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『詐欺メール』『【SMBC】三井住友カードセキュリティチェック:お客様のご協力を』と、大量に送られてきた来た件

 


★フィッシング詐欺解体新書★


スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。
それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。
もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。

毎日様々な名を騙り送られてくる大量のメール

いつもご覧くださりありがとうございます!

週明けのメールチェック程怖い物はありません。
今朝も社のメールボックスには大量のアレが…

今回は『SMBCカードアカウントの再認証が必要です』と言う件名で一晩に380通2.25MB。

このように半月ほど前にもこれと同じ件名のメールが大量に送られてきてブログエントリー書いたのが記憶に新しいところです。

『詐欺メール』『【三井住友】SMBCカードアカウントの再認証が必要です』と、大量に送られてきた件
★フィッシング詐欺解体新書★スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし悪意を持ったメールを発見次第できる...

今このブログを書いている最中にも次から次へと飛び込んできている状況…(;´Д`)
一体全体何がしたいのでしょうね?

そしてもう一つ、今日は『【SMBC】三井住友カードセキュリティチェック:お客様のご協力を』なんて件名のメールも大量発生していて、こちらは何と301通の3.05MBのとこれまた異常…

と言う訳で、今回はこちらのメールを取り上げていくことにしましょう。
ではその中身です。

件名:[spam] 【SMBC】三井住友カードセキュリティチェック:お客様のご協力を #193532
送信者:”自動メール送信” <admin@propertyagent.co.jp>

平素は三井住友カードをご利用いただき、誠にありがとうございます。

このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、サービスのご利用を一部制限させていただき、お客様のアカウントのに登録された電話番号にご連絡いたしましたが、お客様に連絡を取ることができませんでした。そのため、ご登録されているメールアドレスにてご連絡させていただきました。

ご回答をいただけない場合、サービスのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい。

ご本人様の確認はこちらへ

※回答が完了しますと、通常どおりログイン後のお手続きが可能になります。

※一定期間ご確認いただけない場合、口座取引を制限させていただきます。

—————————————————————–

■発行者

三井住友カード株式会社

〒135-0061 東京都江東区豊洲2丁目2番31号 SMBC豊洲ビル
本メールに関する一切の記事の無断転載および再配布を禁じます。

Copyright (C) Sumitomo Mitsui Card Co., Ltd.

本文に書かれているのは、相変わらずお経のように不正利用を唱えるテンプレート。
この件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている
ものは全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに『迷惑メール』フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。

送信者として記載されているメールアドレスのドメイン(@より後ろ)は、三井住友カードさんのものではなく”propertyagent.co.jp”。
ここは送信者がいくらでもウソを書くことができる部分で絶対鵜呑みにしてはいけません。
因みにこのドメインの持ち主は以前にも調査したことがありますが、東京都西新宿にある不動産業者の『プロパティエージェント株式会社』さんです。

もちろん、この不動産屋さんがこのようなメールを送ったわけではなく、何者かがこの不動産屋さんのメールアドレスを勝手に騙っ他のものである意味この企業も被害者です。

では、送信者の素性が分かるメールヘッダーの『Receivedフィールド』から情報を探ってみます。
こちらがこのメールのReceivedフィールドがこちらです。

Received: from ddkcn4ium.top (unknown [14.103.173.80])

このReceivedフィールドの末尾にあるIPアドレスからメールの発信地を導き出してみると、北京にある『天安門広場』付近であることが分かりました。


詐欺サイトは香港の『九龍地域』付近に集中

さて、本文に付けられた詐欺サイトへのリンクですがURLは以下の通りです。
h**ps://byufcymeixkh.top/smeuon/】(直リンク防止のため一部の文字を変更してあります)
これまた『三井住友カード』さんのドメインとは異なるものが利用されていますね。

先程と同様に『aWebAnalysis』さんでこのドメインを割当てているIPアドレスを取得してみます。

このIPアドレスからそのロケーション地域を調べると、香港の『九龍地域』付近であることが分かりました。
最近この場所で運営される詐欺サイトは多いですね。

リンクを辿ってみると、何度かウイルスバスターにブロックされたものの解除して進むとこのようなページが開きました。

本物と比較しても全く見分けが付かない詐欺サイトですね。
当然、ここにIDとパスワードを入力してログインボタンを押してしまうとその情報は詐欺犯に把握され不正ログインが可能となります。
この先のページで会員情報の更新と称し更に個人情報やクレジットカードの情報を盗み取られた上で詐欺の被害に遭うことになります。


まとめ

恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの
フィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;

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