★フィッシング詐欺解体新書★ | ||
スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。 それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。 このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし 悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。 もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。 | ||
『犯罪収益移転防止法』の便乗詐欺いつもご覧くださりありがとうございます! 皆さんのところにも口座を持っていない銀行から勧誘以外のメールが届くことってありますよね? これは『みずほ銀行』に成りすますもので、令和4年12月改正犯罪収益移転防止法により定められた取引目的の確認に便乗したものです。
送信者のメールアドレスに注目すると『faq.mizuhobank.co.jp@bvoxwt.cn』 それにこの件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
既にブラックリストに登録済みのIPアドレスでは、送信者の素性が分かるメールヘッダーの『Receivedフィールド』から情報を探ってみます。
ドメイン”bvoxwt.cn”を割当てているIPアドレスと比較してみましょう。 全然違いますよね、この結果からこの送信者が使ったとされる”bvoxwt.cn”を使ったメールアドレスは偽装であることが断定できます。 このReceivedフィールドの末尾にあるIPアドレスからメールの発信地を導き出してみると、シンガポール付近であることが分かりました。 詐欺サイトは古いデザインの『みずほダイレクト』さて、本文リンクを辿ると詐欺サイトのURLは以下の通りです。 先程と同様に『aWebAnalysis』さんでこのドメインを割当てているIPアドレスを取得してみます。 このIPアドレスからそのロケーション地域を調べると、カナダの『トロント市庁舎』付近であることが分かりました。 リンク先は、このようなページがどこからもブロックされることなく無防備に放置されてい開きました。 『みずほダイレクト』と書かれていますが、銀行取引や手続きがパソコンやスマートフォンで利用できるみずほ銀行のインターネットバンキングサービスです。 | ||
まとめ恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^; |