『詐欺メール』『【三井住友カード】「保有Vポイント」有効期限のお知らせ』と、来た件

迷惑メール
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★フィッシング詐欺解体新書★


スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。
それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。
もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。

有効期限が今日の今日ってどうよ

いつもご覧くださりありがとうございます!

今回は『三井住友カード』に成りすますフィッシング詐欺メールのご紹介です。

件名:[spam] 【三井住友カード】「保有Vポイント」有効期限のお知らせ
送信者:”三井住友カード” <sqsslva@eishou-house.co.jp>いつも三井住友カードをご利用いただき、ありがとうございます。
お客さまの保有Vポイントをお知らせいたします。

保有Vポイント

22276ポイント

有効期限 2025年11月11日

保有Vポイントの詳細はこちら

※ ANAカードで獲得した「ANAマイレージ移行可能ポイント」は、上記保有Vポイントおよび有効期限に含まれません。
詳細は「保有Vポイントの詳細はこちら」よりご確認ください。

Vポイントは三井住友カードの利用時に付与されるポイントで、このメールはそのVポイントの有効期限切れが近づいたことを通知するメールです。
貯まっている保有ポイントは22276ポイントって、私もよく貯めたものですね。😓
このメールを受取ったのが11月11日、で、その有効期限は今日の今日で11月11日…(笑)
って、いくら何でもんなわけないでしょ💦
どうもこういったフィッシング詐欺メールで書かれている期限は受信した当日が多いようです。


送信者は『さくらインターネット』ユーザー?!

この件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている
ものは全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに『迷惑メール』フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。

送信者として記載されているメールアドレスのドメイン(@より後ろ)は”eishou-house.co.jp
ここは送信者がいくらでもウソを書くことができる部分で絶対鵜呑みにしてはいけません。
因みに三井住友カードが送信するメールのドメインは以下のとおりです。
・vpass.ne.jp
・contact.vpass.ne.jp
・smbc-card.com
・smbcgroup-point.jp
このドメイン以外のメールアドレスで届いた『三井住友カード』からのメールは全て偽物と言うことになります。

因みにこの送信者として使われているドメイン”eishou-house.co.jp”は、大阪府堺市で不動産と建築業を営む有限会社エイショウハウスさんのもの。

メールヘッダーの”Received”フィールドがこちら。

Received: from eishou-house.co.jp (os3-300-39535.vs.sakura.ne.jp [49.212.182.39])

ここにも”eishou-house.co.jp”と書いてありますが、(  )内が正しいのでこの送信者の本当のドメインは”os3-300-39535.vs.sakura.ne.jp”が正解です。
sakura.ne.jp”は、大手ホスティングサービスのさくらインターネットさんの所有物なので恐らく送信者はこのさくらインターネットのユーザーだと分かりますよね!

この末尾に書かれているIPアドレスから導き出したおおよそのこのメールの発信地はさくらインターネットの本社がある『大阪府大阪市北区大深町』付近であることも分かりました。


詐欺サイトは多方面でブラックリスト入り

さて、本文に付けられた詐欺サイトへのリンクですがURLは以下の通りです。
h**ps://www.mada-seisakusy.jp/
(直リンク防止のため一部の文字を変更してあります)

これまた『三井住友カード』のドメインとは異なるものが利用されていますね。
このドメインを割当てているIPアドレスからそのロケーション地域を調べると、米国の『サンノゼ』であることが分かりました。

リンクを辿ると、まずはウイルスバスターにブロックされました。
解除して先に進むと今度はGoogleからブロックされました。
もう既に多方面で危険なサイトとしてブラックリスト登録されているようです。
ただ、Googleのブロックも解除して進んだ先は既に閉鎖されたようで接続できない状況になっていました。


まとめ

恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの
フィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;

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