★フィッシング詐欺解体新書★ | ||
スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。 それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。 このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし 悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。 もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。 | ||
『永旺銀行』ってどこの銀行?いつもご覧くださりありがとうございます! 皆さん、『永旺銀行』って中国っぽい銀行知ってます?
本文を読んでみると、フィッシング詐欺メールで良く使われているテンプレートが使われていますね。 この件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。 『福島医療専門学校』さんのドメインを騙る送信者として記載されているメールアドレスのドメイン(@より後ろ)は”f-iryo.ac.jp” では、送信者の素性が分かるメールヘッダーの『Receivedフィールド』から情報を探ってみます。
ほらほら、ここには”f-iryo.ac.jp”とは全く異なる”uxd81l16r.top”なんて更に怪しげなドメインが記載されていますよ。 『Grupo』さんで”f-iryo.ac.jp”と言うドメインについて調べると、このドメインは『福島医療専門学校』さんが所持されていて、割当てているIPアドレスはReceivedフィールドのものと全く異なります。 次にReceivedフィールドに書かれている”uxd81l16r.top”について調べましたが、持ち主の情報等はプライバシー保護されていて全然分かりませんでした。 ではこのドメインを割当てているIPアドレスを『aWebAnalysis』さんで取得してみます。 これもReceivedフィールドのIPアドレスと全然違いますよね、この結果から”uxd81l16r.top”もウソであることが判明。 これによると現在のその割り当て地は中国北京にある『海淀区(かいでんく)』付近であることが分かりました。 やっぱり開いたのは『イオンカード』のログインページさて、本文の『情報を更新する』と書かれた部分に付けられた詐欺サイトへのリンクですがURLは以下の通りです。 先程と同様に『aWebAnalysis』さんでこのドメインを割当てているIPアドレスを取得してみます。 このIPアドレスからそのロケーション地域を調べると、詐欺サイトではありがちな香港の『九龍地区(Kowloon)』付近であることが分かりました。 リンクを辿ってみると、一旦はウイルスバスターにブロックされましたが解除して先に進むとこのようなページが開きました。 やっぱり開いたのは『イオンカード』のログインページです。 | ||
まとめ恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^; |