★フィッシング詐欺解体新書★ | ||
スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。 それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。 このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし 悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。 もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。 | ||
Q&A見えて全然Q&Aじゃないメールいつもご覧くださりありがとうございます! 三井住友カードから同じ件名のメールが一晩で複数届いていました。
アカウントに異常が発生したとQ&A方式で書かれているこのメール。 もちろんこのメールは三井住友カードに成り済ますフィッシング詐欺メールです。 この件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。 送信者として記載されているメールアドレスのドメイン(@より後ろ)は”account1155.kanseroloji.com” では、送信者の素性が分かるメールヘッダーの『Receivedフィールド』から情報を探ってみます。
では、ドメイン”account1155.kanseroloji.com”を割当てているIPアドレスと比較してみましょう。 全然違いますよね、この結果からこの送信者が使ったとされる”account1155.kanseroloji.com”を使ったメールアドレスは偽装であることが断定できます。 この末尾にあるIPアドレスからメールの発信地を導き出してみると、『東京都杉並区和泉2丁目』付近であることが分かりました。 詐欺サイトは米国でシレっと放置されていたさて、本文に付けられた詐欺サイトへのリンクですがURLは以下の通りです。 先程と同様に『aWebAnalysis』さんで割当てているIPアドレスを取得してみます。 このドメインを割当てているIPアドレスからそのロケーション地域を調べると、米国ニューヨーク州『バッファロー』付近であることが分かりました。 このリンクを辿ってみると、詐欺サイトはどこからもブロックされることなく無防備で危険な状態で放置されていることが分かりました。 当然、ここにIDとパスワードを入力してログインボタンを押してしまうとその情報は詐欺犯に把握され不正ログインが可能となります。この先のページで会員情報の更新と称し更に個人情報やクレジットカードの情報を盗み取られた上で詐欺の被害に遭うことになります。 | ||
まとめ恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^; |