそのロケーション地域を調べると、香港の『九龍地区(Kowloon)』付近であることが分かりました。

リンクを辿ってみると、一旦はウイルスバスターにブロックされましたが解除して先に進むとこのようなページが開きました。

また一番下のボタンが『次に進む』とされていますが、本物は『Amazonアカウントを作成する』ですからお間違いないように。

当然、ここにログインしてしまうとその情報は詐欺犯に把握され不正ログインが可能となります。
この先のページで会員情報の更新と称し更に個人情報やクレジットカードの情報を盗み取られた上で詐欺の被害に遭うことになります。


まとめ

恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの
フィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;

タイトルとURLをコピーしました