『詐欺メール』NTTドコモから『【重要】dアカウントご利用確認』と、来た件

迷惑メール
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★フィッシング詐欺解体新書★


スマホやタブレットが普及し増々便利になる私たちが生活する世の中。
それに比例して増えてくるのが悪質な詐欺行為。
このブログエントリーは、フィッシング詐欺メールの注意喚起拡散を目的とし
悪意を持ったメールを発見次第できる限り迅速なご紹介を心掛けています。
もし気が付かずに詐欺サイトログインしてしまった場合は、まず落ち着いてできる限り早く
パスワードの変更やクレジットカードの利用停止を行ってください。

いつもご覧くださりありがとうございます!

このところ忙しくてなかなか更新ままならない日が続いていましたが、今日ぽっかりと時間ができたので溜まっていた詐欺メールをまとめて更新させていただいております。

さて、今回ご紹介するのはNTTドコモを騙っておきながら送信者のメールアカウント名に”paypay”が使われている不思議なメールです。

件名:[spam] 【重要】dアカウントご利用確認
送信者:paypay1@wkdwmik.cn
dアカウントをご利用のお客さま
利用いただき、ありがとうございます。
このたび、ご本人様のご利用かどうかを確認させていただきたいお取引がありましたので、誠に勝手ながら、dアカウントのご利用を一部制限させていただき、ご連絡させていただきました。
つきましては、以下へアクセスの上、dアカウントのご利用確認にご協力をお願い致します。
お客様にはご迷惑、ご心配をお掛けし、誠に申し訳ございません。
何卒ご理解いただきたくお願い申しあげます。
ご回答をいただけない場合、dアカウントのご利用制限が継続されることもございますので、予めご了承下さい▼ご利用確認はこちら
h**ps://id.smt.docomo.ne.jp/cgi7/id/men
===================================
▼(株)NTTドコモからラブサービス停止スケジュールのご案内はこちら
https://www.nttdocomo.co.jp/mydocomo/?icid
●ご案内している内容について、お持ちのdアカウントによっては一部
利用できない場合があります。
===================================
※こちらのメールは送信専用メールアドレスから配信されております。
こちらのメールに返信いただいても、返答できませんのでご了承ください。

【配信元】
※(株)NTTドコモから通信料無料で配信しています。
==================
■本メールに関するお問合せ先:ドコモインフォメーションセンター 電話番号:151(0120-800-000) 受付時間:9時-20時

書かれている内容と言えば、クレジットカード会社や銀行を騙る詐欺メールで使われているテンプレートの流用したような本文ですね。

この件名には”[spam]”とスタンプが付けられているので迷惑メールの類です。
このスタンプはスパムスタンプと呼ばれるサーバーからの注意喚起で、これが付いている
ものは全て迷惑メールと判断されたもの。
うちのサーバーの場合注意喚起だけですが、例えばGoogleのGmailサーバーの場合だと
否応なしに『迷惑メール』フォルダーに勝手に保存されるような仕組みもあります。

送信者として記載されているメールアドレスのドメイン(@より後ろ)は”wkdwmik.cn”で
この”.cn”は中国に与えられた国別ドメインです。
ここは送信者がいくらでもウソを書くことができる部分で絶対鵜呑みにしてはいけません。
因みにがNTTドコモが配信するメールのドメインは『@docomo.ne.jp』です。
故にこのドメイン以外のメールアドレスで届いた『NTTドコモ』のメールは全て偽物と言うことになります。

メールのヘッダー情報からこのドメインの持ち主について調べると、間違いなく送信者のもので
その氏名は当用漢字に無い漢字2文字が利用されたもので、その申請は中国の『阿里云計算有限公司』を介して行われていました。


偽装されたリンク先は?

さて、本文に付けられた詐欺サイトへのリンクですがURLは以下の通りです。
【h**ps://id.smt.docomo.ne.jp/cgi7/id/men】
(直リンク防止のため一部の文字を変更してあります)

ここには”docomo.ne.jp”とNTTドコモのドメインが利用されていますが、当然これはリンク偽装。
実際のリンク先のURLは今の通りです。
【h**ps://snijpyqjkdjs.top/】
このドメインを割当てているIPアドレスからそのロケーション地域を調べると、カナダの『トロント市庁舎』付近であることが分かりました。

リンク先を開いてみるとこのようなページが表示されました。

翻訳すると…

ウェブサイトは停止されました
申し訳ありませんが、このサイトは管理者によって停止されています,詳細については管理者にお問い合わせください。

と言う訳で、どうやらサーバー管理者、つまりホスティングサービス側から何らかの原因でサイトが停止させられたようです。
まあホスト側が危険なサイトだと気づいたのでしょうね。


まとめ

恐ろしいことに、今、こうしている間にも大量のフィッシング詐欺メールが発信されたくさんの
フィッシング詐欺サイトが作られ消滅していきます。
次から次に新種のメールが届くので常に意識して被害に遭わないようご注意ください。

いつものことながら、誤字・脱字・意味不明がありましたらお許しください(^-^;

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