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『詐欺メール』『電子メール アカウントのアクティビティ: あなたのアカウントは制限されています』と、来た件

 


★フィッシング詐欺解体新書★


スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。
それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。
もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。

いつもご覧くださりありがとうございます!

またしてもメールアカウントの乗っ取り目的のメールが届きました。
このメール、差出人の情報が何もなく誰が送ってきたのかさっぱり分かりません。

件名:[spam] 電子メール アカウントのアクティビティ: あなたのアカウントは制限されています
送信者:”ストレージがいっぱい” <xxw@projecthengenharia.com.br>こんにちは admin@*******.***

あなたのメールボックスから送信された3つの電子メールは、サーバーエラーのためにあなたの受信者に配信に失敗しました。以下の電子メールを読んで、それをどうするかを決定してください。すべての電子メールは、アクションが取られていない場合、48時間後に削除されますのでご注意ください。

メールボックスの使用率:75%
メールボックスの空き容量を管理する
ここでメールを読む

相変わらず日本語に難のあるメールですね。

この件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている
ものは全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに『迷惑メール』フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。

送信者として記載されているメールアドレスのドメイン(@より後ろ)は”projecthengenharia.com.br
末尾が”.br”なのでブラジルの国別ドメインですね。
でもメールヘッダーの”Received”フィールドとこのドメインを割当てているIPアドレスを比較すると全く異なるのでこのメールアドレスはウソです!
そして”Received”フィールドのIPアドレスから導き出したおおよそのこのメールの発信地は、カナダの『トロント市庁舎』付近であることも分かりました。


詐欺サイトはヒューストンで稼働中

さて、本文に付けられた詐欺サイトへのリンクですがURLは以下の通りです。
h**ps://betzabemartinez.com/jp/auth.php
(直リンク防止のため一部の文字を変更してあります)
このドメインを割当てているIPアドレスからそのロケーション地域を調べると、米国の『ヒューストン』であることが分かりました。

リンク先を辿るとこのようなあたかもメールサーバーにログインするようなページが開きました。

この詐欺師は、メールアカウントを乗っ取ることが目的なのでメールアドレスとパスワードを入力すると恐らく『メールアドレスまたはパスワードが違います』とでてログインはできないはずです。
犯人は、乗っ取ったメールアドレスを使い詐欺メールの送信など悪事に利用するのでしょうね。


まとめ

恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの
フィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;

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